<   2009年 07月 ( 8 )   > この月の画像一覧

ブラジル紹介:面白い出来事・印象に残る事柄etc.(28)


ブラジル赴任当時の印象に残った話をまとめてみた。

73.  イタイプー水力発電所は、イグアスの滝と同じパラナ川にダムを作り、1975年着工し、1984年に運転開始した世界一の規模を誇る発電所で、ブラジルと隣国パラグアイとの共同プロゼクトだ。

f0096068_6134100.jpg現在18基の発電機を備えて、12,600メガワットをフル発電しているようです。
一基あたりの発電量は、70万リットル/秒の水を使い、700メガワットの発電で、約150万人の町の電力を賄っている。

この発電所では、ブラジルの25%の電力とパラグアイの95%以上の電力を供給している。

f0096068_6154398.jpgこのダムは、高さ185mで幅14kmの大きさで、ダム湖はまるで海の様に見える。








f0096068_6184468.jpg発電所からブラジル国内やパラグアイに送電する高圧線は、蜘蛛の巣のように張り巡らされている。







f0096068_6205066.jpgパラグアイ側にある放水路の放水は、イグアスの滝さながらで、迫力のある放水だが、最近は水が少なくなったためか、放水を見るチャンスが少なくなった。

こんなところにも温暖化の影響があるのか・・・・・。



一日の平均見学者が1,500人だそうです。


74.旅行でブラジル発祥の地であるバイヤ州サルバドール を訪問した。

350万市民の80%の人が黒人で、1888年に廃止になったアフリカからの奴隷制度の名残を残していた。

f0096068_6284159.jpg市内の一角には、 奴隷を売買していた市場が、今では市民の博物館になっている。





f0096068_634193.jpgこの街は、上町と下町に分かれており、 その間を4基の巨大なエレベーターが市民の足として活躍している。エレベーターの運賃が、一回20センターボ(当時のレートで5円程度)で乗れるのも市民の足を助けている。

f0096068_636863.jpg 歴史を感じるこの町には由緒ある教会や、大西洋に向けた砲台のある要塞が点在する。


f0096068_6413840.jpgブラジル発祥の地を感じさせてくれるこの場所は歴史の深みを感じる町並みだ。
街中には土産物屋が歩道にまで商品を並べているのもこの町の風情だ。

f0096068_6433139.jpg この街のレストランには可愛い案内嬢がいるのもいいものだよ。



f0096068_647387.jpg上町の住民は、このエレベーターを利用して、下町にある地下一階地上二階の大きなマーケット(Mercado Modelo)に買い物に行っている。






f0096068_6493112.jpg一方下町の住民は、上町の役所や史跡を訪ねるのに、やはりこのエレベーターを活用している。







以前は荷物を担ぎながら歩いて上り下りしていたようだ。

1500年に発見されたブラジルの歴史もこの場所から始まり、1763年リオ・デ・ジャネイロに総督府を遷すまで200年以上も中心地として繁栄した。

[PR]
by wagahai_tt | 2009-07-31 06:52 | 印象深い事柄 | Comments(0)

ブラジル紹介:面白い出来事・印象に残る事柄etc.(27)


ブラジル赴任当時の印象に残った話をまとめてみた。

71.   アナニ船舶有限会社を設立し、船の運航をしていた。
f0096068_6274016.jpg 国境を接しているアマゾン河では、外国資本による船舶会社設立の許可が出ないので、やむなく内国資本の会社を立ち上げた。
当時は、40隻余りの大小様々の船を所有し、アマゾン地域を航行していた。
    

奥地の植林地に行くには、先ず、ベレンからブレベスまでテコテコで一時間の旅、その後自社船でポルテルの植林地まで10時間掛けて行く事になる。

夜間の船旅は気持ちの良い旅で、 甲板にヘッジ(ハンモック)を吊って横になりながら、 気持ちの良い川風を受けて、エンジンの音を聞きながらいつの間にか熟睡している。
目が覚めると、ポルテル植林地に着いている。

夕方6時にブレベスを出航し、早朝4時ごろ現地に到着する。
従業員の船員達は交代しながらの夜間運航だ。
飲み水は事前に20リットル入りのミネラルウォーター数本を積み込み、食事は船のコジーニャ(台所)で船員が器用に作ったものを食べ、寝る前にカシャーサを飲んで熟睡する。

船は夜明け近くまで河の中ほどに停泊し、6時ごろまで寝ることになるが、 熱帯にも拘わらず、河の中ほどには蚊がいないのが不思議だ。
夜明け近くに船を接岸し、陸上の発電機のエンジンをかける。
発電機が回り始めると陸上に設置している電灯が一斉に点き、上陸することになる。

いかにも長閑な船旅だった。



72.   ブラジルは、1960年にリオ・デ・ジャネイロ州から内陸で乾燥地帯のブラジリアに首都を移した。

何も無い乾燥地帯に新しく首都を建設したので、自由な発想と設計で首都を建設し、 ブラジリアは飛行機型の都市を建設した。

大統領官邸を飛行機のコクピットに見立て、胴体の部分に各官庁を配置し、両翼に国会議員や役人の住宅を建設した。
官邸近くに国会議事堂を配備して、合理的な首都を建設した。

ただ、内陸の乾燥地帯なので、アマゾンの湿度の高い地域から、ブラジリアを訪問し、飛行機からタラップに一歩出た瞬間に、鼻がカパカパになった。
子供達の中には、鼻血を出す子もいたぐらい乾燥していた。

大統領官邸の向うに湖があり、 その湖の向うにゴルフ場がある。
休日を利用して、ブラジリアでゴルフをやったが、乾燥地帯のゴルフ場だけあって、 グリーンには2本のスプリンクラーが設置してあり、常時水を撒いていた。
パターの時は、プレィヤーの背中を、スプリンクラーの水が直撃する時もあり、キャディーが持参の雑巾で散水を止めていたのが印象的だった。

f0096068_6304331.jpg 1980年代後半は、首都の飛行場であってもまだタラップ式だった。



その後、空港も大きくなり、滑走路も増設して、タラップ式から可動式ボーディングブリッジに変更になり、乗り降りも楽になった。
今では、リオやサンパウロに次ぐ大きな空港になっている。
   
   
   


[PR]
by wagahai_tt | 2009-07-27 06:47 | 印象深い事柄 | Comments(0)

ブラジル紹介:面白い出来事・印象に残る事柄etc.(26)


ブラジル赴任当時の印象に残った話をまとめてみた。

68. 現地では「テコテコ」 と呼ばれるセスナ機は、 空のタクシー としても活躍している。
f0096068_717505.jpg 各地のメイン空港から地方へ行く場合には非常に便利が良い。車で行けば5時間かかる所を30分で行ける便利さがある。


我々もアマゾン河の中ノ島マラジョ島に行く時は、テコテコをチャーターしたものだ。
このマラジョ島はアマゾンの中ノ島だが、 九州より少し大きい面積なので、場所によっては2時間・3時間とかかるが、我々がよく行くブレベスは、島のこちら側なので1時間程度の飛行で行ける町だ。
ブレベスまで船で行けば一晩かかるが、テコテコだと約1時間で行ける。
行く時は大西洋からの風に乗り45分だが、帰りはアゲインストの風で1時間15分ほどかかる。

この島を飛び越えて、 対岸のマカパまでの川幅は約400kmで、旅客機での飛行は1時間だ。

テコテコをチャーターする時は、 先ずパイロットに落ちた経験があるかどうかを尋ねる。
経験の無いパイロットはチャーターリストから外す。
墜落も初めての時はパニックになるだろう、何度か経験があれば、比較的に冷静になれて、上手く不時着をするだろう。

一度ベレンからマラジョ島のポルト・ジ・モスまで、片道2時間の飛行をした。
チャーターした単発のテコテコのパイロット・ブラボーは、エンジン全開で離陸し、水平飛行に入ったらスロットルを戻すので、急にエンジン音が小さくなり、スピードも落ちる。
小型のテコテコは上空の雲の中に突っ込むと木葉のように揺れるので、雲の切れ目を上手く迂回するように飛行する。

現地の飛行場は、ただの広っぱで、上空から草むらを目掛けて着陸することになる。
右へ急旋回での着陸態勢なので、助手席に座っていると身体が真横になり、外に投げ出されるような感じになる。
テコテコでの着陸時は、ジェットコースターで空中を飛んでいるようなものだ。

f0096068_733475.jpg現地の田舎ではテコテコの燃料給油場が無いので、ポリタンクに燃料をいれて持って行き、 現地でパイロットが翼に乗り、帰りの給油することになる。



これも長閑な光景だ。
こんなテコテコも、単発より双発の方が、多少安心感がある。



70.   同僚がマラジョ島の奥地でマラリアにかかった。
マラリアの被病は、マラリア菌に適した治療が必要だ。

先ず、 どのマラリア菌にやられているかを専門機関で突き止めるのが先決で、その後その菌に適した薬で治療することになる。

薬を誤るといつまで経っても完治せず、持病に発展する場合がある。
それだけに初期の検査と治療が、重要な病気のようだ。
持病になると、日本に帰国した後でも、疲れると突然暴れだし、40度以上の熱にうなされることになる。

ベレンでも、突然ぐったりして、熱を測ると40度以上になっているので、病院に運ぶことになる。

熱帯でもこの熱では寒く感じて、何枚毛布を重ねてもまだ震えている状態だ。

マラリアは予防が出来ないので、誰でも被病する可能性がある。
森林の中で、流れも悪く水の澄んでいる川が危ないようだ。

[PR]
by wagahai_tt | 2009-07-23 07:39 | 印象深い事柄 | Comments(0)

ブラジル紹介:面白い出来事・印象に残る事柄etc.(25)


ブラジル赴任当時の印象に残った話をまとめてみた。

67.   日系二世で、日本人の顔をしているがさほど日本語が上手くない銀行の支店長が日本に出張した。

東京で山手線に乗るとき、彼は漢字が読めないので、切符を買うために近くにいた日本人に行き先を告げて切符の買い方を尋ねたとき、「何だ、こいつは俺を馬鹿にしているのか・・」と言う顔をされて、結局教えてもらえなかったようだ。
人に対する親切さは、一般的なブラジル人の親切さとは大きな差があるようだ。

その彼が、郵便局からブラジルに小包を郵送する為に、持っていたセカンドバックをカウンターに置き、混乱しながら手続きを終えて帰った。

一時間後、友人から預かった大金が入っているセカンドバックをカウンターの上に置き忘れたのに気付き、顔色を変えて、急いで郵便局に引き返したら、カウンターの上にセカンドバックそのまま置いてあった。

これには彼も感動して、日本人の正直さを褒め称えていた。
「ブラジルなら5分以内になくなっているのだが・・・」と。

今の日本もそうだろうか・・・?
こんな SR.Mogami を思い出した。
    

68.   アマゾンのディスコは、大ボリュームの音量の中で踊り続ける。
こんなディスコに、仲間達と会社帰りに寄って汗を流して帰った時もあった。
そんなディスコに、シャワーを浴びた後、よく飲みに行った。

ドアーを開けて入ると、マスターがいきなりマイクで「今xxxが入って来た」と私の名前を叫んでいた。

こんなディスコで飲んでいる時、断わりも無く我々の写真を撮って、知らない間に了解もなく、パンフレットの表紙に使われていたこともあった。
知人が空港で受取った、写真が載っているパンフレットを見せてくれて分ったことだが・・・・。
このパンフレットを、ベレン国際空港で配布していたのだよ。

こんなディスコに行っても、毎回踊るわけではない。
若い女性達の上手い踊りを見ながら一杯飲んでいる時の方が多かった。
中にはお腹の大きい、今にも生まれるのではないかと、心配するような女性も、汗だくで踊っていた。

そんな時はテーブルに座って、踊っている数人の女の子達をテーブルに呼んでゲームを始める。
ゲームで皆がワイワイ言い始めると、次々と女性達が集まってくる。
ゲームは、コップの縁を濡らして、ペーパーナプキンを貼り付け、端を切り取ったペーパーの上に一枚のコインを置き、タバコの火でペーパーに一人一回で順番に穴を開けながら、誰がコインをコップの中に落とすか、と言うゲームだ。

勿論、コインを落とした者が負けで、罰ゲームとして身に付けているものを一枚脱ぐことになる。
何を脱いでもいい、靴下でも何でも、兎に角一枚脱げばいい。

大抵、女の子が負ける、負けると一枚脱ぐことになるが、ここは熱帯、そんなに多く着ていないので、すぐにオッパイ丸出しの上半身裸になる。

どう言う訳か、他の女性達に「チーラ・チーラ・チーラ(脱げ)」と煽られると、彼女達は恥じらいも無く、一気に上半身裸になる。
その内、煽っていた女性たちも同じように、コインを落として裸になるのだが・・。

ただ、“どの女の子も若いだけあって、形の良いオッパイをしていたなぁ~。”

こんなゲームをやりながら、楽しく飲んでいたのを思い出したよ。

[PR]
by wagahai_tt | 2009-07-20 06:30 | 印象深い事柄 | Comments(2)

ブラジル紹介:面白い出来事・印象に残る事柄etc.(24)


ブラジル赴任当時の印象に残った話をまとめてみた。

65.  f0096068_736388.jpg広いパラナ川の中腹に、大きな穴が開いていて水煙が立ち昇っている
ところがある。
ここがイグアスの滝の始まりで、ここから幅4kmの世界遺産が始まっている。


イグアスの滝はブラジル・アルゼンチン・パタグアイの3国国境に位置していて、3国ともそれぞれの趣を持つが、滝の80%がアルゼンチン側にあるので、対岸のブラジル側からの景観が優れている。

f0096068_7402793.jpg早朝・昼間・夕方と、滝はその表情を変えるが、どの表情にも趣があって素晴らしい。
特に太陽が昇るとき、沈む時の滝の表情の変化が素晴らしい。


ブラジル側のイグアスの滝は17万haの国立公園内にあるので、入園するための手続きと入園料が必要である。

f0096068_7423262.jpg公園内に由緒あるホテル・カタラタス があり、このホテルからは、1.2kmの遊歩道を歩いて、周囲4kmの滝の見学に行けるので、このホテルへの投宿がお勧めである。




f0096068_7463147.jpg遊歩道を歩きながら梢の間から見える滝は、どの表情にも趣がある。
遊歩道の最後にブラジル側の雄大な滝 があり、この場所がブラジル側の最大の見学スポットになっている。




f0096068_7502899.jpgブラジル側から国境の橋を渡って隣国アルゼンチンに入国し、アルゼンチン側のイグアスの滝が見学できる。
入国手続きも簡単で、日帰りの場合はパスポートに入国時の検印も捺してくれない。




約80%を占めるアルゼンチン側のイグアスの滝は、滝壺以外にも上コースと下コースの見学コースがあり、歩いて行くので約5時間の見学となる。

f0096068_752289.jpg この滝の滝壺は、「悪魔の喉笛」と呼ばれ、滝の上から覗き込むと、吸い込まれるような感覚になる。





f0096068_755562.jpgこんな滝見学を、日本の友人・知人・来客などを案内しながら、7~8回ほど訪問した。
毎回違った趣があるので、その都度新たな発見がある。





懐かしい思い出の場所だ。


66.  サンパウロで単身赴任中に、子供たちの夏休みに家族で遊びに来た。  

荷物も多いので、入国通関時に税関検査なしに入国さしてくれるように知人に頼んだ。
知人が紹介してくれた税関員が、裏口から荷物を受取るターンテーブルまで私を案内してくれ、そこで家族の入国審査を待った。

荷物が出て来るとカートに乗せて税関に向うが、信号が赤なら荷物を全部開けて調べ、信号が青ならそのまま入国できる。

こんなシステムだが、当の税関員が指示してくれていたので、通過時に運良く信号が青になった(頼んだので当り前だが)。

頼んでいなくても運が良ければ青になるし、運が悪ければ赤になる。
ただ、赤になった場合は、荷物を全て開けるので、何の問題が無くても、出した荷物を詰め直すのが大変だ。
時には土産など荷物の内容によっては、賄賂を要求する税関員もいる。

そんな煩雑さを避けるために依頼したのだが、荷物の受け取り場所まで案内されるとは思ってもいなかった。

こんな思い出のあるサンパウロだ。
    

[PR]
by wagahai_tt | 2009-07-16 08:00 | 印象深い事柄 | Comments(4)

ブラジル紹介:面白い出来事・印象に残る事柄etc.(23)


ブラジル赴任当時の印象に残った話をまとめてみた。

62. 日本とブラジルの共同アルミ精錬事業を、 アマゾン河口の街ベレン近郊のバルカレーナで開始した。
1967年にアマゾンのトロンベッタ河流域でアルミの原料となるボーキサイトの鉱床が発見され、ブラジル政府が日本にその利用について協力要請をしてきた。
f0096068_6262487.jpgボーキサイトは価格も安く日本までの運賃負担力はない。アルミナにすれば価格は上がるが、 折角ならアルミ地金(インゴット)にして日本へ輸出しようということになり、 アルブラス社の建設となった。

そのためには電解用の電力が必要となる。
そこでアマゾン河口の町ベレン市から約300kmのトカンチス川上流にツクルイ発電所が建設され、 1984年に完成した。
発電出力は400万KWで、第2期の拡張工事が終わると出力は812万KWとなった。この発電所を流れる水の年間平均流量は約1万トン/秒であり、ダムによって生れた貯水池の面積は2,430平方キロで琵琶湖の約3.5倍にもなる。

f0096068_6245639.jpgアルブラス社は、1985年に操業を開始したアルミ精錬事業で、日本側は日本アマゾンアルミ社(三井アルミ他精錬会社・商社・民間31社と海外経済協力基金で設立)が49%出資、ブラジル側はCVRD社(Companhia Vale do Rio Doce) が51%出資で設立された。



アルブラス社を訪問して、規模の大きさに驚いたが、この会社が消費する電力量も140万人都市のベレン市が消費する電力量とほぼ同量であり、いかにアルミ精錬が電力を消費するかにも驚いた。

f0096068_6305975.jpg電極を取り付けて電気分解でアルミインゴットを生産する工場は、960基の精錬設備を備えている。
工場内は強烈な電磁波があるので時計やクレジットカードなどの持ち込は出来ない。




f0096068_6334116.jpg広大な工場敷地内に電極を製造する工場も併設しており、巨大な電極を生産しているが、この電極も一ヶ月しか持たない消耗品のようだ。






f0096068_6355099.jpg生産したアルミインゴットは専用の港から日本や各国に輸出されている。
このような大規模の会社訪問も現地ならではのことだ。







63.  アルノルテ社は、 f0096068_6432810.jpg茶色のボーキサイトにカセイソーダを加えて分解し、アルミの原材料になる純白のアルミナ を生産している。
このアルミナを電気分解してアルミを作っているのがアルブラス社だ。


f0096068_6444676.jpg 生産したアルミナは一旦巨大なタンクに貯蔵し、そこから出荷する。



f0096068_6512889.jpg輸出は港までパイプラインでアルミナを運搬して船積みを行う。





f0096068_653225.jpg積込みもパイプから直接船積みを行う。
この港からアルミインゴットの船積み出荷もする、ほぼアルブラス社関連の専用の港であり、数万トンの大型貨物船の停泊も出来る。



f0096068_6561343.jpgアルミナ精製過程でカセイソーダを使用するため、ボーキサイトの残土が有害産業廃棄物になる。
アルノルテ社の広大な工場敷地の一角に廃土の山を作り、流出を防いでいると同時に、環境を考えて植林も行っているようだ。



f0096068_659068.jpgこんなパイプライン工程だけの工場見学も参考になった。









64.  パラ州ではカオリン の採掘をしている。

カオリンは高級紙のコーティングや陶器の艶出しに使われる粘土状の鉱物で、パラ州とアマパ州の州境近くのジャリ地区やパラ州東部カピン川流域で採掘されている。

カピン地区では2社の採掘事業があり、1社はフランス系のイメリス・リオ・カピン・カオリン社(住友商事が資本参加)で、1997年操業開始して2001年には年60万トン体制を確立した。
地下に埋設した169kmのパイプラインで積出港のバルカレーナまで搬送する。
他方、リオ・ドーセ社の子会社パラー・グメントス社(三菱商事が20%資本参加)は、2001年には前年比15%増の36.3万トンを採掘し、95%を欧州諸国に輸出したようです。

高級紙を燃やすと白い灰のようなものが残るが、これがカオリンです。

カオリンは非常に肌理が細かく、小麦粉のような肌触りです。

こんな鉱物を実際に触って見る経験もできた。

[PR]
by wagahai_tt | 2009-07-11 07:04 | 印象深い事柄 | Comments(2)

ブラジル紹介:面白い出来事・印象に残る事柄etc.(22)


ブラジル赴任当時の印象に残った話をまとめてみた。

60.  熱帯アマゾン地域は、 半年毎の乾季と雨季の2シーズンだ。

8,000kmと広大なアマゾン河の水量は、 アンデス山脈の一滴の雪解け水から始まるが、 雨季の降雨量と乾季のスコールも一役かっているだろう。

乾季のスコールでも瞬間降雨量は凄まじいものがある。
f0096068_791684.jpg雲の下だけの雨なので、雨の向うには青空が見える。
しかも、 道路には境目が出来る。
殆ど毎日、午後にスコールが来るが、瞬く間に道路が小川になる。


場所によっては膝上の水深になる所もあるので、 車の路駐にも場所を選ばないと車の中が床上浸水になる。

車が水溜りに突っ込むと、エンストして走行不能になるが、そこはブラジルだ、スコールの雨にもかまわず、 ずぶ濡れで車を押してくれる。
押してもらった運転手も右手の親指を立て「オブリガード(ありがとう)」と言って終わりだ、 特に謝礼も何もない・・・。

f0096068_7165929.jpgただ、このスコールが、熱しられた地球を冷やしてくれて、 熱帯夜のない爽やかな夜 を与えてくれるのが、嬉しいではないか。




夕方4時ごろのスコールでは、 熱しられたアスファルトから1m程の湯気が立ち昇り、 運転中に未補修の道路の穴によく車輪を落としたものだ。

こんな光景を懐かしく思い出したよ。



61.  ブラジルのアパートの建設は、見るからに危なかしい。

f0096068_7233586.jpg コンクリートの枠を組み、その間にレンガを積み上げながら、10階・20階と建てて行く。


f0096068_7273865.jpg 建築中の建物は、どう見ても鉄筋は細く、本数も少ないように感じるのだが、ブラジルでは当り前のようだ。

これが、ブラジルでは全国的な建設方法なのか、それともアマゾン地方での建設方法なのかは知らない。

これでいて、そんなに事故が起きてはいないが、 一度建設が完了した16階建ての新築アパートが崩壊した事故が起きた。
新築アパートの引渡し前だったので、入居後の大惨事にはならなかったが、それでも内部を清掃していた作業員40名程が死亡 したという報道があった。

地震の無い国とは言え、ここの建築現場を見れば心配になるが、出来上がったアパートに入居してしまうと、 そんな心配も無くなり、広さに満足していたような気がする。

もし、大型地震でも起きれば、全ての建物が崩壊するのではないかと心配しながら過ごした、地震国日本人の思い出深いアパートだ。

[PR]
by wagahai_tt | 2009-07-07 07:39 | 印象深い事柄 | Comments(2)

ブラジル紹介:面白い出来事・印象に残る事柄etc.(21)


ブラジル赴任当時の印象に残った話をまとめてみた。

56.アマゾンの田舎へ入ると、 橋は木造の橋になる。

f0096068_77292.jpg写真の橋は、まだ街に近いところの橋だから立派なものだ。
更に田舎へ入ると、 片側3本・両方で6本の丸太が渡してあるだけの橋もあり、その上を、荷物を満載にしたトラックや乗用車が通過する。

トラックで渡る時は、我々は降りて車輪がうまく丸太の上に乗るか見てやることになる。
場所によっては片側2本の丸太の時もあるが、この時は怖い思いをする。
乗用車はタイヤが二本の丸太に嵌って傾くか、下手な運転すると川に転落する事になる。

写真のように平板を渡してあれば、トラックも乗用車も安心して通過できるのだが・・・。

写真のこの橋は、 雨季になると増水して橋が水没する。


57.パンタナールで大きなワニを釣った。

f0096068_7123332.jpg実際に釣った訳ではないが、ピラニア釣りの最中に、 釣ったピラニアを食べようと跳びついて来る。
野生のワニを、自然の川の中で、しかも近くで見ると迫力がある。


f0096068_7133455.jpgピラニアを釣りながらワニの観察だった。

カヌーの船底の一枚板の下は、怖いピラニアと怖いワニだ。






でもアマゾンで本当に怖いのは、 カンジルだよ。
ドジョウのようなナマズで、表面がヌルヌルしている肉食の魚で、動物の穴(肛門・女性性器・目・鼻・口など)など、あらゆる穴から侵入し、 内蔵を食い荒らしながら前に進む魚で、一番危険なようだよ。

f0096068_7194338.jpgこんな魚がアマゾンには住んでいるので、昔のインディオの女性は陶器や木製の貞操帯を着けて、洗濯のために川に入りカンジルを防いでいたようだ。

インディオの知恵が、今でも伝わっているのは素晴らしい。



アマゾンでも歴史の継承だね。


58.ベレンから首都ブラジリアに向う国道(BR-316)の傍らに、巨大なガソリンスタンドがある。

f0096068_7215046.jpgブラジルは日本の23倍の面積を持つ広大な国だ。
広大な国土の南北5,000kmを結ぶ運搬は、 大部分をトラック輸送に頼っている。




勿論、鉄道など走っていない。
トラックの運転手は殆どが一匹狼で、長距離を一人で運転している。
昼間走行する運転手もいれば、夜間走行する運転手もいる。
こんな運転手の休憩場所がガソリンスタンドだ。

国道沿いの一際大きなガソリンスタンドでは、トラックやカヘッタ(トレーラー)が30台ほど止められる広さで、給油スタンドが3箇所に分散して、運転手の宿泊場所・入浴場所・食堂・トイレなどを兼ね備えている。

一般的なガソリンスタンドは、トラックを5~6台を止めて休める場所がある位で、運転手はトラックの荷台片側の下にヘッジ(ハンモック)を吊って寝ている。
いわゆる、鍋・釜・ヤカン等の生活道具一式を携帯しているトラック野郎どもだ。
外敵(強盗など)から身を守る為に、このような場所で一晩共同生活をしている。

国道を走っていてパンクすると、路肩に止める羽目になり、それこそトラックも積荷もハイエナの餌食になりかねない。

彼らのトラックはその点の対策はしてある。
f0096068_7254721.jpg長距離走行の途中でパンクしても、 コンプレサーでタイヤに空気を入れながら、最寄りのガソリンスタンドまで走れるようにしている。



長距離用のトラックには、殆どこの装置を装備している。

[PR]
by wagahai_tt | 2009-07-03 07:31 | 印象深い事柄 | Comments(2)