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ブラジルの切手紹介-48


パラシュート部隊

1985年に発行された陸軍パラシュート部隊40周年の切手です。
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ブラジル・リオデジャネイロの「ファベーラ」と呼ばれるスラム街を拠点とする 犯罪組織と警察の衝突激化で、ブラジル政府は、陸軍パラシュート部隊を派遣し、“市街戦”を繰り広げ組織の壊滅作戦に乗り出した。

顔にペイントし、迷彩柄のTシャツ姿の兵士が自動小銃を手に次々とファベーラに到着し、空と陸の2方面から組織を抑え込む作戦を実行した。

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警察側は特殊部隊や装甲車、応援の軍兵士ら約2500人規模で掃討作戦を強行した。
一連の銃撃戦でメンバー45人が死亡し、200人近くを逮捕した。
制圧後のファベーラ捜索で、大麻40トン、コカイン200キロなどを押収したという。

スラム街「ファベーラ」を拠点とする麻薬組織は、もとからの麻薬カルテルではなく、1964~85年の独裁政権時代に反対勢力を沈黙させるために動いていた準軍組織の暗殺部隊を起源とする「民兵」 と呼ばれる新マフィア勢力だそうです。

「民兵」の由来は、1964~85年の独裁政権時代に反対勢力を沈黙させるために動いていた準軍組織の暗殺部隊にさかのぼる。その後は非番の消防隊員や警官、看守などが「民兵」を構成するようになり、ストリートキッズなどを取り締まってきたが、長年、麻薬カルテルよりは「悪質でない」とみなされていた。
しかしこの「民兵」が、最近になってリオで広く支配力を強め、新マフィア勢力に成長した。2006年には、西部の数か所のスラムに浸透してカルテルを追放し、頭角を現してきた。

発表された報告によると、リオのスラムでも規模の大きい上位250か所のうち100か所以上を「民兵」が支配している。一方、リオ最大の麻薬カルテルが現在支配下に置くスラムは、わずか55か所だ。

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by wagahai_tt | 2012-12-26 03:47 | 切手 | Comments(0)

エコ・クリスマス

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Asflora活動報告を紹介します

エコ・クリスマス
(2012 年12 月14 日)


ASFLORA(アマゾン森林友の協会)は、年末恒例のエコ・クリスマス祭を行いました。

12 月14 日(金)、ベレン市から50km離れたサンタ・バルバラ市ジェニパウーバ街道沿いで、題して「地下水源の森つくり」 植樹祭がメイン行事です。

今回の催しは、ミネラル・ウォーター会社(エストレィラ・ダウバ印)の敷地で、同社と隣人のエスペジット・リベイロ環境農業入植者協会及びAsflora が準備しました。 真珠のミキモト様(EFF/緑の募金助成プロジェクト)、イオン環境財団様の助成を得た水源の森づくりプロジェクトの一環です。

午前8 時半、エストレィラ・ダウバ工場の建屋に近辺の学校生徒たちがバスで次々にと到着、児童・生徒数400 人、保護者と近隣住民や来賓を入れると500 人が集まりました。バスの故障で来られなかった子達がまだ200 人居たそうです。きっと楽しみにしていたことでしょう。可愛そうでした。

植樹前、エスペジット部落婦人会によって、パントマイム、風船割り遊び、学校別の紹介などで景気づけ、盛り上がりました。

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↑子供二人を呼んで、パントマイム

今回植樹する所は、アスファルト道路に面していて、以前牧場(200ha)になっていた草地の一部です。ミネラルフォーター会社の社主ロベルト氏は、2 年前からアサイヤシを植え、再生してくる灌木は切らずに、植生の回復をしようとしています。

ここの地下には、地域の二つの川(タウア川、トラカテゥア川)の水源となる地下水脈があって、とても良質な水を汲み上げることができています。でも、地上は痩せた砂地で、手入れをしているのに、植えたアサイヤシはなかなか育ちません。

地域の人たちを集めて、「地下水源の森つくり」をしようという提案を8 ヵ月前にしたところ、ロベルト氏と隣人のエスペジット入植地の人たちから賛意を得ました。

Asflora 代表の佐藤から、ここでの森づくりの意義の説明をし、植樹祭の開始です。

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左上、佐藤が師匠の宮脇先生に習って、子供たちに苗の名を言わせています。
右上、在ベレン大岩領事が流暢なポルトガル語で、子供たちに楽しいスピーチしてくれました。

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↑Asflora 森の劇から3 役が登場、子供たちに植え方の説明をします。

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花火を合図に植樹地へ移動(写真左上)。この日はまだとても乾燥していたので、苗木は24 樹種1,200 本だけを植えました。雨模様を見ながら、全部で9 千本の苗を植えることしています。

f0096068_334434.jpg←車椅子でお父さんと参加してくれた子は、手にしているイペーの木を植えました。
お父さんに抱えて貰い、私がサポート。手足が不自由ですが、後ろ向きになって、手を動かして土をかけました。
蟻の巣を踏んでしまい、3 人ともひどく噛まれました。
恥ずかしがり屋さんで、笑顔がとても可愛い子でした。

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f0096068_3392235.jpg←輪となって「Viva Natureza!=自然万歳」三唱しました。
今回は、参加者が大勢の割に、本数を抑えていますので、人の輪が植えた所を大きくはみ出しました。




植樹後、建屋に戻り、ランチタイム。
その後で、お待ちかねのクリスマスプレゼントが、子供たち全員と、子供の枠をはみ出ている青少年にも行き渡りました。
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今回のエコ・クリスマス、裏方で準備に励んでくれたAsflora のマルルッシ、アンデルソン、ミネラル・ウォーター会社アルイージオ支配人とロベルト社長、エスペジット・リベイロ入植地協会(ミランダ会長)、同婦人会(ジョエルマ会長)、進行係りをしたAsfloraエルトン(Aimex 種苗センター責任者)の労に感謝します。
今年も参加して下さった、「アマゾン群馬の森」平形支配人、瀬古商会の瀬古さん、在ベレン日本国総領事館、サンタ・バルバラ市役所、同市の公立学校、初参加のブラジル郵便局パラ州環境委員他、みなさんどうもありがとうございました。そして、Asflora 便りのご愛読とご支援を寄せて頂きました皆様、ありがとうございます。

皆様、良いお年をお迎えください。

2012 年12 月16 日
ASFLORA 代表 佐藤卓司
副会長 山中正二
他役員一同

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by wagahai_tt | 2012-12-19 03:50 | Asflora | Comments(0)

ブラジルの切手紹介‐47


本の日

1982年と1984年にブラジルで発行された本の日の切手です。

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1923年に、カタルーニャ地方の本屋が、4月23日が、小説『ドン・キホーテ』の作者セルバンテスの命日(1616年)であり、さらにシェイクスピアの伝説上の誕生日(1564年)であって、文学に非常に縁の深い日でもあることと結びつけて、プレゼント用に本を買うと赤いバラを添えて、本を贈るという風習を広めたのが始まりです。

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「世界 本の日」は、1995年11月、パリで開催されたユネスコ総会において、毎年4月23日を、「世界 本の日」とする宣言文が採択されたことによるもので、本の良さを再認識し、親近感を育むことを目的としています。また、この日は、従来「サン・ジョルディの日」としても親しまれており、愛と知性の文化運動として、日本でも23年にわたってPR活動が続けられています。

バルセロナを中心とするカタルーニャ地方では、大切な人に美と教養、愛と知性のシンボルとして、1本の薔薇と1冊の本を贈り、この日を祝います。男性は女性に花を、女性は男性に本を贈るのが一般 的で、家族や友達の間でもプレゼントが交わされます。

さて、 この「サン・ジョルディの日」は、カタルーニャの人々のアイデンティティと実に深いかかわりがありま
す。それは、サン・ジョルディがカタルーニャ地方の守護聖人であるということ、そして、獰猛なドラゴンを相手に勇敢に闘い勝利を収めた騎士サン・ジョルディの姿が、カタルーニャの自治や言語を禁止した独裁政治と闘う精神と重なったことによると言われています。

4月23日は現在では国連の国際デー「世界図書・著作権デー」に指定されています。
4月23日が偉大な文学者、ミゲル・セルバンテスやウィリアム・シェイクスピアの命日にあたるからで、彼らに敬意を表して4月23日が「世界本の日」に選ばれたそうです。

皆さんもこの機会に、本や薔薇の花を改めて手にとってみてはいかがでしょう?

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by wagahai_tt | 2012-12-12 06:12 | 切手 | Comments(0)

農業研修会

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Asflora活動報告を紹介します

農業研修会
(2012年11月20日、21日)

Asflora(アマゾン森林友の協会)と東京農工大(JICA草の根プロジェクト・アグロフォレストリー普及計画)では、サンタバルバラ市、エスペジット・リベイロ入植地(ベレン市から約50㎞の開拓部落)と、イガラッペアスー市サンルイス区サンベント部落(ベレン市から約140㎞)で、2012 年11月20日、21日に、農業研修会を開きました。 この研修会は、Dia do Campo(畑の日)と呼び、トメアスー農協(以下CAMTA)が協力してくれています。 講師にはCAMTAのベテラン技師、ジナルドです。 11月20日は、エスペジット・リベイロ入植地の農民15名が参加、翌21日は、サンベント部落で農民8名が参加しました。
 以下、箇条書きで講習会の模様をお伝えします。

サンタバルバラ郡エスペジット・リベイロ入植地圃場講習会 (11月20日)

1.トメアスーよりCAMTAのジナルド技師を招き、サンタバルバラ郡エスペジット・リベイロ入植地TUAT圃場及び入植者の耕地にて、技術指導会を同日9時30分~12時半に行った。 

2.入植地協会ATRAER(Associação de Trabalhadores Rurais Agroecolico Expedito Ribeiro)農民12名(内10名が女性)、アンデルソン、佐藤が参加した。

3.始めに、Dinaldoから、アグロフォレストリーが持続的な生産を上げ、土地を有効利用していくことを、先月ボリビアで行ってきたSAFTAの指導と現地での成果例を話しながら、全員の興味を引き立てるように話を行った。次いで、農民からパパイヤ、マラクジャ(パッションフルーツ)、アサイなどの肥培管理、病害虫防除について質問に答えていった。ジナルドは、マラクジャの新品種(EMBRAPA‐Ouro-vremelho)と緑肥となりマンガーバ(Bomus属)を引き付けるクロタラリア(Crotalaria pumila)の種子を持参してくれた。このマラクジャ新品種は、病害に強く、人工授粉(注)を要しないとされる。
(注:マラクジャの人工授粉は、昼下がりの最も暑い日中に行わなければならない、ミツバチ、アベーリャ・カショーロなどは授粉できず、花粉を持ち去るのでマラクジャには害虫)

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↑右が講師のジナルド            ↑マラクジャの新品種Ouro-vermelho

4.農工大展示圃場で、カカオ、アセロラ、クプアスの剪定実習を行う。
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5.この後、入植者の耕地に移動。 ここでは小規模ながらのタンバチンガ(注)の養殖を始めている。マラクジャを植えた現場で指導を行った。耕主のトンは、マラクジャを初めて植えたということで、針金にどう蔦を巻くかの基本からの指導を授かり、とても喜んでいた。(注:YouTube http://www.youtube.com/watch?v=qEhirfwWPFY に大物を釣っている映像あり)
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ついでに、アサイの先端が枯れるものがあるということで、実物を見て調べて貰う。弱ったものを切ってみると、微量要素不足と見られるので、ホウ素肥料の補給をしてみるようにと助言を得た。
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↑設置中のコミュニティ苗畑にて、講習会参加者たち

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アグロフォレストリー展示圃場にて


イガラッペアスー郡サンベント部落 講習会(11月21日)

1.11月21日午前8時、佐藤、ジナルド、アンデルソンは、イガラッペアスー市街地より16kmのサンルイス区サンベント部落に到着。まず、同地に設置する展示圃場予定地を視察する。11月13日に地元日系人の油やし会社PALMASA社の協力で、トラックターを出して貰い、一日で地拵えを終えている。本当は、手作業で農民自らが地拵えを行う方が良いのだが、農民8家族の小さな部落であり、病気になった家を助けて、畑を開く作業などに追われているので、PALMASA社に助けて貰った。 砂質土壌で、繰り返し焼畑耕作が行われている痩せた土地である。 パラ州で古くから焼畑が行われてきた、ブラガンチーナ地域の典型的な耕地である。
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2.サンブラスの人たちは、6家族が耕地に住み、2家族が2~3㎞離れたサンルイス村に住んでいる。8家族とも全て親類で、親の代から農業を続けているが、ゆとりができず子供たちが離農し、このままでは、いずれ土地を手放し、アブラヤシ園、牧場になってしまうことだろう。熱帯で、零細農業者でも持続可能な営農ができるアグロフォレストリーのモデル農場をたちあげようと、本プロジェクトは目指している。

3.イガラッペアスー市シャーレス農務部長も、オートバイで講習会に駆けつけてくれる。部落からの参加者は、男性のみで9名。 準備に入った展示圃場つくりがアグロフォレストリーを手掛けて学ぶ場となることなどを話し合う。 今年この部落からも4名が視察した、トメアスー第4区と呼ぶ部落のように、見学者があちこちから訪れるようになるだろうとジナルドから言われ、みんな元気づけられる。
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4.次いで、部落のリーダー、アンテノールの畑で、カカオ、アセロラ、クプアス、アバカテ(パイナップル)の仕立て方と剪定の講習を行う。
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↑中央が、サンブラス部落のリーダー、アンテノール。帰り際、耕地で採れたてのアバカテ(パイナップル)、レモンなどを頂いた。

東京農工大学JICA草の根プロジェクト 現地調整員
Asflroa(アマゾン森林友の協会) 代表
  佐藤卓司


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by wagahai_tt | 2012-12-05 02:54 | Asflora | Comments(0)