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エコ・クリスマス 2011年12月10日

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Asfloraの活動報告を紹介します。

エコ・クリスマス 2011年12月10日

Asflora(アマゾン森林友の協会)では恒例になった、クリスマス行事を始めました。
12月10日(土)、Asfloraメンバー9名とアライアル・ド・パブラージェン(以下、アライアルと略)のグループ20名は、州環境局が提供してくれた小型バスに乗り、ベレンからバスで2時間半かけて、イガラッペ・アスー郡(市)サント・アントニオ・ド・プラッタ村に出向きました。
地元のジナイール母の会とパラ総合大学のマリレーレ先生が企画した、エコ・クリスマス行事への参加です。
午前10時に、村の広場にある公民館に到着しました。子供とその家族300人位が我々の到着を、首を長くして待っていました。早速、アライアルのグループが、太鼓、マンドリンなどの楽器を鳴らし始めました。時を置かず、子供たちはダンサ・ド・ボイ(牛踊り)を始めました。前にもこのアライアルのグループと踊っていた様子です。 
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踊りながら、村の中を歩き、Asfloraが寄付した苗木150本の植樹現場に向かいます。
植樹は、村を横切る河の近くの道路沿いに行いました。
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この村は、昔ハンセン氏病院があり、長い間外部と隔離された部落でした。 今も古いしっかりした建物が残っています。 
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私と同年64歳のマリア・ペレイラさんは、孫たちと一緒でした。彼女はもう8人も孫が居るそうです。聞いてみると、一家はアマゾン中流域のオリシミナに住んでいたそうです。しかし父親(6年前に亡くなる)がハンセン氏病であることが分かり、50年前にベレンの病院に来て、ここプラッタ村の隔離病院に送られ、一家もここへ移り住むことになったそうです。

f0096068_771497.jpg左写真)中央で孫と一緒に居るのがマリア・ペレイラさん。父親以外には、家族の誰もハンセン氏病にはかからなかったそうです。二人の子供がこの村に住み、孫は8人居ます。同い年の筆者(右)は、孫なし、羨ましいです。




植樹後、集会所に戻り、Asflora森の劇を披露しました。今回は、森の劇の中で、水源を汚さず、水源林を大切にすることを特に呼びかけました。
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森の劇後、スライドを用いた川を綺麗にするための環境教育がありました。参加者は、8日後(12月18日)に、クリスマスプレゼントを受け取れるチケットを貰いました。






私たちも、プラッタ村の子供たちから、笑顔のプレゼントをたくさん貰ってきました。
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Feliz Natal!!      
Asflora=Instituto Amigos da Floresta Amazônica (文)佐藤卓司

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by wagahai_tt | 2011-12-23 07:25 | Asflora | Comments(0)

パラーブラ・ダ・ビーダ校生徒の来訪

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http://www.asflora.org

8月度のAsflora活動報告を紹介します。

  パラーブラ・ダ・ビーダ校生徒の来訪           2011年8月12日 

Asflora-アマゾン森林友の協会-では、8月12日(金)午前中に、地元ベネビーデス市私立学校パラーブラ・ダ・ビーダ校の生徒、職員50名を招いて、恒例の環境教育プログラムを、Asflraが本拠地としているAimex種苗センターで行いました。 この日は、公害撲滅の記念日でした。参加した学校は、EFF(NPO地球と未来の環境基金)、緑の募金、三菱商事のご支援を受けた「学校の森つくり」プロジェクトのパートナーです。 この環境プログラムは、日本からのご支援に加え、AIMEX(パラ州輸出木材工業協会)、 SCHINCARIOL社からの応援を頂きました。
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Asflora理事のマルルッシは、とてもしっかり者。今回も講師となって、環境教育講座を取り仕切りました。教員も生徒と共に、Asflora環境十戒をしっかりと頭に入れ、生徒が、復習する手助けをしてくれました。 講義の次は、Aimex種苗センターで扱う林木種子が、販売される以前に、どう保存し、発芽力を調べる検査が行われているかを見学しました。
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種子の検査室(ラボラトリオ)を出てから、良い苗木をつくるためのプロセスを見学します。
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でも、子供たちの注意は、森の小道に入ることに引かれてしまいます。 そして、クルピーラ(森の守り)の登場となり、クルピーラの住む森へ案内されます。
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森に入ると、マァイ・ダ・ナトレーザ(自然の母)が、子供たちを出迎えます。彼女は、子供たちに、自然を守り、身の周りの環境を良くしていくことを、一人一人に求められていることを優しく話しかけます。

少し歩くと、大きな声でのやり取りが聞こえてきました。老木が樵と遣り合っているところでした。樵は、細い木を切ろうとしていたのです。クルピーラと自然の母が、子供たちと共に樵を制します。木を切るなら、森が持続してゆくように仕事(施業)することが、樵の利益にもなることを教えます。樵も最初はいきりたっていましたが、教えられたこと(Manejo Florsetal=森林の持続可能な施業)に納得します。そして、熟成した木(老木)は、子供たちの傍で、窓枠、机、扉などになって、長く大切に扱われる第2の人生を送れるよう、樵に伐採を託します。
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更に森を進むと、アララ(オウム)小母さんが待っていました。 クルミース(インジオの言葉で子供たち)に、彼女(鳥)たちが森つくりをしていること、自然界の動物相の中での役割などを語ってくれます。それで、人にパチンコや鉄砲で撃たれたり、鳥籠に入れられてしまうと、森の中での役割が果たせなくなるので、みんなに理解を求めました。
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アララ小母さんから別れると、今度は酔っ払いが小川の傍で寝ているのに出会います。周りはゴミだらけです。みんなでゴミ拾いをし、それからこの酔っ払いを改心させました。
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次は、みんなで落ちている木の種を拾って、大きな苗ポットに植えます。それが芽生えて、木の赤ちゃんと対面できました。小さな種から苗に育て、それを植えて大きな木にすることができることを、みんなが感じとりました。
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左下は、伝説のマチンタ小母さんに会ったところです。彼女は、自分の持つ薬草の素晴らしさを伝え、森の中は、世俗の悪い習慣の無い、自由があると話していました。  森の小道で最後に会ったのは、インジオの祈祷師でした。右下では、その祈祷師から、この森を歩いて学んだ自然の大切さを、周囲の人々に伝えてゆくようにと言いつかりました。
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                   ↑記念写真!
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                 森を出て、さぁ喉を潤そう!

ランチタイムです ↓
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パラーブラ・ダ・ビーダ校の生徒たちは、Asfloraと「学校の森つくり」(5年前と今年植樹)に取り組み、授業にも自然環境教育が取り入れられています。生徒たちは、自分の言葉で、環境問題についてしっかりした意見が言え、とても感心させられました。


                 Instituto Amigos da Floresta Amazônica-ASFLORA
                                 アマゾン森林友の協会.

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by wagahai_tt | 2011-09-05 05:29 | Asflora

ASFLORA便り- 2011年7月30日

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7月度Asfloraの活動報告を紹介します。

2011年7月30日 エスペジット・リベイロ
入植地近況


Asfora(アマゾン森林友の協会)は、EFF(NPO地球と未来の環境基金)、緑の募金、ミキモト社のご支援を得て3年前よりサンタ・バルバラ郡の開拓部落、エスペジット・リベイロ入植地でアグロフォーレスト(森林農業)の支援活動を行っています。また環境保全のために、前記団体の他に、イオン環境財団のご支援も得て、宮脇方式による森つくりを行っています。今回は、その入植地の近況をお伝えします。
 7月30日(土)に、同入植地農民協会の役員改選があり、現職のミランダ会長が再選され、更に2年間を務めることになりました。ミランダ会長、このインバゾン(侵入)由来のこの入植地で、土地権利の獲得、入植者の組織化と環境配慮型の農業導入に努めてきました。経済的なゆとりが全く無くても、熱心に全体のために自分の時間を犠牲に働いてきたことで、彼に好意を寄せない一部の人たちも、対立者を擁して再選に反対することはなく、すんなり再選されました。
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上の写真は、7月25日(月)に、ミランダ会長(白Tシャツ)がこの2年間の活動総括を行い、次期役員を招集しているところです。Asfloraとの提携が呼び水となって、この入植地が、各種支援を得られるようになっていると感謝されました。
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役員改選が終わると、みんなが協力してお膳立てした食事会、会議より盛り上がります。上左写真、子供の中に混じっているオジサンは、私のクラスメート、福井幹雄です。JICAシニアボランティアとしてパラグアイに赴任中、今回、初めて訪ねてきてくれました。

入植地内を少し紹介します。
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上のパノラマ写真は、Asfloraが今年支援した畑(アグロフォーレスト・システム)の一つです。アルフレッド(右下)の畑です。
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左上写真は、SEBRAE(起業支援機構)、市役所、EMATER(州農業指導公社)、ブラジル銀行支援による地鶏と蔬菜栽培を組んだ農地です。この開拓地には、他にも1か所導入されました。
右上がこの耕地の主、アルフレッド。手にしているのは野生種のパッション・フルーツです。彼は明るく剽軽者、入植者協会の副会長として、入植者53家族の良きまとめ役です。

この入植地は、森林地帯に6年前に土地を求めるグループが勝手に他人の土地に侵入してできた「インバゾン」の一つです。 Asfloraでは、隣接する貴重な自然林を保全している「アマゾン群馬の森(現在、アマゾン日伯友好の森)」への影響が及ばないことを願うと共に、入植者たちが、森を維持しながら、持続可能な営農ができるようなお手伝いをしたいと思っています。
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上の写真、2009年3月に植樹した場所です。それから2年4ヵ月、小さな森ができました。
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上の写真、2008年12月に植樹した「水源保全の森」です。2年7ヵ月が経過。左下方の明るみが、部落の憩いの水場、堰き止め池です。
この水源地帯には、他に3か所植樹しました。更に、この水源を守るため、今年末に9千本の植樹を予定しています。 このため、Asfloraのスタッフ、マルルッシアとカミーロと共にこの水源周辺耕地を見て回っています。
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水が湧き出ている場所には、入植者のローザ・ブリットが洗濯をしていました(前欄左上写真)。 彼女は一人住まいですが、コーヒーまで自給体制を取る働き者です。水源林が薄くなってきたことは、彼女も心配していて、植樹祭には積極的に参加しています。 一緒に水源地の回りを歩き、前欄右上写真の場所にも、森つくりをするように提案してくれました。 
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入植地の幹線道路(上左右)が市役所によって開かれましたが、ご覧のように、水源地を横切り、むき出しになった土(砂地)は、雨が降れば谷間の小川に押し出されてしまいます。谷間の途中に、土止めはあるものの不十分なので、更に土止めを行い、各種の樹木苗を植えるようにします。
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水源地帯の森に、女手一人で開拓に挑むダルシレイア(右上写真、左)は、この森の大切さをよく理解しています。まだ殆ど手つかずの10ヘクタールの自分の耕地は、必要最小限の伐採に留めると言います。 裁縫の仕事をしつつ、今後、女性軍による共同蔬菜つくりに参加するそうです。下の写真は、彼女の耕地内の自然林です。
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右上の写真中、太い幹が見えるのは、Vochysia属の木です。樹皮を煎じると、気管支炎に効くとされます。最近、薬草利用の講習会も行いましたので、森の中でいろいろ薬草原料を見つけることができます。また、薬草栽培では、わずかな栽培面積でも、やり方によって良い収入を得ることもできます。森を活かした耕地で、女手一人でも生活ができる方法を一緒に考えてゆきたいと思いました。

文中敬称を略させていただきました。


ASFLORA-アマゾン森林友の協会
 代表 佐藤卓司

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by wagahai_tt | 2011-08-05 04:40 | Asflora

6月度活動報告

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Asfloraの6月度活動報告を紹介します。

エスペジット・リベイロ入植農民のマリツーバ農協とAimex種苗センター訪問研修

6月17日(金)、ASFLORA(アマゾン森林友の協会)では、エスペジット・リベイロ入植地と隣接のブレウ・ベルメーリョ入植地の農民23名を対象に、隣郡マリツーバとベネビーデスでの蔬菜作りを主とした研修を行いました。この研修は、サンタ・バルバラ市 EMATER(州農業指導公社)の協力を得て、同公社の技師アントニオ・ブラガが付き添い、Asfloraからはマルルッシ・アモリンが参加しています。
マリツーバ郡(市)のアルミール・ガブリエル部落にあるCOOPSANTという農業協同組合を訪問しました。ここでは、有機農業、水耕栽培などによる蔬菜作りと薬用植物栽培を見せてもらいました。次いで、近くのベラ・ビスタ部落での魚の養殖と園芸植物栽培も見学し、Asfloraが本拠地としているベネビーデス市Aimex(パラ州輸出木材工業協会)種苗センターに行き、林木や果樹の苗木作りの研修をしてきました。
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COOPSAT農協集会所(上写真)で同農協がBASA(アマゾニア銀行)からの農村振興支援プロジェクトを受けた経緯、その実情などの説明を経て、レタスの水耕栽培(下写真)を同農協組合員エジルソン(右下写真、右側のオレンジ色シャツ姿)が案内してくれました。
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水耕栽培では、循環させる溶液施設が重要ですが、これまでの経験からその改善策についても教えを受けました。下写真のタンクは深く設置し過ぎたそうで、溶液がこぼれ出さないようにいつも注意が必要ということでした。
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上の問題を改善するために、新たなタンクを設置する予定地で説明を受けました。
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次いで、蔬菜の播種と育苗について現場での説明を受けました。まず初めは、播種床となる資材の準備で、大きな塊を丁寧に除いてゆくことから学びました。
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左上写真は、選別した用土を育苗容器に入れているところです。上右写真は、新たに設置中の水耕栽培用ビニールハウス(上右写真)を、エジルソンが見せてくれているところです。

組合員のジュデウは、薬草栽培と有機質肥料を生産しており、その説明(下写真)を受けました。
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組合員アルマンドの農場では、娘のアドリエレが観葉植物を栽培しているところを案内してくれました。
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COOPSANT農協の見学を終えて、近くのベラ・ビスタ部落を訪ね、エミリア農場を訪ねました。ここでは、観葉植物栽培に加えて、魚の養殖を大きくやっていました。
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ここには二つの養殖池(タンク)があり、良い利益を上げているようでした。魚だけでなく、アヒルと地鶏の飼育でも儲けが出ています。
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今回のエスペジット・リベイロ入植地農民の近隣農業視察研修では、最後にベネビーデス市のAIMEX種苗センターに寄りました。同種苗センター責任者でAsflora理事のエルトン・マイアが一行を待ち受けて、ここでの樹木や果樹の育苗について説明し、苗圃へ案内してくれました。
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訪問者たちは、必要な苗を自分たちで生産しようという気持ちが強くあります。必要に応じての種子休眠打破処理、消毒方法、育苗期間などについて、質疑に熱が入っていました。
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今回の研修に参加してくれた、エスペジット・リベイロ入植地とブレウ・ベルメーリャ入植地の参加者、この研修へ賛同し協力を惜しまなかった、EMATER(州農業指導公社)、COOPSANT農協、ベラ・ビスタ部落(コミュニティ)、AIMEX種苗センター、そしてAsfloraが行う開拓部落へのアグロフォーレスト支援プロジェクトへ助成を継続して頂いている緑の募金(国土緑化推進機構)、ミキモト社、EFF(NPO地球と未来の環境基金)に感謝を捧げます。
文中敬称を略させていただきました。

                            Asflora(アマゾン森林友の協会)
             INSTITUTO AMIGOS DA FLORESTA AMAZÔNICA-ASFLORA
                        Asflora役員一同  DIRETORIA-ASFLORA

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by wagahai_tt | 2011-07-07 03:53 | Asflora

2011年4月29日 『地球村』の森つくり

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Asflora 4月度の活動報告を紹介します。

               『地球村』の森つくり

2011年4月29日、Asflora(アマゾン森林友の協会)が本拠地にしているAimex種苗センター内にて、『地球村』の森つくり植樹祭を行いました。
この森つくりは、日本のNGOネットワーク『地球村』(本部大阪、代表 高木善之さん、統括部長 渡辺裕文さん) のご支援を得て実現しました。

植樹祭前日は、朝から雨だったので少し心配でしたが、当日午前中は、素晴らしい植樹日和でした。
参加者は、地元ベネビーデスのアルコ・イーリス(虹)校の3年生と4年生45名と教員2名、Asflora8名、作業員4名の59名です。植樹祭は、Asflora環境教育プログラムから始まりました。

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8時10分到着。Transkalledy社クーラー付のバスが到着。これまでは、マイクロバスで、ぎゅうぎゅう詰でしたが、今回は、いつもと違って、子供たち、ゆったりとした表情でした。地元のビール会社(Schinkariol)とこのバス会社からのご支援で、水、清涼飲料、大型バス提供を受けました。

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環境教育の開始。前の3人の生徒が水辺の木々になってもらい、後ろの生徒が雨水、そして講師のエルトン(Asflora理事、Aimex種苗センター責任者)が土砂になって、水源林の保全機能を実験をしています。
佐藤からは、今回の植樹の意義、人々の絆を大切にする「Vila do Globo(地球村)」の森つくりについての説明をしました。

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苗畑を経て、森の小道入口前に整列。 そして森に入ると、急に「ドエンディ*」が現れ、みんなビックリ。 (* 森の妖精、どんな姿にもなることができます)

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森の中では、野生の花が目を楽しませてくれます。

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樵と老木の一幕、ここでManejo Floresta Sustentavel (持続可能な森林管理)を学びます。

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種を拾って、蒔きつけます。そしてみんなの波動を送ると、木の赤ちゃんが芽生えました。
f0096068_517537.jpg森の劇の後は、植樹地に向かいます。










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クルピーラとマァイ・ナトレーザ(自然の母)から植え方の説明を受けます。

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手袋(ビニール)をつけて、待ちに待った植樹開始。

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今回、苗の樹種数を伸ばせず、20余種と少なめでした。でも、良く根の発達した苗ばかりでした。

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植樹後、輪になって、恒例のViva Natureza!(自然万歳)。

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記念の「FLORESTA NETWORK EARTH VILLAGE」看板前に集合。

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看板の後方、垂れ幕のある場所から植樹を開始しました。生徒たちの植樹後、作業員4名とAsflora会員が継続して植えています。
来週中(5月6日まで)には、2000本+アルファの植つけが終わることでしょう。

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ランチタイム。この後、11時15分、待っていてくれたバスで帰路につきました。

ネットワーク『地球村』の皆様、ご支援ありがとうございました。
立派な土地本来の森になるよう管理してゆきますので、ぜひ見に来て下さい。

2011年4月30日         Asflora-アマゾン森林友の協会 佐藤卓司

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by wagahai_tt | 2011-05-08 05:38 | Asflora

2011年4月12日、13日 トメアスーでの研修

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Asflora 4月度の活動報告を紹介します。

トメアスーでの研修

Asflora(アマゾン森林友の協会)では、足掛け4年間、零細農業者への森林農業普及支援を行っています。このプロジェクトは、日本のNPO地球と未来の環境基金(Eco Future Found)、緑の募金(ミキモト社の助成)によるご支援を得ています。

その成果は、決して大きなものではありませんが、現在支援中の開拓部落エスペジット・リベイロの入植者協会からはとても喜ばれています。今年は、その入植者の人たちに森林農業(アグロフォーレスト)への理解を深め、この農業システムが生活向上になることを先進地域で研修してくることを年間計画の中に組み込みました。日系人の運営する、トメアスー農協、トメアスー文化協会の力強いご協力を得られ、エスペジット・リベイロ部落のあるサンタ・バルバラ市EMATER(州農業指導所)からも積極的な協力を取り付けられ、4月12日(火)、13日(水)の丸2日間で、研修旅行が実現しました。

参加者は、部落の人たち14名、EMATERから3名、Asfloraからは2名の計19名でした。
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12日午前10時からトメアスー文化協会会館で、アグロフォーレスト研修会が始まりました。
上の写真中、マイクを持って話している人はアントニオ・ブラガ氏(EMATER本部のスタッフ)で、今回のAsfloraのイニシアチブとトメアスー側の協力を絶賛してくれました。
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会館では、併設されている移民資料館を見学し、トメアスー移住地の82年間の歴史を知りました。開拓初期にマラリアで多くの犠牲者を出したことなど、数々の入植者たちのご苦労に思いを馳せました。

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昼食後、トメアスー第4区という地区で、5年前からトメアスー農協、文協によるアグロフォーレスト支援を受けているコミュニティを訪ねました。ここでは、三井環境基金(左上写真)と緑の募金(右上写真)による家族農業支援助成金が活かされていました。

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左上の写真、左端がここの生産者協会の会長ジョゼ・マリア氏。5年前から組合理事 小長野さんの指導を得て、15人が力を合わせて営農向上に取り組んでいます。彼の畑(右上写真)は、15ヘクタールにアグロフォーレスト・システム(SAF)を導入し、マラクジャ(パッションフルーツ)、胡椒、クプアスー、カカオ、アサイ椰子の実などの生産が始まっています。今年の粗収入は、10万レアイス(500万円余)が見込めるとのことです。以前は、フットボール(サッカー)で汗を流していたが、もう仲間も含めてそんな時間が無くなったので、フットボール場は潰してしまったと笑っていました。
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写真上)36年経ったアグロフォーレストの畑(森)を見せて貰いました。カースターニャ・ド・バラの大木を見上げています。ここで、小長野道則さんから、森をつくる農業、アグロフォーレストについて説明を受けて、みんなすんなりと理解をすることが出来ました。

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この日最後の訪問地は、小長野道則さんのお兄さん(左写真中央の帽子を被った方)の農場でした。ここでは、カカオとアサイ椰子の混植が見事です。農場全体に灌水施設が行き届いています。アサイの実は、需要が多く引っ張りだこですが、端境期にも灌水によって収穫を上げ、良い値段で販売していると説明を受けました。

f0096068_5244254.jpg左写真)カカオの発酵槽です。チョコレート原料のカカオ豆は、1m高の木枠の中に果入れられてバナナの葉で覆い4日間発酵させた後に乾燥させます。最近、明治製菓がトメアスー産限定カカオ豆使用のアグロフォーレストリー チョコレートを売り出しています。



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カカオの実(左写真)と、トメアスーのカカオ豆で作られたチョコレート(右上)です。包装には「森をつくる農業」で栽培されたカカオ豆と記されています。




翌日13日は、朝7時半に宿舎を出て小長野農場に8時に到着、11時まで農場を見学させていただきながら、とても分かりやすく心のこもった説明を小長野道則さんから聞かせて頂きました。
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農場では、SENAR(農村教育機関)による安全講習会が開かれていて、訪問した私共を紹介してくれました。その場で、エスペジット部落の人たちにも、SENARの各種農村講習の仕組みを説明してくれました。

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小長野さんからカカオやクプアスーの接ぎ木(左写真)の仕方を教えて貰いました。収穫量、生産性の向上への経験談、全員真剣に耳を傾けていました。

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写真左上)受講者たち、畑でもらった、実が大きく耐病性の高い優良種のカカオを、抱えています。種を取って、各自苗木を育て、畑に植えると意欲を膨らませました。
写真右上)カカオ園の土は、このようにミミズが沢山居て、ふかふかの団粒構造の土になっていることの説明も受けました。各肥料要素の説明、施肥の方法など大変分かりやすい説明でした。 実学に則った素晴らしい小長野さんの農業知識と、200ヘクタールの農場経営で立派な収益をあげている姿に、にみんな魅了されたひと時でした。

昼食後、午後1時から1時間、高松寿彦氏(下写真右端)の農場を見学しました。高松さんは、JICAアマパ州プロジェクトで、アグロフォーレスト指導を足掛け5年も続けておられます。自然農法による養豚を導入して、その普及にも努めている方です。
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写真上)ここは、油椰子をバナナ、カカオ、インガ(樹木)、アサイその他と混植をするアグロフォーレスト実験圃場。化粧品会社Naturaによる委託試験圃場で、2年が経過したところです。2haの試験区2カ所があります。森のような農場(左下)を見せてもらい、自宅前で記念写真(右下)を撮りました。
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高松農場の後は、トメアスー農協のジュース工場と「十字路」にある組合倉庫、搾油工場を見せて貰いました。

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クプアスーが大量に入荷していましたが、工場内では、ゴヤバ(グゥアバ)が加工中でした。この工場から、日本にもアサイ果汁を主に年間1千トン以上が輸出されています。冷凍倉庫は2,400トンもの貯蔵能力があります。下右の写真は、日本向け出荷中のアサイ果汁で、JAS有機栽培認証を得ている製品でした。
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ジュース工場から、バスで7分のトメアスー農協(CANTA)本部に行き、まず倉庫を見せてもらいました。そこには、胡椒が山積み(右上写真)されていました。この倉庫、屋根のスパンが広い(20m?)のですが、木製の骨組みで波打つこともなくしっかりしています。相当古い建物ですが、聞けば日本人大工の手によるものということでした。
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次いで、搾油工場を北島アウグスト工場長の案内で見せて貰いました。クプアスーの種子から搾油中(右上)で、澄んだオイルがドラム缶に詰められて、ブラジルの大手化粧品会社Natura向けに送られていました。ジュースを絞った後、昔は堆肥になっていたものを原料にして、今は注文に応じきれないほどという嬉しい悲鳴を聞きました。アンジローバの種子も沢山入荷していて、この油も注文が多いということでした。エスペジット・リベイロでもAsfloraはこのアンジローバの苗を沢山配っています。5~7年後から種子が取れるようになったら、この工場で買い取ってくれそうです。


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今回の訪問研修の最後は、搾油工場に付属する原料種子倉庫でのお別れの挨拶でした。
Asfloraを代表して、佐藤からは小長野さん、鈴木エルネストさんたちが、回りの農民の人たちが幸せになることを自分の幸せとして行動されていることを見せて頂き、とても心が温まったことを伝えました。

本当に、組合、文協の方々お世話になりました。忙しい中を、我々の訪問日程のために労を惜しまず準備して下さった、鈴木エルネスト氏(左上写真の右端)、文協の松崎氏、組合理事の小長野氏をはじめ訪問先の皆様、本当にありがとうございました。EMATER(州農業指導所)のバス手配と随伴へのご協力にも深謝します。エスペジット・リベイロ入植地のミランダ会長他、熱心に研修を行った参加者にも、その意欲に敬意を表します。
4月19日には、今回の訪問成果を部落で披露する集会を持つそうです。今後の入植者の人たちの頑張りぶりが、とても楽しみです。

                 ASFLORA‐Instituto Amigos da Floresta Amazônica
                               アマゾン森林友の協会
                               佐藤卓司(文)

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by wagahai_tt | 2011-04-24 06:09 | Asflora

2011年3月4日トメアスー植樹祭

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Asflora3月度第2弾の活動報告を紹介します。

2011年3月4日トメアスー植樹祭

3月3日、ベネビーデスの植樹祭を終え近くで昼食後、日本からの植樹団とAsfloraメンバー合わせて23名は、小型バスと乗用車で、トメアスーに向かいました。
午後4時過ぎ、トメアスー十字路区の墓地に到着、まず移住地先没者、功労者のお墓参りをしています。下の写真は、トメアスーの森林農業の先駆者植樹院釋浄信(俗名 坂口陞)の墓前です。左から山中(Asflora副会長)、宮脇先生、大竹さん(伯国農大会北伯分会)、故坂口さんは農大林学科卒、森を守り、植樹、森つくりに熱心で、トメアスー入植50年を過ぎた2008年に亡くなりました。現トメアスー農協理事長 坂口ワタル氏は、ご子息です。
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午後7時から、トメアスー文化農業振興協会(ACTA、以下 文協)会館に集まり、移民資料館の見学、次いでトメアスーの主だった方々50人が集まり、歓迎夕食会が開かれました。
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今回の植樹の準備を仕切ってくれている文協理事の鈴木エルネストさんが、巧みな日伯両語で司会を務め、乙幡(おっぱだ)文協会長の熱烈歓迎の挨拶に始まり、小長野トメアスー農業協同組合(以下 農協)理事、市役所代表(上右写真)、三菱商事CSR環境室長秋田さん挨拶と続き、最後に宮脇先生の挨拶がありました。先生は、長年トメアスーに来てみたいと思っていたのが、今回実現できて嬉しいとされ、アグロフォーレストで多様な作物、樹木を組み合わせていることが、命を守る森つくりとよく噛み合うこと、一緒に多様な植生を持った森つくりに励んでいくことを呼びかけました。そのスピーチが終わると、大勢の日系人の方々が、先生に握手を求めてきていました。
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市長代理ベンテス氏と宮脇先生








翌朝3月4日、朝8時に植樹祭会場に到着すると、もう、学校生徒たちが大勢集まっていました。8時半を過ぎると、もう500人を超えているということで、500人分しか準備していないランチが足らなくなる、文協のエルネストが追加手配に走っていきました。
9時にカスターニャ・ド・パラ(ブラジルナッツの木)の点々とある木陰で、式典が始まりました。
f0096068_7504924.jpg宮脇先生の植樹指導でバクリの苗を支えている子。右側の子はアカプーの大きな苗を持っています。このアカプーの苗は、この日に新井さんが自分で育てた苗を20本持ち寄ってくれた一本です。新井さんは、トメアスーではもう殆ど見られなくなった自然林を自分の土地に保全し、遊歩道もつけて森林保護と啓蒙に尽くしている方です。

  
f0096068_753724.jpg植樹開始です。
宮脇先生は、みんなから写真に入ってと引っ張りだこ。

ブラジリアのJICA代表芳賀所長、大鉱山会社バーレ社の方たちなども参加してくれました。



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穴堀が遅れてしまい、小さな子二人が手で穴を掘っているシーンに会いました。 小さな手で、とても掘れるものでないのに・・・ この子たちの植えたい一心に感動!
植樹後、バス組は、農協のジュース工場を見学。製品のクプアスーとアサイのジュースを味わいました。それから、小長野さんに案内をお願いして、トメアスーのアグロフォーレスト農場をいくつか見学させてもらいました。
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f0096068_8215052.jpg36年を経過した、カカオとブラジルナッツ(レイラさんの両手の実)の木などが組み合わさった農地です。





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左上、ゴム林とカカオの混植、手を上げてモデルになっているのは、小長野さん。
右上、それを撮影する山田さん、宮脇先生、古川さんも、下層、中層、上層の森の形態になっていました。
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左、4年目と2年目の畑。







トメアスー十字路近くで昼食後、再びガマ河をバルサ(艀)で渡りました。下の写真はガマ河岸ブジャルーの町側でバルサを待っている時のものです。
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トメアスーから戻った翌3月5日(土)、ツアーの方たちは午前中市内観光でした。三菱商事の山田さんは、1992年、95年、96年の植樹地を撮影したいということでしたので、私が案内することにしました。宮脇先生も行くと言われ、3人でイコアラシに行きました。
最初に、閉鎖(2008年)後、荒れ果ててしまった元ブラジル永大木材社の守衛詰所に行き、視察許可を貰いました。その際、一人の番人(アナニンデウア在住)が、「ここは素晴らしい森に覆われていて、小川沿いも保存されている。研究者たちがここに来て調査すべきだ」と言いました。宮脇先生にその言葉を伝えると、「ヒトの本能で、命を守る森の素晴らしさを感じているね」との所感でした。このままだと、いつか不法侵入者たちの餌食になりそうで、貴重な森が失われてしまわないかと心配でなりません。
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上の写真は、1991年末に、一番最初、宮脇先生が苗畑の一画に植樹の仕方を指導してくれた場所です。猫の額ほどの所が、すっかり「鎮守の森」に育っていました。
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左上、第一回実験林(92年5月)の林縁部が道路に張り出してきています。右上の写真は、96年実験林内と宮脇先生。私も宮脇先生の年になるまで、まだこの森と同じく20年があります。各地の森がどう育っていくか、とても楽しみです。

ASFLORA-アマゾン森林友の協会 佐藤卓司(文)

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by wagahai_tt | 2011-03-29 08:44 | Asflora

2011年3月3日ベネビーデス植樹祭

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Asflora3月度の活動報告を紹介します。

2011年3月3日ベネビーデス植樹祭

3月2日(水)午後、日本から宮脇先生と三菱商事CSR環境室 秋田室長、総務 山田さん、小島ご夫妻(まじぇる会)、河野さん、古川さん、藁さん(JTB)の8名の方々がベレンに到着しました。3月5日まで、3泊4日の植樹日程の始まりです。

f0096068_4103073.jpg2日の午後6時から8時まで、ベレン市内のホテルで、グループの方々8名と地元より10名が加わり、森つくりの勉強会を行いました。先生による講演では、1970年代から各地での森つくり実例を、多くの写真で見せていただきました。宮脇先生は、阪神大震災直後、現地調査をされており、その土地本来の木々が大きな防災機能を発揮した実例を紹介され、参加された在ベレン日本国総領事館名井総領事も熱心な質疑をされていました。 先生指導の森つくり運動が世界各地に広まって、現在では1,700箇所で植樹本数4千万本を超えると言われるほどになりました。
 
3月3日(木)パラーブラ・ダ・ビーダ校 植樹祭
植樹ツアーの方たちは、ベレンのホテルを小型バスで7時10分に出発して約1時間をかけてベネビーデス市のAimex種苗センター内植樹地に到着した。ここで、植樹祭に参加した方たちに各植樹地の現状を見て貰いました。昨年(2010年3月)に植えた植樹地から2005年に植え6年目になる植樹地を、それぞれを短時間(45分)で見て回りましたが、その旺盛な生育ぶりと、すでに熱帯雨林らしくなっている状態に、みなさん驚いていました。
この植樹地を出発して、10分ほどで今回の植樹祭の会場に到着しました。植樹祭を知らせる垂れ幕が目印になった門をくぐると、右手奥に広い植樹地が目に入ります。
この植樹祭は、宮脇方式による植樹ですが、二つのプロジェクトに分かれていて、一つは、EFF(NPO地球と緑の環境基金)や緑の募金(国土緑化推進機構)助成による「学校の森つくり‐パラーブラ・ダ・ビーダ校」プロジェクト(苗木5,100本)と、もう一つは三菱商事助成の「第20回東アマゾン熱帯林再生実験」(苗木2,000本)です。 加えて、苗木600本分を、日本のAMEXカードからポイントを寄付して下さった方たちからのご支援で植える植樹祭で、合計植樹本数は7,600本、55樹種、面積3,500㎡(35mx100m)の規模です。
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国歌斉唱で植樹祭式典が始まりました。全校生徒220人、他に教職員、父兄、同校の母体プロテスタント教団関係者、市役所代表、アマゾニア農大代表、日本総領事館代表、アマゾン群馬の森代表、Asflora会員など80名が参加しています。

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宮脇先生の植樹指導では、子供たちに3本の代表樹種の名を覚えてもらいます。苗を手にした子が「アカプー」と言い、全員で三唱しました。Asflora森の劇団から「クルピーラ」と「マイ・ナトレーザ=自然の母」も登場、子供たちへ森つくりの大切さを伝えます。

この植樹地は、パラーブラ・ダ・ビーダ校の母体になっている、パラーブラ・ダ・ビーダ教団(プロテスタント)の職員住宅や教習施設、教会などの施設が奥にあります。
2006年「第14回東アマゾン熱帯林再生実験」植樹で、道路に沿って2,000㎡の森ができている所に、今回の植樹地が隣接します。 近くにある森から、よく動物たち(サル、パッカ、クチア、アルマジロなど)が2006年の森に入りに来るのですが、途中が原っぱなので、おっかなびっくりしているのを見かけるそうです。 この森を作って、動物たちの行動圏を広げられるようにしたいという、パトリッシア教頭の要望でした。

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左上の写真、生徒と一緒に植樹中の、東京農大4年生松岡舞さん。植樹実習がしたいということで、アマパ州のAMCEL植林会社とAsfloraにやってきました。この植樹地で、前もって生徒たちとAsfloraメンバーと共に4日間、植樹に汗を流してくれました。
右上写真の麦わら帽子の方は、当地2回目の「まじぇる会」小島さん。

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上の写真2枚、植樹後恒例の、輪をつくって「ビーバ・ナトレーザ=自然万歳!」

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左「第20回東アマゾン熱帯林再生実験」と右「学校の森プロジェクト」の看板の前で、日本からの植樹団の方々、ブラジル三菱商事塩原部長(前列右)と共に記念撮影。

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上写真、今回の植樹地(手前)と、後方が5年前に植えた植樹地です。二つ合わせると0.55ヘクタールの広さとなります。この森つくりは、これからの学校教育に役立てていくとしています。今回の植樹祭前に、生徒たちは関連する作詩、作文、図画、樹種や森の調査をしていて、時間があれば挨拶時に発表の手筈でしたが、次の機会となりました。

Instituto Amigos da Floresta Amazônica-ASFLORA 
アマゾン森林友の協会 佐藤卓司(文)

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by wagahai_tt | 2011-03-20 04:32 | Asflora

第19回Miyawakiプロジェクト植樹祭

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2011年Asflora活動報告を紹介します。

2011年1月17日
第19回Miyawakiプロジェクト植樹祭

Asflora(アマゾン森林友の協会)は、2011年1月17日(月)、ブラジル国陸軍歩兵第2森林大隊(2a. Batalhão Infantaria da Selva)のノーボ・チンボテウア演習地内で、「第19回東アマゾン熱帯林再生実験(通称 Miyawaki プロジェクト)」植樹祭を行いました。
現場は、ベレン市から東北へ143km、大西洋サリーナス海岸へ行く道を進み、車で2時間余りの所です。演習地は、320ヘクタール、自然林、再生林、牧場跡地が見られます。荒地にこれまで植樹をしたこともあったそうですが、うまく行かないということで、昨年から私共に相談が来ました。 そして、今回3千本(37樹種)、2,000m2を植樹する運びになりました。
Asfloraと陸軍ジャングル隊、アマゾニア農大(UFRA)が実施団体となり、三菱商事株式会社様のご支援による熱帯林再生プロジェクトとして実施するものです。
三菱商事では、マレーシアで1990年から宮脇方式による熱帯林再生実験を始め、1992年より当地(ベレン市)でも開始、現在はアフリカと中国亜熱帯地区でも行われています。アマゾン、アフリカ、東南アジアにある世界の熱帯雨林の3地帯で、こうした地道な森つくりを20年間継続していることは、素晴らしいことだと思います。 Asfloraでは、その一翼を担わせて頂いていることを、とても感謝し、誇りに思っています。
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参加者は軍人さんが35名、地元の人たち70名、アマゾニア農大27名、農業指導員4名、Asflora3名、合計139名でした。冬休み中で、参加者が予定より少なくなりました。

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Asfloraのマルルッシアから植え方指導を終えてから、植樹を開始しました。

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第2ジャングル大隊の司令官アフォンソ大佐(上左写真左から2人目)と来月から司令官を引き継ぐサ・ロッシャ中佐(左から3人目)。植え方の指導を佐藤がしました。お二人共、有名なジャングル部隊を指揮する方達ですが、植樹の経験は無いようです。ジャングル部隊の方たち、木の名前にも馴染みが無い様子でした。これからは、世界最大の熱帯雨林を活動の場としている軍人さんたちには、もっと木や森を知って貰い、森を護って貰いたいと思っているので、Asfloraではコンタクトを続けていこうと思います。

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植樹地は、鶏糞堆肥を敷き詰めていて、まだ完熟していないのでハエが大量に発生していました。準備作業をした兵隊さんたちも大変だったようです。でも、ハエが発生する力を持った堆肥なので、植えた木々にも栄養満点です。 これからの1年の管理を怠らなければ、立派に育つことでしょう。 1年後の同地の写真をAsflora便りで紹介しますので、楽しみにして下さい。

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上の看板と苗木の写真、発は黒い斑点だらけですが、これはハエが休んでいるところです。

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ASFLORA‐Instituto Amigos da Floresta Amazônica

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by wagahai_tt | 2011-01-23 06:03 | Asflora

エコ・クリスマス 2010年12月23日

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Asflora活動報告を紹介します。

エコ・クリスマス 2010年12月23日

ASFLORA(アマゾン森林友の協会)は、12月23日(木)サンタ・バルバラ郡エスペジット・リベイロ入植地で植樹祭「水源の森つくり」と共に、エコ・クリスマスを祝いました。
今回の催しは、同地の入植者協会が準備を整え、真珠のミキモト様(EFF/緑の募金助成プロジェクト)、イオン環境財団様、宮本(藍工業)様、月(Ind.Moldura do Norte社)様、Schincariol社様のご支援を得て実現しました。
午前9時半、植樹地の前でエスペジット・リベイロと近くのブレウ・ベルメーリョ入植地の人たちと協力者180名が一同に集まり、開会式を行いました。
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植樹場所は、同入植地の憩いの場所になっている小川を堰止めた池の近くです。前もって鶏糞堆肥を全面に施した場所に、前日(22日)各種苗木1000本を搬入しました。
ここでの植樹を兼ねたクリスマス行事は、今回が3年目です。2年前に植えた場所、昨年植えた場所は、すぐ近く。その生育ぶりを目にして、参加者の森をつくろうという意欲が盛り上がります。
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上は、2年前(2008年12月)にクリスマス植樹祭で水源の森つくりをした隣接地です。

植樹の仕方を説明していると、酔っ払いが現れました。この酔っ払い、ゴミを捨てて散らかしました。みんなで拾って注意しても言い逃れます。あげくに、小川のそばは木を切って水浴場を広げるのが良い、木を植えるなんてと言い出しました。でも、ここの子達は強く、反論。口論の末、酔っ払いに木を植えることを理解させました。
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植樹地が広かったので、1,000本では少ないようです。もう少し苗木の補充をしたいと思います。


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7割の子供たち、しっかり注意事項を守って植えてくれました。



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植樹が済む頃、馬車(カロッサ)に乗ったサンタの登場です。
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プレゼント、子供たち全員に行き渡りました。些細な玩具にも、笑顔をこぼしてくれます。
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ご参加を頂いた、ビール会社スキンカリオルの方々(Keziaさん他)、隣接地「アマゾン群馬の森」の平形さん、伯国農大会北伯分会の山中、福島、加味根さん、サンタ係のWalter一家、ニッケイ新聞の下小園さん、佐藤の隣人Nelsonさん、本当にありがとうございます。なお、入植地の入り口が分からず引返させてしまった名井総領事、すみませんでした。
多くの団体、個人の方々のご支援を頂き、2010年もアマゾンの森を護り、人と自然の調和を目指す活動を続けることができました。そして、このAsflora便りを見て頂き、度々温かい言葉を寄せて下さった皆様、どうもありがとうございました。


Asflora – Instituto Amigos da Floresta Amazônica
代表  佐藤卓司

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by wagahai_tt | 2011-01-09 06:14 | Asflora