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ブラジルの切手紹介-34


アパラドス山脈

国立公園アパラドス山脈の切手です。

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f0096068_3302921.jpg 27の州を持つブラジルで、南部の最南端に位置するリオ・グランデ・ド・スル州にあるアパラドス山脈の峡谷(キャニオン)は、谷底から約800mもある巨大なもので、崖の上から見下ろす風景は荘厳さえ感じ、思わず 「ほーっ」 と声が漏れてしまう程です。



非常に霧がかかりやすく現地の人間でも、晴れ渡った峡谷を見下ろすのは難しいといわれています。

この美しく大切な大自然を保護するためにアパラドス・ダ・セーラ国立公園とセーラ・ジェラル国立公園の2つの国立公園が創設されました。

f0096068_3333517.jpg とりわけイタインベジーニョ峡谷やフォルタレーザ峡谷など約800mの深さのある峡谷は、無数の滝や森林・原生林に覆われ、周囲の山々の尾根の頂きを見渡すことができる絶景です。

この地域を流れる無数の川のほとんどは煙霧となりこの峡谷に落ちていきます。水の量が多くないために谷底に落ちる前に霧となってしまうようです。

この国立公園で峡谷を見るコースは2つあり、ひとつは45分コース、往復3キロ、峡谷の45%が見える。もうひとつは2時間コース 、往復6キロ、70%のキャニオンを見渡せる。途中でパラナ松林の中の林道を歩かなければならないが、この林道は平坦な道なので、ご老人や子供達でも楽に峡谷にまで行くことができます。

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by wagahai_tt | 2012-08-29 03:42 | 切手 | Comments(0)

ブラジルの切手紹介-33


シデルブラス

シデルブラス10周年記念の切手です。
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鉄鉱資源の豊富なブラジルは、以前から政府主導で鉄鋼生産拡大のための政策が採られてきた。

1973 年にシデルブラスが設立され、1983 年には、日本、イタリア、ブラジルの3カ国により鉄鋼半製品(スラブ)に特化したシデルブラスが操業を開始した。

90 年代に入り、シデルブラス系の鉄鋼会社が次々に民営化されたが、民営化をきっかけに同業界は生産設備を一新し、生産性は大幅に向上した。

このことはブラジル産鉄鋼の国際競争力を向上させることとなった。

鉄鋼工場は鉄鉱石の産地に近いミナス・ジェラエス州や積み出し港に近いリオ・デ・ジャネイロ州、そして自動車産業など大口顧客が集中しているサンパウロ州に集っている。

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by wagahai_tt | 2012-08-22 04:33 | 切手 | Comments(0)

ブラジルの切手紹介-32


テレブラス

テレブラス10周年記念の切手です。
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ブラジルの軍事政権は国益上の理由から通信事業を国営化する目標を立て、1972年に国営電話会社テレブラス(Telebrás) を設立した。テレブラスはかつて、ブラジルで通信事業を独占していた国営会社である。
1998年7月、テレブラスは、"Baby Bras"とニックネームがつけられた12の企業に分割され、民営化された。1つが遠距離通信を受け持つエンブラテルであり、それ以外に3つの固定電話会社と8つの携帯電話事業会社に分割された。

f0096068_442024.jpgテレブラスの民営化の始まりは、1990年代のフェルナンド・コロール・デ・メロ大統領時代にさかのぼる。コロールプランによるブラジル経済の建て直しを行う中で持ち上がったのが、テレブラスの分割、民営化であった。









f0096068_4475753.jpg1990年から1991年にかけてコロール大統領の経済担当大臣を務めたZélia Cardoso de Melloの指導の下、民営化の準備が実施された 。

実際の民営化が実施されたのは、彼女が就任して8年経過した1998年7月29日であった。すでに大統領はフェルナンド・エンリケ・カルドーゾになっていた。

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by wagahai_tt | 2012-08-15 04:49 | 切手 | Comments(0)

2012年7月11日

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2012年7月度Asflora活動報告第2弾

「イガラッペ・アスー農民、支援機関関係者とのトメアスー研修」

7 月11 日

1.8:00~11:10 小長野農場
小長野農場で、EMBRAPA からの訪問者(Osvaldo Kato、Milton Kanashiro、ペルーの農牧試験公社から研修員4 名)と合流し、同日午後の高松農場見学まで一緒でした。
小長野氏からは、いつも通り、小農に分かり易く、熱のこもったアグロフォーレストリィについて説明してくれました。 トメアスー市農務部長とCAMTA 理事の小長野氏は、外出が多く、農場経営をいかに妻に助けられているかを話していました。みなさん、頷くことしきりでした。

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↑小長野邸での講習会           ↑カカオの発酵槽

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左上) カカオとピメンタの天干場、カカオマメは、年間100 トンを出荷。青果から8%(重量)が、乾燥ビーンズ。
右上) カカオ園内での説明。 潅水施設なしでも、アグロフォーレストリィでは土壌水分と養分が改善されるので、200 ヘクタールの圃場がアサイを含め、問題なく生産していることを聞きました。 潅水ができる人は、次の段階に取り入れるオプションとして考えればよく、灌漑施設が必要になるということではないとの説明でした。
CEPLAC(カカオ研究機関)の調査員によると、ここのカカオの実が虫害で、5 割は減収となっているそうです。
小長野氏、安全で効果的な除虫方法を見つければ、更に収益向上となると意欲を燃やしています。

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↑小長野邸の前で、EMBRAPA チームと一緒に記念撮影。他、カメラマン3 人。

2.11:20~12:55 クワルタ・レジオン
次の見学地、クワルタ・レジオン(部落)への途中、一旦下車して、1971 年に植えられたトメアスーのアグロフォーレストリィのシンボル、現高木農場を見学しました。 この耕地に同行した上杉氏さんは、イガラッペ・アスー市のサンドラ市長のお父さんです。 上杉さんの奥さんのご親族の近藤氏が、ここにカカオとカスターニャ・ド・パラを植え付けたそうです。今は大木になっているこのカスターニャの木は、種子で植えつけていったそうです。 近藤氏は、自転車で遠路を通い、この耕地の手入れをしていた働き者でしたが、若く(33 歳)して亡くなっています。
上杉氏は、トメアスー在住時には、この耕地を引きついで管理していたそうです。40 余年前に思いを馳せたようで、感慨深い様子でした。

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↑イガラッペ・アスーの農民もじっと見入っていました。

クワルタ・レジオンのコミュニティ本部では、昼食時にも関わらず、同地農民協会の幹部3 人とカスタニャール農学校からの実習生4 名が待っていてくれました。

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↑ 実習生の紹介があり、各自から研修の感想が聞けた。 ↑同地協会メンバーが共同作業で運営する苗畑

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↑共同圃場(50mx50m)の胡椒、2 年にして素晴らしい生育。↑Dr ミルトン金城(EMBRAPA)とジョゼ・マリア

クワルタ・レジオンの訪問は、時間が無く、コミュニティ本部のみの訪問でした。 同地農民協会幹部3 人の話を聞き、共同運営するアグロフォーレストリィ圃場と苗畑を見ただけでしたが、イガラッペ・アスー、サンブラス部落から来た4 名の農民は、これまでで最も手ごたえを得られた様子でした。 小長野氏の一番弟子となっているジョゼ・マリアとサンブラスの農民アンテーロを引き合わせると、大いに話しが弾んでしまい、車(バン)の発車が遅れてしまった程です。

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↑少し遅く、昼食(13:30~14:10)

3.14:20~16:00 高松農場
トメアスーには、NATURA 社(大手化粧品製造販売会社)とEMBRAPA、CAMTA がFNO(北伯開発基
金)の助成を得て、行っている油椰子のアグロフォーレストリィ方式の試験栽培地が3 箇所(各6 ヘクタール)あります。 そのうち、トメアスー十字路に最も近い高松農場のその油やし試験地を見に行きました。

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左上) Dr.オズワルド・加藤(EMBRAPA)よりの説明
右上) アマパでの草の根プロジェクト(自然養豚)のため出発間際だったが、耕主の高松氏が挨拶された。

油椰子の栽培では、肥培管理が重要で、施肥には化学肥料が多用されます。 収穫量を上げ、管理の効率化のためには、モノカルチャー(単一栽培)で油椰子園をつくります。 その常識に反し、家族農業者にも、油椰子の栽培を取り入れる可能がないものかを調査するため、この試験栽培地(3 箇所、計18 ヘクタール)が4 年前に開設され、興味深い調査が継続されていました。
今回の研修会には、油椰子を栽培する上杉氏、搾油とプランテーションを行うPALMASA 社のダビ・工藤氏が参加していて、この4 年を経た油やし試験地を興味深そうに見ていました。 化学肥料を施肥せずに、緑肥のみで良く育て、十分な実をつけている油椰子を見て、少し驚いていた様子でした。

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試験地では、地拵えを機械化した所と、人力のみの所の収穫量の違いを見る区画、緑肥となるインガの木その他の列を挟んだところ、カカオ、クプアスー、アサイ椰子などを混植した所など、数区画に分かれています。 油ヤシの実の収穫が始まったばかりで、まだ収穫量の違いを判断できるような数値がはっきりしてはいません。でも、ここでもオオバダ農場で聞いたように、人力地拵え地の方が若干、収穫が良さそうな傾向が見えると聞きました。
緑肥とするマメ科の樹インガやグリチシーダ、バナナやキク科の灌木などを混植して、定期的に刈り取って漉き込むことで、地力をつけることが見て取れます。 アグロフォーレストリィの手法は、油椰子の栽培でも応用できるかもしれません。

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高松農場では、自然養豚を始めています。 養豚場は匂わず、ハエも発生していないことも見せてくれました。
高松農場の倉庫で、高松夫人と息子さんのお嫁さん(日本で結婚してきたルーマニアの方)から採りたてのアセローラジュースを振舞って頂きました。
この場で、イガラッペ・アスー市シャーレス農務部長が見学者を代表して、CAMTA、訪問先、EMBRAPA、EMATER、農工大/Asflora への感謝の挨拶があり、研修会を無事に閉会しました。
参加者の皆様、この草の根プロジェクトを推進するJICA さん、ありがとうございました。

以上
佐藤卓司
Asflora(アマゾン森林友の協会) 代表
東京農工大客員教授・JICA 草の根プロジェク

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by wagahai_tt | 2012-08-08 03:58 | Asflora | Comments(0)

2012年7 月10 日

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2012年7月度Asflora活動報告

2012 年7 月10日、11日

「イガラッペ・アスー農民、支援機関関係者とのトメアスー研修」

Asflora(アマゾン森林友の協会)は、東京農工大学JICA 草の根プロジェクト「遷移型アグロフォーレストリィ普及・認証計画」と提携し、サンタ・バルバラ市エスペジット・リベイロ入植地(ベレン市より55 ㎞)にてアグロフォーレストリィの普及活動を行っています。
この草の根プロジェクトでは、イガラッペ・アスー市(ベレン市から120 ㎞)でも、零細農民へのトメアスー方式アグロフォーレストリィの普及を行う準備として、イガラッペ・アスー関係者を招いて、農工大、CAMTA(トメアスー農協組合)、イガラッペ・アスー市役所、Asflora 共催で、トメアスー研修会を7 月10 日(火)、11 日(水)に行いました。
参加者は、計18 名。家族農業者6 名、中規模農業生産者3 名(農業シンジケート委員長含む)、イガラッペ・アスー市農務部長、PALMASA(油椰子会社)、EMBRAPA 各一名、EMATER 3 名、農工大/Asflora 3 名です。エスペジット・リベイロ入植地協会の代表も家族農業者として招きました。以下、日時を追って研修内容をご紹介します。

7 月10 日

1.13:50~14:05 トメアスー農協本部
CAMTA 側、小長野理事、ファビオCAMTA 農協技師より挨拶、講習への説明を受けました。
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上写真) 手前、小長野CAMTA 理事、左から2 人目(灰色帽子)がシャーレス・カヘィラ(イガラッペ・アスー農務部長)

2.14:20~15:30 オッパタ農場
オッパダさんは、トメアスー出身の二世です。大学では経営学を学び、サンパウロ市で商売をしていたのですが、8 年前から、トメアスーに戻り、お父さんの農地を引き継いで農業に転身しています。CAMTA(トメアスー農協)の技術指導を全面的に取り入れ、自己資本と銀行融資で、アグロフォーレストリィによる作付を急速に進めています。オッパタ氏の農地面積は、200 ヘクタールで、灌漑施設を30 ヘクタールに敷設しています。

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短期作物、マラクジャ、胡椒、アサイ、カカオ、クプアスー、柑橘の栽培を行って、効率化と規模拡大による収益確保を目指しています。 最初に植えた土地(右上写真)は、地拵えにブルドーザーを入れ、トラックターによる耕転作業を行ったそうです。しかし、重機を入れ、機械耕起をした土地は、土壌が固まり易く、排水が悪くなり、カカオや椰子の生長が重機を入れなかった土地に劣るそうです。 アサイとカカオの混植の仕方について、当初モザイク状に混ぜていたが、列毎に植えた方が、作業効率と養分の競合を抑えるために良いそうです。果樹のような永年作物は、植え付け間隔には、長年の経験が必要です。特にアグロフォーレストリィでの混植となると、その組み合わせ方は相当な数になります。トメアスーの各農家は、それぞれ長い年月での実験を重ねています。規模の大小に関わらず、これからアグロフォーレストリィに取り組もうとする者には、トメアスーの農家を見学することで大きな収穫が得られます。トメアスー農業者の方たちが、これらの貴重な経験を惜しみなく親切に教え下さるのは、本当にありがたいことです。 余談ですが、私は工場に勤務していました。工業では、積み重ねた技術のある工場内を同業者には見せたがりません。農林業では、オープンで、共に切磋琢磨、協力して生産技術を向上させるようにしているのが好きです。
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オッパタ氏は、8 年を経て、やっと収支が均衡するところに来たそうです。 資本を投下して、土壌分析に基づいた施肥、CAMTA 農事部の技術指導を常時受けても、利益を出せるまでに時間がかかるのが農業なのでしょう。作業場建物には、従業員十数名の作業配置が黒板に書かれ、ホワイトボードには、従業員教育に使われたと思う、テーマ(農場の主生産物、方法、留意点、意義、従業員の役割)が記されていました。(上写真)

3.15:50~17:00 CAMTA ジュース工場
土曜日の午後で、ジュース絞りの行程は停止していました。
工場のジョゼ・小野主任から、パンフレットを配布を貰い、工場の案内を受け、説明を聞けました。 組合員以外の周辺農家にも、この工場は販売先として役立っています。ムルシー、ゴヤバなどは、距離的にはイガラッペ・アスーより遠方の郡から買い入れていますが、量がまとまるなら、冷凍コンテナを利用し、集荷、輸送を可能という説明もありました。 昨年末から今年は、クプアスーが大量に収穫されて、トメアスー以外の生産者は販売に困りました。CAMTA も、通常以上の買い付けをして、冷凍在庫が増えることになってしまったそうです。 今後、他州で消費拡大のための拡販施策を、更に進めてゆきたいとしていました。
トメアスーでの多品種生産を可能にしているのは、組合にこの工場があってのことです。生産者が力を合わせることの成果を実感させられました。

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コンテナ出荷中のドラム缶は、日本向けのゴヤバ、アサイの果汁(Poupa)↑

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by wagahai_tt | 2012-08-01 05:04 | Asflora | Comments(0)