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アグロフォレストリー

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アグロフォレストリー

Asfloraより7月度の活動報告を紹介します。

7月は南半球のブラジルでは、冬休みシーズンです。
でも赤道近くのベレン市では、乾季になって太陽がギラギラと照りつけるシーズンですから夏休みと言っています。学校が休みなので、Asflora(アマゾン森林友の協会)の環境教育プログラムもお休みです。
Asfloraでは、日本のNPO EFF(地球と未来の環境基金)と緑の募金(国土緑化推進機構)による零細農家へのアグロフォレストリー支援プロジェクトを、サンタバルバラ郡(ベレン市から50km)で実施中です。7月にそのプロジェクト地と開拓部落エスペジット・リベイロ入植地を、Asflora代表の佐藤が他のメンバーと共に訪ねた際の写真を紹介します。
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訪問した7月3日(土)には、「エスペジット・リベイロ入植環境農業者協会」の集会が部落の公民館(バラック建てだが)で開かれていました。 飛び入り参加した、我々訪問者を暖かく迎えて、みんなに紹介してくれました。中央で立っている人がミランダ会長です。その左の女性(黄色の服)は、石丸香苗さん。石丸さんは、京大研究員の博士で、今回2度目の訪問です。1ヶ月余の調査を行なっていて、部落の人たちとも親交を深め、みんなから好感されています。

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(左の写真)飛び入りで挨拶中の佐藤、右隣は「アマゾン群馬の森」のリーダー岡島さん、次いで同地管理人の平形さん、右端は東京農工大修士過程で、留学中の酒井君です。
このエスペット・リベイロ入植地で、昨年末に植樹した場所を見てきました。     
とても成長が良く、焼け跡が年末のクリスマス植樹祭で植えた木で塞がれてしまいました。

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左上の写真は半年前(昨年12月26日)の植樹時で、右上は同地を7月3日撮影したもの。
「水源の森つくり」イオン環境財団助成プロジェクトの一つです。
次は、入植者の畑の写真です。

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入植者の畑。パイナップル、椰子、果樹、樹木などを混植したアグロフォレストリー支援の畑の一部です。奥にはまだ森が残されていて、ここから2千メートル奥に「アマゾン群馬の森」があります。

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サンタバルバラ市副市長の案内で、国立パラ総合大学の文化人類学の教授(右端の女性)が、森林の衰退状況を調査に来ていたのに会いました。
7月3日撮影

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今年植えたアグロフォレストリー実施モデル地の一つです。すでにトウモロコシの収穫をしています。バナナ、パンの木、グラビオーラ(果樹)、アサイ椰子などが育ってきています。 
7月18日撮影

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今年2月にイオン環境財団の助成を得て植樹した「水源の森」です。道を挟んで、 EFFと緑の募金プロジェクトによる水源涵養林つくりの植樹も展開されています。
7月18日撮影

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7月3日の訪問者、左から加味根、佐藤、酒井、岡島、平形、ハイムンド(ミランダ入植者協会会長の義父)、紅一点の石丸さんがこの写真を撮ってくれました。本当は、紅一点を入れたかったのですが・・・

by wagahai_tt | 2010-08-29 05:25 | Asflora
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