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ブラジル紹介:面白い出来事・印象に残る事柄etc.(107)

ブラジルで印象に残った話をまとめてみた。

174.    アマゾンフルーツ:コーコ

アマゾンでコーコと呼ばれるココナッツ (英語:coconut)は、樹高は大きいもので約30メートルにまで成長するヤシ科の単子葉植物、ココヤシの果実です。
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果実は繊維質の厚い殻に包まれ、その中に固い殻に包まれた大きな種子がある。種子の内部は大きな胚乳に占められ、周縁部の固形胚乳と中心部の液状胚乳に分かれています。
未熟果はこりこりした固形胚乳を生食するほか、液状胚乳をココナッツジュースとして飲用します。
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成熟果の胚乳を削りとって乾燥させたものはコプラと呼ばれるもので、洋菓子の材料とされるココナッツはコプラを細かくおろしたものです。
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生の成熟果の胚乳やコプラを水に浸して浸出液を揉み出したものはココナッツミルクと呼ばれ、白色で脂肪分を多く含み、熱帯各地で様々な料理の素材として使われます。
殻は加工して食器や工芸品、燃料として利用されます。

ココナッツジュース(Coconut water)は、若いココナッツの果実の中に含まれている透明な液体です。果実が成熟すると、ココナッツジュースは徐々にコプラになります。
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このコーコセッコ(成熟してジュースがコプラになっているもの)に穴を開けて、その中にカシャーサ(砂糖キビから作ったブラジルの焼酎)を入れて、蓋をして1週間ほど置いておくとコーコの味が染み出して、円やかで非常に美味しいカシャーサになる。度数(40度程)は強いが口当たりは女性でも飲めます。
   
生理食塩水が入手できない発展途上国では、ココナッツジュースが静脈点滴に用いられることもあるようです。

by wagahai_tt | 2011-01-16 06:16 | アマゾンフルーツ
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