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エコ・クリスマス

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Asflora活動報告を紹介します

エコ・クリスマス
(2012 年12 月14 日)


ASFLORA(アマゾン森林友の協会)は、年末恒例のエコ・クリスマス祭を行いました。

12 月14 日(金)、ベレン市から50km離れたサンタ・バルバラ市ジェニパウーバ街道沿いで、題して「地下水源の森つくり」 植樹祭がメイン行事です。

今回の催しは、ミネラル・ウォーター会社(エストレィラ・ダウバ印)の敷地で、同社と隣人のエスペジット・リベイロ環境農業入植者協会及びAsflora が準備しました。 真珠のミキモト様(EFF/緑の募金助成プロジェクト)、イオン環境財団様の助成を得た水源の森づくりプロジェクトの一環です。

午前8 時半、エストレィラ・ダウバ工場の建屋に近辺の学校生徒たちがバスで次々にと到着、児童・生徒数400 人、保護者と近隣住民や来賓を入れると500 人が集まりました。バスの故障で来られなかった子達がまだ200 人居たそうです。きっと楽しみにしていたことでしょう。可愛そうでした。

植樹前、エスペジット部落婦人会によって、パントマイム、風船割り遊び、学校別の紹介などで景気づけ、盛り上がりました。

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↑子供二人を呼んで、パントマイム

今回植樹する所は、アスファルト道路に面していて、以前牧場(200ha)になっていた草地の一部です。ミネラルフォーター会社の社主ロベルト氏は、2 年前からアサイヤシを植え、再生してくる灌木は切らずに、植生の回復をしようとしています。

ここの地下には、地域の二つの川(タウア川、トラカテゥア川)の水源となる地下水脈があって、とても良質な水を汲み上げることができています。でも、地上は痩せた砂地で、手入れをしているのに、植えたアサイヤシはなかなか育ちません。

地域の人たちを集めて、「地下水源の森つくり」をしようという提案を8 ヵ月前にしたところ、ロベルト氏と隣人のエスペジット入植地の人たちから賛意を得ました。

Asflora 代表の佐藤から、ここでの森づくりの意義の説明をし、植樹祭の開始です。

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左上、佐藤が師匠の宮脇先生に習って、子供たちに苗の名を言わせています。
右上、在ベレン大岩領事が流暢なポルトガル語で、子供たちに楽しいスピーチしてくれました。

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↑Asflora 森の劇から3 役が登場、子供たちに植え方の説明をします。

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花火を合図に植樹地へ移動(写真左上)。この日はまだとても乾燥していたので、苗木は24 樹種1,200 本だけを植えました。雨模様を見ながら、全部で9 千本の苗を植えることしています。

f0096068_334434.jpg←車椅子でお父さんと参加してくれた子は、手にしているイペーの木を植えました。
お父さんに抱えて貰い、私がサポート。手足が不自由ですが、後ろ向きになって、手を動かして土をかけました。
蟻の巣を踏んでしまい、3 人ともひどく噛まれました。
恥ずかしがり屋さんで、笑顔がとても可愛い子でした。

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f0096068_3392235.jpg←輪となって「Viva Natureza!=自然万歳」三唱しました。
今回は、参加者が大勢の割に、本数を抑えていますので、人の輪が植えた所を大きくはみ出しました。




植樹後、建屋に戻り、ランチタイム。
その後で、お待ちかねのクリスマスプレゼントが、子供たち全員と、子供の枠をはみ出ている青少年にも行き渡りました。
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今回のエコ・クリスマス、裏方で準備に励んでくれたAsflora のマルルッシ、アンデルソン、ミネラル・ウォーター会社アルイージオ支配人とロベルト社長、エスペジット・リベイロ入植地協会(ミランダ会長)、同婦人会(ジョエルマ会長)、進行係りをしたAsfloraエルトン(Aimex 種苗センター責任者)の労に感謝します。
今年も参加して下さった、「アマゾン群馬の森」平形支配人、瀬古商会の瀬古さん、在ベレン日本国総領事館、サンタ・バルバラ市役所、同市の公立学校、初参加のブラジル郵便局パラ州環境委員他、みなさんどうもありがとうございました。そして、Asflora 便りのご愛読とご支援を寄せて頂きました皆様、ありがとうございます。

皆様、良いお年をお迎えください。

2012 年12 月16 日
ASFLORA 代表 佐藤卓司
副会長 山中正二
他役員一同

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by wagahai_tt | 2012-12-19 03:50 | Asflora | Comments(0)

農業研修会

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Asflora活動報告を紹介します

農業研修会
(2012年11月20日、21日)

Asflora(アマゾン森林友の協会)と東京農工大(JICA草の根プロジェクト・アグロフォレストリー普及計画)では、サンタバルバラ市、エスペジット・リベイロ入植地(ベレン市から約50㎞の開拓部落)と、イガラッペアスー市サンルイス区サンベント部落(ベレン市から約140㎞)で、2012 年11月20日、21日に、農業研修会を開きました。 この研修会は、Dia do Campo(畑の日)と呼び、トメアスー農協(以下CAMTA)が協力してくれています。 講師にはCAMTAのベテラン技師、ジナルドです。 11月20日は、エスペジット・リベイロ入植地の農民15名が参加、翌21日は、サンベント部落で農民8名が参加しました。
 以下、箇条書きで講習会の模様をお伝えします。

サンタバルバラ郡エスペジット・リベイロ入植地圃場講習会 (11月20日)

1.トメアスーよりCAMTAのジナルド技師を招き、サンタバルバラ郡エスペジット・リベイロ入植地TUAT圃場及び入植者の耕地にて、技術指導会を同日9時30分~12時半に行った。 

2.入植地協会ATRAER(Associação de Trabalhadores Rurais Agroecolico Expedito Ribeiro)農民12名(内10名が女性)、アンデルソン、佐藤が参加した。

3.始めに、Dinaldoから、アグロフォレストリーが持続的な生産を上げ、土地を有効利用していくことを、先月ボリビアで行ってきたSAFTAの指導と現地での成果例を話しながら、全員の興味を引き立てるように話を行った。次いで、農民からパパイヤ、マラクジャ(パッションフルーツ)、アサイなどの肥培管理、病害虫防除について質問に答えていった。ジナルドは、マラクジャの新品種(EMBRAPA‐Ouro-vremelho)と緑肥となりマンガーバ(Bomus属)を引き付けるクロタラリア(Crotalaria pumila)の種子を持参してくれた。このマラクジャ新品種は、病害に強く、人工授粉(注)を要しないとされる。
(注:マラクジャの人工授粉は、昼下がりの最も暑い日中に行わなければならない、ミツバチ、アベーリャ・カショーロなどは授粉できず、花粉を持ち去るのでマラクジャには害虫)

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↑右が講師のジナルド            ↑マラクジャの新品種Ouro-vermelho

4.農工大展示圃場で、カカオ、アセロラ、クプアスの剪定実習を行う。
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5.この後、入植者の耕地に移動。 ここでは小規模ながらのタンバチンガ(注)の養殖を始めている。マラクジャを植えた現場で指導を行った。耕主のトンは、マラクジャを初めて植えたということで、針金にどう蔦を巻くかの基本からの指導を授かり、とても喜んでいた。(注:YouTube http://www.youtube.com/watch?v=qEhirfwWPFY に大物を釣っている映像あり)
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ついでに、アサイの先端が枯れるものがあるということで、実物を見て調べて貰う。弱ったものを切ってみると、微量要素不足と見られるので、ホウ素肥料の補給をしてみるようにと助言を得た。
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↑設置中のコミュニティ苗畑にて、講習会参加者たち

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アグロフォレストリー展示圃場にて


イガラッペアスー郡サンベント部落 講習会(11月21日)

1.11月21日午前8時、佐藤、ジナルド、アンデルソンは、イガラッペアスー市街地より16kmのサンルイス区サンベント部落に到着。まず、同地に設置する展示圃場予定地を視察する。11月13日に地元日系人の油やし会社PALMASA社の協力で、トラックターを出して貰い、一日で地拵えを終えている。本当は、手作業で農民自らが地拵えを行う方が良いのだが、農民8家族の小さな部落であり、病気になった家を助けて、畑を開く作業などに追われているので、PALMASA社に助けて貰った。 砂質土壌で、繰り返し焼畑耕作が行われている痩せた土地である。 パラ州で古くから焼畑が行われてきた、ブラガンチーナ地域の典型的な耕地である。
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2.サンブラスの人たちは、6家族が耕地に住み、2家族が2~3㎞離れたサンルイス村に住んでいる。8家族とも全て親類で、親の代から農業を続けているが、ゆとりができず子供たちが離農し、このままでは、いずれ土地を手放し、アブラヤシ園、牧場になってしまうことだろう。熱帯で、零細農業者でも持続可能な営農ができるアグロフォレストリーのモデル農場をたちあげようと、本プロジェクトは目指している。

3.イガラッペアスー市シャーレス農務部長も、オートバイで講習会に駆けつけてくれる。部落からの参加者は、男性のみで9名。 準備に入った展示圃場つくりがアグロフォレストリーを手掛けて学ぶ場となることなどを話し合う。 今年この部落からも4名が視察した、トメアスー第4区と呼ぶ部落のように、見学者があちこちから訪れるようになるだろうとジナルドから言われ、みんな元気づけられる。
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4.次いで、部落のリーダー、アンテノールの畑で、カカオ、アセロラ、クプアス、アバカテ(パイナップル)の仕立て方と剪定の講習を行う。
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↑中央が、サンブラス部落のリーダー、アンテノール。帰り際、耕地で採れたてのアバカテ(パイナップル)、レモンなどを頂いた。

東京農工大学JICA草の根プロジェクト 現地調整員
Asflroa(アマゾン森林友の協会) 代表
  佐藤卓司


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by wagahai_tt | 2012-12-05 02:54 | Asflora | Comments(0)

アナニンデウア環境公園一周年祭

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10月度のAsflora活動報告を紹介します。

アナニンデウア環境公園一周年祭

Asflora(アマゾニア森林友の協会)は、2012 年10 月11 日(木)、アナニンデウア市立アントニオ・ダヌービオ環境公園の一周年祭に招かれました。
この環境公園は、ベレンーブラジリア国道に面し、ベレン市に隣接しています。数ヘクタールの自然の森が残されていましたが、そこは最近まで、ゴミ捨て場にされていた場所でした。
市が大量のゴミを片付け、1 年前より、環境公園として市民の憩いの場になりました。
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左上写真の通り、国道に面しています。この池に、家電廃棄ゴミ、建築残渣、生ごみなどが大量に捨てられて
いました。今は魚が見られます。
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公園には、市内のいくつもの学校から生徒たちが集まっていました。フォークダンス、大道芸人、楽団と、お祭りの雰囲気です。

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勿論Asflora の森の劇の主役、クルピーラとマァイ・ナトレーザ(自然の母)、それに酔っ払いも公園の一画で、一幕を披露しました。
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左上は、酔っ払いが捨てたゴミを、みんなで拾っているシーンです。
アナニンデウアという町の名は、アナニの木が豊富な所という意味です。この公園には、アナニの木がありました。

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左は、園内で育てているアナニ(Symphonia globulifera フクギ科)の苗です。
右上が、樹高8mほどのアナニを下から見上げたもの。アナニは樹高40mに達する高木となります。アマゾン地域の川辺に自生しており、1~5 月頃、沢山の赤い花が咲きます。この花の受粉には、体長25 ㎝にもなるキツツキの一種や、蜂鳥、その他の鳥が関わっているそうです。材は少し重いですが、建材として使い易いものです。黄色い樹液は粘性があり、川辺の住民はカヌーの割れ目に水止めとして使います。乾燥させた樹脂に火をつけると、無煙、無臭です。この樹脂、昔は、気管支炎、骨の痛み、肝臓、脾臓の薬として使われていました。

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園内には、40mを超えるバクリ(左上)の大木が何本かあります。バクリの実は、ここではジュース、アイスクリーム、お菓子に人気があります。 林床で、可憐な花(ブロメリア?)を見かけました。

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この週末は、ベレンのナザレ大祭、園内の売店にも手作りのマントに飾られた聖母ナザレ母子像が置かれていました。Asflora のマァイ・ナトレーザ(自然の母)も、娘のソフィアを抱えての参加でした。
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Asflora の環境教育活動に、先月(9 月)は、以下の方々からのご寄附を頂きました。おかげさまで、今月(10 月)は、本拠地のAimex 種苗センター内で3 回のプログラムを実施できています。

ご協力者:米国在住 柴田晃明 様
福岡在住 栗原要次 様
東京在住 池上様、新部様、井形様
ご支援ありがとうございます。
Obrigado para participantes e coraboradores.
Instituto Amigos da Floresta Amazônica-ASFLORA.
Takushi Sato-Presidente.
Shoji Yamanaka-Vice Presidente.
Marluce Amorim-Coordenadora

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by wagahai_tt | 2012-10-17 05:54 | Asflora | Comments(0)

2012年7月11日

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2012年7月度Asflora活動報告第2弾

「イガラッペ・アスー農民、支援機関関係者とのトメアスー研修」

7 月11 日

1.8:00~11:10 小長野農場
小長野農場で、EMBRAPA からの訪問者(Osvaldo Kato、Milton Kanashiro、ペルーの農牧試験公社から研修員4 名)と合流し、同日午後の高松農場見学まで一緒でした。
小長野氏からは、いつも通り、小農に分かり易く、熱のこもったアグロフォーレストリィについて説明してくれました。 トメアスー市農務部長とCAMTA 理事の小長野氏は、外出が多く、農場経営をいかに妻に助けられているかを話していました。みなさん、頷くことしきりでした。

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↑小長野邸での講習会           ↑カカオの発酵槽

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左上) カカオとピメンタの天干場、カカオマメは、年間100 トンを出荷。青果から8%(重量)が、乾燥ビーンズ。
右上) カカオ園内での説明。 潅水施設なしでも、アグロフォーレストリィでは土壌水分と養分が改善されるので、200 ヘクタールの圃場がアサイを含め、問題なく生産していることを聞きました。 潅水ができる人は、次の段階に取り入れるオプションとして考えればよく、灌漑施設が必要になるということではないとの説明でした。
CEPLAC(カカオ研究機関)の調査員によると、ここのカカオの実が虫害で、5 割は減収となっているそうです。
小長野氏、安全で効果的な除虫方法を見つければ、更に収益向上となると意欲を燃やしています。

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↑小長野邸の前で、EMBRAPA チームと一緒に記念撮影。他、カメラマン3 人。

2.11:20~12:55 クワルタ・レジオン
次の見学地、クワルタ・レジオン(部落)への途中、一旦下車して、1971 年に植えられたトメアスーのアグロフォーレストリィのシンボル、現高木農場を見学しました。 この耕地に同行した上杉氏さんは、イガラッペ・アスー市のサンドラ市長のお父さんです。 上杉さんの奥さんのご親族の近藤氏が、ここにカカオとカスターニャ・ド・パラを植え付けたそうです。今は大木になっているこのカスターニャの木は、種子で植えつけていったそうです。 近藤氏は、自転車で遠路を通い、この耕地の手入れをしていた働き者でしたが、若く(33 歳)して亡くなっています。
上杉氏は、トメアスー在住時には、この耕地を引きついで管理していたそうです。40 余年前に思いを馳せたようで、感慨深い様子でした。

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↑イガラッペ・アスーの農民もじっと見入っていました。

クワルタ・レジオンのコミュニティ本部では、昼食時にも関わらず、同地農民協会の幹部3 人とカスタニャール農学校からの実習生4 名が待っていてくれました。

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↑ 実習生の紹介があり、各自から研修の感想が聞けた。 ↑同地協会メンバーが共同作業で運営する苗畑

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↑共同圃場(50mx50m)の胡椒、2 年にして素晴らしい生育。↑Dr ミルトン金城(EMBRAPA)とジョゼ・マリア

クワルタ・レジオンの訪問は、時間が無く、コミュニティ本部のみの訪問でした。 同地農民協会幹部3 人の話を聞き、共同運営するアグロフォーレストリィ圃場と苗畑を見ただけでしたが、イガラッペ・アスー、サンブラス部落から来た4 名の農民は、これまでで最も手ごたえを得られた様子でした。 小長野氏の一番弟子となっているジョゼ・マリアとサンブラスの農民アンテーロを引き合わせると、大いに話しが弾んでしまい、車(バン)の発車が遅れてしまった程です。

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↑少し遅く、昼食(13:30~14:10)

3.14:20~16:00 高松農場
トメアスーには、NATURA 社(大手化粧品製造販売会社)とEMBRAPA、CAMTA がFNO(北伯開発基
金)の助成を得て、行っている油椰子のアグロフォーレストリィ方式の試験栽培地が3 箇所(各6 ヘクタール)あります。 そのうち、トメアスー十字路に最も近い高松農場のその油やし試験地を見に行きました。

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左上) Dr.オズワルド・加藤(EMBRAPA)よりの説明
右上) アマパでの草の根プロジェクト(自然養豚)のため出発間際だったが、耕主の高松氏が挨拶された。

油椰子の栽培では、肥培管理が重要で、施肥には化学肥料が多用されます。 収穫量を上げ、管理の効率化のためには、モノカルチャー(単一栽培)で油椰子園をつくります。 その常識に反し、家族農業者にも、油椰子の栽培を取り入れる可能がないものかを調査するため、この試験栽培地(3 箇所、計18 ヘクタール)が4 年前に開設され、興味深い調査が継続されていました。
今回の研修会には、油椰子を栽培する上杉氏、搾油とプランテーションを行うPALMASA 社のダビ・工藤氏が参加していて、この4 年を経た油やし試験地を興味深そうに見ていました。 化学肥料を施肥せずに、緑肥のみで良く育て、十分な実をつけている油椰子を見て、少し驚いていた様子でした。

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試験地では、地拵えを機械化した所と、人力のみの所の収穫量の違いを見る区画、緑肥となるインガの木その他の列を挟んだところ、カカオ、クプアスー、アサイ椰子などを混植した所など、数区画に分かれています。 油ヤシの実の収穫が始まったばかりで、まだ収穫量の違いを判断できるような数値がはっきりしてはいません。でも、ここでもオオバダ農場で聞いたように、人力地拵え地の方が若干、収穫が良さそうな傾向が見えると聞きました。
緑肥とするマメ科の樹インガやグリチシーダ、バナナやキク科の灌木などを混植して、定期的に刈り取って漉き込むことで、地力をつけることが見て取れます。 アグロフォーレストリィの手法は、油椰子の栽培でも応用できるかもしれません。

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高松農場では、自然養豚を始めています。 養豚場は匂わず、ハエも発生していないことも見せてくれました。
高松農場の倉庫で、高松夫人と息子さんのお嫁さん(日本で結婚してきたルーマニアの方)から採りたてのアセローラジュースを振舞って頂きました。
この場で、イガラッペ・アスー市シャーレス農務部長が見学者を代表して、CAMTA、訪問先、EMBRAPA、EMATER、農工大/Asflora への感謝の挨拶があり、研修会を無事に閉会しました。
参加者の皆様、この草の根プロジェクトを推進するJICA さん、ありがとうございました。

以上
佐藤卓司
Asflora(アマゾン森林友の協会) 代表
東京農工大客員教授・JICA 草の根プロジェク

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by wagahai_tt | 2012-08-08 03:58 | Asflora | Comments(0)

2012年7 月10 日

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2012年7月度Asflora活動報告

2012 年7 月10日、11日

「イガラッペ・アスー農民、支援機関関係者とのトメアスー研修」

Asflora(アマゾン森林友の協会)は、東京農工大学JICA 草の根プロジェクト「遷移型アグロフォーレストリィ普及・認証計画」と提携し、サンタ・バルバラ市エスペジット・リベイロ入植地(ベレン市より55 ㎞)にてアグロフォーレストリィの普及活動を行っています。
この草の根プロジェクトでは、イガラッペ・アスー市(ベレン市から120 ㎞)でも、零細農民へのトメアスー方式アグロフォーレストリィの普及を行う準備として、イガラッペ・アスー関係者を招いて、農工大、CAMTA(トメアスー農協組合)、イガラッペ・アスー市役所、Asflora 共催で、トメアスー研修会を7 月10 日(火)、11 日(水)に行いました。
参加者は、計18 名。家族農業者6 名、中規模農業生産者3 名(農業シンジケート委員長含む)、イガラッペ・アスー市農務部長、PALMASA(油椰子会社)、EMBRAPA 各一名、EMATER 3 名、農工大/Asflora 3 名です。エスペジット・リベイロ入植地協会の代表も家族農業者として招きました。以下、日時を追って研修内容をご紹介します。

7 月10 日

1.13:50~14:05 トメアスー農協本部
CAMTA 側、小長野理事、ファビオCAMTA 農協技師より挨拶、講習への説明を受けました。
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上写真) 手前、小長野CAMTA 理事、左から2 人目(灰色帽子)がシャーレス・カヘィラ(イガラッペ・アスー農務部長)

2.14:20~15:30 オッパタ農場
オッパダさんは、トメアスー出身の二世です。大学では経営学を学び、サンパウロ市で商売をしていたのですが、8 年前から、トメアスーに戻り、お父さんの農地を引き継いで農業に転身しています。CAMTA(トメアスー農協)の技術指導を全面的に取り入れ、自己資本と銀行融資で、アグロフォーレストリィによる作付を急速に進めています。オッパタ氏の農地面積は、200 ヘクタールで、灌漑施設を30 ヘクタールに敷設しています。

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短期作物、マラクジャ、胡椒、アサイ、カカオ、クプアスー、柑橘の栽培を行って、効率化と規模拡大による収益確保を目指しています。 最初に植えた土地(右上写真)は、地拵えにブルドーザーを入れ、トラックターによる耕転作業を行ったそうです。しかし、重機を入れ、機械耕起をした土地は、土壌が固まり易く、排水が悪くなり、カカオや椰子の生長が重機を入れなかった土地に劣るそうです。 アサイとカカオの混植の仕方について、当初モザイク状に混ぜていたが、列毎に植えた方が、作業効率と養分の競合を抑えるために良いそうです。果樹のような永年作物は、植え付け間隔には、長年の経験が必要です。特にアグロフォーレストリィでの混植となると、その組み合わせ方は相当な数になります。トメアスーの各農家は、それぞれ長い年月での実験を重ねています。規模の大小に関わらず、これからアグロフォーレストリィに取り組もうとする者には、トメアスーの農家を見学することで大きな収穫が得られます。トメアスー農業者の方たちが、これらの貴重な経験を惜しみなく親切に教え下さるのは、本当にありがたいことです。 余談ですが、私は工場に勤務していました。工業では、積み重ねた技術のある工場内を同業者には見せたがりません。農林業では、オープンで、共に切磋琢磨、協力して生産技術を向上させるようにしているのが好きです。
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オッパタ氏は、8 年を経て、やっと収支が均衡するところに来たそうです。 資本を投下して、土壌分析に基づいた施肥、CAMTA 農事部の技術指導を常時受けても、利益を出せるまでに時間がかかるのが農業なのでしょう。作業場建物には、従業員十数名の作業配置が黒板に書かれ、ホワイトボードには、従業員教育に使われたと思う、テーマ(農場の主生産物、方法、留意点、意義、従業員の役割)が記されていました。(上写真)

3.15:50~17:00 CAMTA ジュース工場
土曜日の午後で、ジュース絞りの行程は停止していました。
工場のジョゼ・小野主任から、パンフレットを配布を貰い、工場の案内を受け、説明を聞けました。 組合員以外の周辺農家にも、この工場は販売先として役立っています。ムルシー、ゴヤバなどは、距離的にはイガラッペ・アスーより遠方の郡から買い入れていますが、量がまとまるなら、冷凍コンテナを利用し、集荷、輸送を可能という説明もありました。 昨年末から今年は、クプアスーが大量に収穫されて、トメアスー以外の生産者は販売に困りました。CAMTA も、通常以上の買い付けをして、冷凍在庫が増えることになってしまったそうです。 今後、他州で消費拡大のための拡販施策を、更に進めてゆきたいとしていました。
トメアスーでの多品種生産を可能にしているのは、組合にこの工場があってのことです。生産者が力を合わせることの成果を実感させられました。

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コンテナ出荷中のドラム缶は、日本向けのゴヤバ、アサイの果汁(Poupa)↑

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by wagahai_tt | 2012-08-01 05:04 | Asflora | Comments(0)

『地球村の森2012』 植樹祭

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Asflora6月活動報告を紹介します。

『地球村の森2012』植樹祭
2012年6月25日

Asflora(アマゾニア森林友の協会)は、ベネビーデス市Aimex種苗センターに於いて、2012年6月25日(月)午前中に『地球村の森2012』植樹祭を行いました。
参加者は地元の公立学校の中で、市立テルセイラ・トラベッサ校と州立ジョゼ・ド・パトロシーノ校の2校から小学校2~3年の生徒80名と教員7名です。アマゾニア農大の学生2名、日本からはNGOネットワーク『地球村』の高崎さんと瀧さん、NGOウータンの石崎さん、ベレン総領事館の阪野領事、群馬の森の岡島さん、平形さん、京都大学研究員のドクター石丸さん、院生の田村さん、Asfloraメンバー9名、Aimex種苗センターの職員5名、合計109名の参加です。
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9時半、Asfloraのマルルッシが、生徒たちへの環境授業を開始。「教室の机の下にガムを貼り付けた子、鉛筆で壁にいたずら書きをしたことある子だ~れ?」、「自然は、人が居なくても成り立つ?、 人は自然が無くても生きてける?」などの質問に、楽しく、元気な答えが返ってきました。

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続いて、Asflora森の劇が開幕。植樹前に、森林管理の基礎も学ぶことができました。
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植樹地に“クルピーラ”“マァイ・ナトレーザ(自然の母)”“カシャッセイロ(酔っ払い)”に導かれて、植え方の説明を受けます。

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植樹の開始に際し、苗木は千本用意されていました。この日のために、先週末、トメアスー農協の苗畑から300本の苗木も入り、樹種を増やしています。

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写真右上は、『地球村』の瀧さん(左)と高崎さん(右)です。
リオ+20に参加した帰りに来てくれました。




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この植樹地は、学校生徒たちがすでに2回、植樹をしてくれています。全部で40数種4千本の苗木が2000㎡の土地に植え付けられました。この土地は、条件が悪く、一度植林していましたが、うまく行かなかった箇所です。水はけを良くして、有機質をたっぷり施し、宮脇方式(在来種による混植密植)を行いました。

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植樹後、全員で輪になって、Asflora植樹祭恒例の“Viva Natureza!(自然万歳)”と森の再生を祈りました。

この植樹地の傍には、昨年植樹した『地球村の森2011』があります。
左下の写真は昨年4月に植樹した時で、右下の写真が、この日で1年2か月経過した後の状況です。
素晴らしい成長ぶりと、『地球村』の高崎さん、瀧さんにとても喜んで貰えました。

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各種の種子を飾ったテーブル(右上)でトロピカルジュースが味わえました。
右上は、Asfloraの役員レイラによるアサイ椰子の葉と房をアレンジした生花です。

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植樹後のランチタイムでは子供たちが、言葉の分からない外人(日本人)たちに、どんどん話しかけてきました。 群馬の森の岡島さんは、「こんなに伸び伸びして、反応の良い子達に久しぶりに会えました」と、褒めていました。 この子達に植えて貰った苗木たち、きっとすくすくと育って、本物の森を造ってゆくことでしょう。

植樹して頂いた皆様、準備万端を整えてくれた方々、Aimex(パラ州輸出木材工業協会)、ネットワーク『地球村』、ベレン総領事館、群馬の森の皆様ありがとうございました。
Obrigado para participantes e coraboradores.

ご協力団体:
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Instituto Amigos da Floresta Amazônica-ASFLORA.
Takushi Sato-Presidente.
Shoji Yamanaka-Vice Presidente.
Marluce Amorim-Coordenadora.

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by wagahai_tt | 2012-07-03 02:54 | Asflora | Comments(0)

第2回環境競技運動会

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Asflora5月度活動報告第2弾を紹介します。

第2回環境競技運動会
「ネストール・エルクラーノ・フェフェイラ校」

Asflora(アマゾニア森林友の協会)は、ベネビーデス市Aimex種苗センターにて、2012年5月30日(水)午前中に第2回環境競技運動会(II Gincano Meio Ambiente)を、隣町サンタイザベル市の基礎教育学校「ネストール・エルクラーノ・フェフェイラ校」の生徒と教員30名を招いて行いました。
A gincana iniciou-se com uma palestra e uma conversa sobre a intenção da gincana.
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この催しは講演から始まり、次いで生徒たちが青組とオレンジ組(各13人)に分かれました。
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組分けを終えて外に出ると子供達は、「Asflora森の劇」から出てきたエルフ(Duende)に、歓迎されました。
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突然、クルピーラが現れて大声を出して入って来るのでみんなびっくりしました。その時、Mãe Natureza(自然の母)が登場して、クルピーラを静めてくれました。クルピーラは森の守り神です。ここに集まった子達が、森で悪さをしないか、心配で飛び出してきたのでした。
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クルピーラ、Duende、自然の母は、子供たちに森の動植物相の説明をし、みんなが自然を大事にしてくれるという気持ちを持っているのを知り大いに喜びます。 彼等はこの運動会の説明役を買って出てくれて、競技を盛り上げてくれます。
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クルピーラは青組のリーダー役に、Duendeはオレンジ組のリーダー役になりました。 最初の競技は、ピンポン玉の競技でした。
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どちらの組が早くピンポン玉をコップに入れるか・・・。
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最初の競技は、オレンジ組が勝ちました。
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2番目の競技はテントと言うマメ科の木の種を拾ってペットボトルにどちらが早く一杯にできるかの競技でした。 これの競技も、オレンジ組の勝利でした。
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3番目の競技は、風船つくり。これまた、オレンジ組が勝って3x0。
ラストゲームは、「カーボ・デ・アッソ(ワイヤーロープ)」と言っている、綱引きです。
クルピーラの懸命な応援にも関わらず、青組が負けてオレンジ組無敗で優勝です!!!
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運動会の後で、荒廃地への森づくりをして貰いました。 「ネットワーク『地球村』の森2012」 の植樹地に行き、Asfloraのマルルッシ理事から植え方の指導を受けました。
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マルルッシ理事、Duende、自然の母、クルピーラが、一緒に植樹してみんなにお手本を示しました。
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植樹を終えた後、植えた苗木を全員囲んで、森が元気に育っていくように祈りながら、「ビーバ・ナトレーザ(自然万歳)」を三唱しました。
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みんな少し疲れた様子でしたが、ランチを貰ったらすぐ元気回復です。
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第2回環境競技運動会で優勝した青組は、以前日本の田村常代 さん(植樹グループ、まじぇる会)から贈られて残しておいた手製の小物袋がプレゼントされました。綺麗な袋の賞品を貰えて、沸き立ちました。
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ネストール・エルクラーノ・フェフェイラ校のフランシスコ・シャーガス先生、ジゥマ・ロドリーゲス先生、ランチや賞品の包装などの世話をしてくれたジョエルマ・ソコーロさん、参加生徒の皆さん、Asflora、Aimexメンバー、支援者の皆様、どうもありがとう。
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協力団体:
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Instituto Amigos da Floresta Amazônica-ASFLORA.
Takushi Sato-Presidente.
Shoji Yamanaka-Vice Presidente.
Marluce Am

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by wagahai_tt | 2012-06-13 02:39 | Asflora | Comments(0)

エスペジット・リベイロ入植地での研修会


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Asflora活動報告を紹介します。

エスペジット・リベイロ入植地での研修会
2012年5月23日

Asflora(アマゾン森林友の協会)と東京農工大(アグロフォーレストリィ普及JICA草の根プロジェクト)、エスペジット・リベイロ入植者協会(ATRAER)は、2012 年5月23日(水)、サンタ・バルバラ市(郡)のエスペジット・リベイロ入植地で、Dia do Campoという農業講習会を行いました。 農工大プロジェクトの提携先CAMTA(トメアスー農協)より、講師陣を派遣して貰い、約40名の参加者で、午前9時から昼食を挟んで午後3時まで、農業について楽しく学ぶことができました。
同地は、渋滞が無ければ、車でベレンから1時間で到着できる距離にあります。 森林地を6年前から開拓し、52家族が入植している部落です。 
農工大では、JICA草の根プロジェクト「遷移型アグロフォーレストリィ普及・認証計画」を昨年11月から開始しています。 その一環として、AsfloraがEFF(地球と未来の環境基金)・緑の募金 による同地の支援活動を4年前から行ってきたことを評価し、同部落の共有地1ヘクタールに、アグロフォーレストリィの展示普及農場を設けています。
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今回、同入植地周辺の農民にも講習会への参加案内をしていましたが、同じ日に別の講習会があったため、集まった農民は、エスペジット・リベイロ入植地の人たちだけでした。
トメアスーから、ジナルド・サントス技師、エルネスト・鈴木技師が来てくれた他、イガラッペアスー市PALMASA(油やし工場)からダビ・工藤さん、地元サンタ・バルバラ市社会福祉部長、カトリックとプロテスタントの教会関係者、Aimex(パラ州輸出木材工業協会)種苗センターのエルトンさん、Asfloraからは、佐藤、マルルッシ、アンデルソンが参加しています。

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(入植地農民協会 ミランダ会長挨拶) (ジナルド技師による日光殺菌による飲用水作り)

同入植地では、先週、各戸に待ちに待った電気が通じました。この講習会は、その電気の恩恵で、プロジェクターを利用できました。
まず、トメアスー移住地の歴史とアグロフォーレストリィを紹介するビデオ(原版はJICAが4年前に作成したもの)を見ました。 80余年の歴史を経て、現在のトメアスーが農協を中心に、熱帯での持続可能な農業モデルを作り上げたことを紹介しています。 新しい入植部落で、学ぶべきことが多く、みな熱心に観ました。 ジナルドは、「トメアスー移住地も多くの支援を受けて現在がある。その支援を受けることができ、それを生かせたのは、組合を通じた農民のまとまりがあったからこそ」と、強調しています。 ここの部落は全部で52家族が入植していますが、ミランダ会長がみんなをまとめることに、最も苦心しているところです。

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(婦人会から、フェジョアーダ等の美味しい昼食が振舞われました。子供たちも勿論、集まってきます。)

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(左上写真) 農地でのポリエチレンゴミなどの焼却処理、重金属土壌汚染を防ぐ電池の捨て方(ペットボトルへ封入)など、ゴミ処理を学びました。 次いで、堆肥つくりの研修でした。(右上写真)

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(作った堆肥を使い、トメアスーから持ってきてくれたアチャチャイア(ボリビア原産果樹)2本の植樹です。)

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農工大圃場では、もうじきトウモロコシが採れます。

 カカオの最初に行う剪定の仕方を教えて貰いました。
(下部からの徒長枝のナイフによる剪定中)



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(大人たちが外に出たら、子供会が開かれました。) (婦人会による手作り品の披露もありました。)

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(記念撮影、ちょっと少ないのですが、早く帰った人たちと、この時のカメラマン3人、婦人会の裏方さんたち(子供会中)が抜けています。)

ASFLORA‐Instituto Amigos da Floresta Amazônica
Presidente Takushi Sato
Coordenadora Marluce Amorim

東京農工大学JICA草の根プロジェクト「遷移型アグロフォーレストリィ普及・認証計画」  (文) 現地調整員 佐藤卓司

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by wagahai_tt | 2012-06-06 04:11 | Asflora | Comments(0)

Asfloraの活動報告

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Asflora活動報告を紹介します。

    第22回Miyawakiプロジェクト植樹祭
                     2012年3月3日

Asflora(アマゾン森林友の協会)と三菱商事株式会社、エスペジット・リベイロ入植者協会(ATRAER)は、2012 年3月3日(土)、サンタ・バルバラ市(郡)のエスペジット・リベイロ入植地で、「第22回東アマゾン熱帯林再生実験(通称 Miyawaki プロジェクト)」植樹祭を行いました。
植樹地は、ベレン市から東南へ50km、モスケイロ島への街道から右折し、ジェニパウーバ街道から入ります。車でベレンから1時間で到着しました。今回の植樹地は、同地で年末に行ったクリスマス植樹祭植樹地(9千本植樹済)と、小川を隔てた対岸に位置します。 ここは、6年前から開拓の始まった入植地の水源地です。 自然林が保全されてはいますが、開拓と共に狭まっています。昨年は、幹線道路が水源地を横切り、土砂が小川に流入、水が濁って水量も減ってきてしまいました。Asfloraでは、イオン環境財団、EFF(NPO地球と未来の環境基金)・緑の募金の助成を受けて、4年前から、この水源涵養林を保全し拡張するように努めてきました。 今回は、三菱商事株式会社とAsfloraの共同事業「第22回東アマゾン熱帯林再生実験」(Miyawakiプロジェクト)を同地の水源林づくりのために行いました。 5,000本(40余樹種)を2,000m2に植え付けの始まりです。
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参加者は200名、サンタ・バルバラ市役所教育局長、在ベレン日本国沼田総領事、日系三団体(汎アマゾニア日伯文化協会、アマゾニア日伯援護協会、パラ州日伯商工会議所)、アマゾン群馬の森の各代表、隣接アブレウ・ベルメーリョ入植地協会の代表、近隣小学校3校の生徒、教員、NGOカーザ・ダ・ボア・エスペランサ代表、瀬古耕平氏他が参加しました。前日の豪雨で、田舎道がぬかるんだため、生徒たちを集めるために送ったバス2台がスリップして動けなくなり、100人が途中で引き返していました。

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植樹祭は来賓挨拶の後、クルピーラによる植樹指導で始まりました。

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植樹地には、全面的に堆肥が施され、朝早くから入植地の人たちと、前日から当地で体験研修を始めた東京農大国際農業開発学科の学生4名が植え穴掘り作業に汗を流しています。上右の写真は、その学生4名(男女各2名)と、植樹祭に加わった東京農工大の学生(右端)1名です。

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写真左、左から沼田総領事、坂上氏(文協)、山本氏(商工会議所)、近藤社長(伯三)
写真右、植樹中の沼田総領事(右)、昨年末もこの水源の森つくり植樹祭に参加して下さいました。

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植樹を始めて1時間後、植樹した箇所を全員で囲んで、恒例のViva Natureza!(自然万歳!)

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植樹後、入植地公民館で参加者に地元婦人会によって全員にランチが配られました。
また、沢山のランブータン、マンゴスチン、それに珍しいランサ、ドリアンを瀬古農園の差し入れがあって、熱帯果樹を思う存分に味わえました。

ブラジル三菱商事の近藤社長とCSR担当の長谷川さんから、市の教育課長を通して植樹祭に来てくれていた各学校代表者に6冊のポルトガル語版日本百科事典の寄贈がありました。貧しい開拓部落で、とてもリッチな日伯交流素親睦会が出来ました。(右上写真)
植樹祭の準備に携わった関係者、参加者の皆様、どうもありがとうございました。

ここの水源の森づくりは、2008年12月から始め、7箇所目になりました。
本年から、農工大によるJICA草の根プロジェクト「アグロフォーレストリー普及」での協力も得られるようになりました。 部落の人たちと共に、本物の森、全ての命を守る森を育みつつ、持続可能な農業が根付くように努めてゆきたいと思います。

ASFLORA‐Instituto Amigos da Floresta Amazônica
Presidente:Takushi Sato
Vice-Presidente: Shoji Yamanaka
Coordenadora: Marluce Amorim

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by wagahai_tt | 2012-03-21 06:03 | Asflora | Comments(0)

エコ・クリスマス 2011年12月18日

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Asfloraの活動報告を紹介します。

エコ・クリスマス 2011年12月18日

ASFLORA(アマゾン森林友の協会)は、先週に引き続きクリスマス行事を行いました。
12月18日(日)、ベレン市から55㎞の距離にあるサンタ・バルバラ郡エスペジット・リベイロ入植地で、「水源の森つくり」植樹祭を行い、クリスマスを祝いました。
今回の催し、同地の環境農業入植者協会とAsfloraが準備し、真珠のミキモト様(EFF/緑の募金助成プロジェクト)、イオン環境財団様、宮本(藍工業)様、Schincariol社様の助成を得ています。
午前9時半、入植地の公民館のある広場で、エスペジット・リベイロと近くのアブレウ・ベルメーリョ入植地の子供たち200人が集まり、木登りゲームを始めました。つるつる丸太柱の天辺に吊るされた、お菓子の入った袋を取る遊びです。一人、一人が挑戦しても、みんな滑って登れませんでした。それで、助け合いながら人の梯子をつないで登ってゆくと、お菓子が仕留められました。

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30分ほど遊んで疲れたところで、1回目のランチタイム、ハムとチーズ入りのサンドイッチです。

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ランチタイム後、クリスマス行事開催者、協力者の挨拶と植樹指導が行われました。 地元サンタ・バルバラ市セルソ副市長、州農業指導部(EMATER)サンタ・バルバラ支所イアーレ所長、州環境局環境教育部ダニエーラさん、入植者協会ミランダ会長などが挨拶しました。 また、日本から、この入植地への支援活動をしてくれている NPO地球と未来の環境基金-EFF 古瀬繁範 理事長が特別参加してくれています。 式典を終えて300m離れた植樹地に移動、「水源の森つくり」植樹の開始です。

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まだ雨が少なく乾燥しているので、今回の植樹祭では千本の苗木のみ植えました。地拵えは、水源地を囲んで0.4ヘクタール出来上がっています。 合計で9千本(イオン環境財団助成分5千本、緑の募金・ミキモト・EFF助成分4千本)の苗木を植えることにしています。

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植樹中、隣の「群馬の森」を訪れていた沼田総領事が、北伯群馬県人会長の岡島さん、平形さん、京大研究員石丸さん、大学院生田村さんと共に到着しました。
右上写真の紺のシャツ姿が、子供とアサイ苗を植えている沼田総領事です。

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植樹後、Asfloraのエーデル理事の掛け声で、全員が輪になって「クリスマス、おめでとうとう!」と、三唱しました。

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左上)EFFの古瀬氏の後方が、地拵えの済んだ水源の森つくり予定地です。
右上)昨年のクリスマス植樹祭で植えた一画です。 

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植樹後、公民館(上の木造バラック)で、飲み物と軽食が配られました。 サンタが現れ、プレゼントを子供たちに手渡しました。サンタさん、暑い最中にこの装束ですし、大勢の子達を相手に、最後はフラフラになってしまいました。

本年も、多くの方々のご協力によりAsfloraの活動が継続できました。心からお礼申し上げます。
日本の大震災後、大勢の市民によるボランティアの方々の活躍が報じられています。
私どもも、地球市民の一員として、環境教育、森つくり、持続可能な家族農業者支援活動に、新しい年もみんなで力を合わせていきたいと思います。

良いお年をお迎えください。
2011年12月23日
ASFLORA代表  佐藤卓司
副会長 山中正二
他役員一同

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by wagahai_tt | 2011-12-27 11:34 | Asflora | Comments(0)