ブラジルの切手紹介-32テレブラス テレブラス10周年記念の切手です。 ブラジルの軍事政権は国益上の理由から通信事業を国営化する目標を立て、1972年に国営電話会社、テレブラス(Telebrás) を設立した。テレブラスはかつて、ブラジルで通信事業を独占していた国営会社である。 1998年7月、テレブラスは、"Baby Bras"とニックネームがつけられた12の企業に分割され、民営化された。1つが遠距離通信を受け持つエンブラテルであり、それ以外に3つの固定電話会社と8つの携帯電話事業会社に分割された。 テレブラスの民営化の始まりは、1990年代のフェルナンド・コロール・デ・メロ大統領時代にさかのぼる。コロールプランによるブラジル経済の建て直しを行う中で持ち上がったのが、テレブラスの分割、民営化であった。 1990年から1991年にかけてコロール大統領の経済担当大臣を務めたZélia Cardoso de Melloの指導の下、民営化の準備が実施された 。 実際の民営化が実施されたのは、彼女が就任して8年経過した1998年7月29日であった。すでに大統領はフェルナンド・エンリケ・カルドーゾになっていた。
by wagahai_tt
| 2012-08-15 04:49
| 切手
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