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ブラジル紹介:マンジョカ

青酸性の毒があるため生では食べられないマンジョカ。
今回はアマゾンの島にカヌーで渡った時のマンジョカを紹介しましょう。
あまり馴染みは無いかも知れませんが・・・・・。

マンジョカを植えた後は手入れも不要で1年以上放置していると大きな芋になっている。
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掘ってきたマンジョカの皮を剥き、これを粉砕機に掛けたものを搾り液体と搾り粕に分けてそれぞれを加工する。
火に掛けて熱を加え毒性を飛ばしたものを食べることになる。

マンジョカ芋 
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粉砕機 ・・・大きな手車を回しながら、皮を剥いたタロイモを粉砕機の投入口へ入れる。
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粉砕した芋
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搾り ・・・粉砕したものをこの搾り袋の中に入れて、両端の穴に太い棒を入れてねじりながら搾る。
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残り少ない搾り汁の色も芋と同様黄色い。
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液体は火に掛けて炊いたものでツクピー料理を作る。
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このツクピー料理は、焼いた鶏肉とジャンブーと言う舌先や唇に痺れ感を感じさせる野菜を入れてツクピー液で煮込む。
それをお皿についだご飯にかけて食べるのだが、日本人の口にも合う美味い料理ですよ。

ブラジル紹介:マンジョカ_f0096068_1445720.jpg食べる時にこのピメンタ・デ・セーィロを一粒潰して辛さと香りを楽しみながら食べるとより美味しく食べることが出来る。








沈殿させた澱粉を焼いたタピオカをバター味で食べる。
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この大きなフライパンで芋の搾り粕を根気良く炒ったファリーニャ。
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この芋で作ったファリーニャは香ばしくて美味しく、彼等の準主食になっているようだよ。
我々が食べても美味いと感じるよ。

いずれも一旦火に掛けて毒性を飛ばしたものでないと食べることは出来ないが、このマンジョカ芋一つで、ツクピー料理・タピオカ・ファリーニャ と色んな食べ方を楽しむことが出来る。

マンジョカは熱帯地方の優れた食材です。 

by wagahai_tt | 2008-11-04 02:02 | ブラジル旅行(2008年) | Comments(14)
Commented by sumiko at 2008-11-04 12:54 x
こんにちは!
マンジョカ(タロイモ)は、木の様に茂るのですね
生は毒が有るのですか、粉砕して絞って手間隙かけて
大きなフライパン作る「タピオカ」や「ファリーニャ」は
食べてみたいものです(^^♪

ピラニアやワニもいる川での水浴には驚きますね(@_@)
Commented by wagahai_tt at 2008-11-04 19:24
sumikoさん、こんばんは・・・・・・・。
マンジョカは手間は掛かるが、その分食べたら美味いのですよ。
一度食べさせたいですね。
タピオカもバター味なので、初めてでも美味いですよ。

ピラニア・ワニのいる川での水浴は勇気が要りますね。
彼等は慣れたもので平気でしたよ、野生の特性を知っているのでしょうね。

Commented by k-sora3 at 2008-11-04 20:17
こんばんは。
タロイモは植えて1年以上手入れなしで
放置して収穫ですか。
日本では考えられない栽培です。


奇麗な黄色でおいしそうですが
火を通して毒をとばとは・・・初めてでは
大丈夫かな?と警戒したくなりますね。

Commented by pazz at 2008-11-04 20:35 x
写真を見ているとパット・ノ・ツクピーが食べたくなりました。
ジャンブーをたっぷり入れて・・・

アマゾンは自然も食も、そして人の心も豊ですね。
Commented by wagahai_tt at 2008-11-05 03:58
soraさん、おはよう・・・・・・。
タロイモは荒れた土地でも育ちますよ、その分多少時間がかかりますが手間要らずです。
毒があるので知らずに手を出すと危険ですが、毒を飛ばしたやつは美味いですよ。
タピオカもツクピーも一度食べるとはまるかも知れませんよ・・・。

Commented by wagahai_tt at 2008-11-05 04:15
pazzさん、おはよう・・・・・。
ツクピーは懐かしいでしょう・・・。
やはりジャンブーはたっぷりの方が美味いですね。
今回現地で食べて来ましたよ、友人の家庭の味で・・・・・。

アマゾンの大自然は広大なので、人の心も気持ちも豊かにしますね。
「大きいことは良いこと」なのでしょうね。

Commented by yukun2008 at 2008-11-05 21:10
マンジョッカは美味しくてよく料理に使いましたね、でもどちらかというとマンジョッキーニャのサツマイモか栗のような味が好きでよく炊き込みご飯に使いました。
ツクピーはマナウスで食べましたがスパイシーで香菜との組み合わせも良くて美味しかったです。
でも、サンパウロへ戻って日本人会の人達に話しましたが、ツクピーは誰も知りませんでしたね。 3000kmも離れていると食習慣が違いすぎて同じ国とは思えませんでしたからね。
Commented by 夢子 at 2008-11-05 23:22 x
先日はコメントをありがとうございました。
私はイモが大好きなんです!
ナンジョカも見かけは焼き芋のようで、ホクホクしてて美味しそう♪
一度食べてみたいものです。
Commented by wagahai_tt at 2008-11-06 06:31
yukunさん、おはよう・・・・・・。
マンジョカに良く似た芋で毒の無いマカシェィラと言う芋は蒸かしたり、揚げたりして食べてましたね。
SPにはツクピー料理は無いでしょうね、南伯と北伯はやはり別の国なのでしょうね・・・。
ツクピー液も作りたては美味しいが、時間が経てば酸味が強くなります。
ツクピーは日本人の口にも合うでしょう、ジャンブーの痺れも、ピメンタの辛味と香りもツクピーを引き立てますよ。

Commented by wagahai_tt at 2008-11-06 06:37
夢子さん、おはよう・・・・・・。
芋が好きなのですか、でもこの芋は青酸性の毒があり、生で食べるとヤバイですよ。
必ず熱を通して毒性を飛ばさないと食べることは出来ません。
ファリーニャに加工すると美味しいですよ。
一度食べさせたいですね・・・・。

Commented by よしずみ at 2012-04-01 09:24 x
マンジョカとタロイモは全く別物ですよ
Commented by wagahai_tt at 2012-04-01 11:45
よしずみさん、ありがとう。
別物のようですね。現地では混同して呼んでいたようです。
Commented at 2020-03-22 17:15 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by wagahai_tt at 2020-03-22 17:30
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