「ほっ」と。キャンペーン

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エコ・クリスマス 2014年12 月11 日

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Asflora12月度活動報告を紹介します。
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ASFLORA(アマゾン森林友の協会)は、恒例の「エコ・クリスマス」行事を行いました。
12 月11 日(木)、ベレン市から50 ㎞離れたサンタ・バルバラ市エスペジット・リベイロ入植地ジウダさんの耕地の一画で、植樹祭を行い、クリスマスを祝いました。当地の学校は、翌週から学年末の休みに入ります。蛇足ながら、ブラジルの基礎教育校の授業日は、年間200 日です。
同地での植樹は、EFF(NPO 地球と未来の環境基金)/緑の募金助成による「東アマゾン地域における小農民へのアグロフォレストリー支援事業」の一環です。「緑の募金」(国土緑化推進機構)からは、8 年間に亘って同地へのご支援を受けてきましたが、今年末で一区切りとなります。 遠路東京から、EFF の古瀬繁範代表が今年も参加してくれました。
この催しは、エスペジット・リベイロ環境農業入植者協会(ATRAER)、サンタ・バルバラ市役所、瀬古農場の瀬古耕平氏、隣接するベネビーデス市に石鹸の大工場を開いたNatura社のご協力を頂いています。
午前8 時半より、会場となった開拓部落の一耕地に、地元サンタ・バルバラ市の3 校と、隣のマリツーバ市とアナニンデウア市の2 校からのバスが次々に到着、220 人の生徒、教職員、Asflora、地元住民、来賓が80 人、計300 人が集まりました。

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左上)開会式で、植樹地を提供した耕地の主ジウダさんが、森を守ってゆく気持ちを話してくれました。 帽子の女性は、当入植地婦人会長のジョエルマさん。 右上)Asflora の森の劇団の、クルピーラとマイ・ナトレーザ(自然の母)から植え方の説明をしました。
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↑植樹地は、0.2ha、苗木53 種2,507 本を用意しています。まだ雨期に入っておらず、厳しい乾燥が続くので、この日は600 本の植えつけだけにしました。砂地で、痩せているので、植樹地全面に堆肥を施し、更にアサイ椰子の絞った後の実を敷いています。

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多くの生徒が町に住んでいて、初めての植樹した子が多かったようです。でも教えられた通り、素直に大事に植えてくれていました。苗木の過半は、同地入植者協会の苗畑で生産しています。
f0096068_6212526.jpg←植樹地の背後に見える森は、耕地内のものです。各耕地は10ha ですが、開拓は半分位に留め、森を残して貰えるように同地での活動を8 年間続けてきました。現在、入植者の6 割、30家族程は、森を守る気持ちを強く持ってくれるようになっています。個人の耕地にも、一画を森つくりに提供してくれるまでになってきました。
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↓植樹終わってランチタイム、次いでお待ちかねのクリスマスプレゼントが配られました。
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上左)サンタさん、交通渋滞に会い、遅れて到着。あちこちから引っ張りだこのサンタさんで、Asflora 役員フイ(Rui-赤シャツ)の友人です。上右)プレゼントを配布するEFF 古瀬氏

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           サンタを囲んで、Asflora の仲間たちです。


エコ・クリスマス植樹祭、本年も裏方で準備に励んでくれた人たちのおかげで、参加者一同に楽しんで貰えました。 実施に際しては、予算が底をつき、労賃等が足りなくなりましたが、エスペジット・リベイロ入植地協会の人達は協力してくれました。部落婦人会のジョエルマ会長とジウダさん達は、前日は徹夜で飾り付け、ランチつくりに励んでくれていました。

本年もAsflora の活動をご支援頂き、ありがとうございました。
良きクリスマスと新年をお迎えください。Feliz Natal e Próspero Ano Novo!

2014 年12 月16 日
ASFLORA代表 佐藤卓司
副会長 Marluce Amorim
他役員一同





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by wagahai_tt | 2015-01-01 06:35 | Asflora | Comments(2)

ベネビーデス小学校生徒への環境教育

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Asflora 8月度活動報告を紹介します。
ベネビーデス小学校生徒への環境教育 2014年8月22日
Asflora-アマゾン森林友の協会-では、8 月22 日(金)午前中に、地元ベネビーデス市立学校マリア・ロムロ・アルダ校の生徒、教職員46 名を招き、恒例の環境教育プログラムを行いました。この環境教育活動は、Asflora が13 年継続している主要活動です。本拠地としているAimex 種苗センターで、年間10~18 回が行われています。今回の参加生徒は、基礎教育課程3、4、5 年生の元気一杯(制御が大変)な、でも注意すれが聞き入れる素直な子達でした。 今回は、9 つの州で学校、養老施設、各種NGO などの報道支援をしているNGO Ativa Brasil(http://www.institutoativabrasil.org.br/)が、当地の民間宝くじ会社(Carimbó dá Sorte 社)の協力で取材に来ました。

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Asflora 理事マルルッシ副会長(写真上、白いT シャツ姿)は、ベテラン講師です。活発な子、おとなしくてあまり発言しない子、少し知恵おくれの子も、みんなに興味が涌くように話を進めてゆきます。良い答えをした子には、後から特別賞をあげると約束し、名前も控えてゆきました。

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苗畑の見学(写真左下)を経て、Asflora 森の小道の入口(写真右下の看板の所)へと導きます。

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森の小道に入る前、看板の注意書きを読ませます。「道の脇の葉っぱはちぎらない、ゴミを捨てない、走らないで気をつけて歩こう、カメラや携帯は切って使わない – こうしたら貴方は自然の友だよ、良い散策を!」と記されています。
森に少し入ると、エンジィ(森の住人)が突然現れ、みんな悲鳴をあげてびっくり。 Asflora森の劇が始まり、始まり~。

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次いで、クルピーラ(森の守り、赤い髪をして足が逆向きになっています)、マァイ・ダ・ナトレーザ(自然の母)が、子供たちを出迎えます。二人は、森がファウナ(動物相)とフローナ(植物相)でできていて、お互いに補完し合い循環していることを分かり易く教えてゆきます。身の周りの環境を良くし、自然環境を守ることの意義が、子供たちに森の小道で自然と理解されていくことが感じられるひと時です。
少し歩くと、大きな声でのやり取りが聞こえてきました。みんなでそこに行き着くと、老木が樵と遣り合っているところでした。樵は、細い木を切ろうとしていたのです。クルピーラと自然の母が、子供たちと共に樵を制します。木を切るなら、森が持続してゆくように仕事(Manejo=施業)することが、樵の利益にもなることを教えます。樵も最初はいきりたっていましたが、森の中で道に迷わされると恐れられているクルピーラが現れたと知って、耳を傾けました。 だんだん教えられること(Manejo Florsetal=森林の持続可能な施業)に納得していきます。老木は、子供たちの傍で、窓枠、机、扉などになって、長く大切に扱われる第2 の人生を送れるようにと、樵に伐採を託します。

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f0096068_15134934.jpg更に森を進むと、アララ(オウム)小母さんが樹上で疳高い鳴声を上げていました。 クルミース(インジオの言葉で子供たち)に、彼女たち(鳥類)が種子を撒いたり、種の休眠打破をして発芽を助けたりして森つくりに一役買っていること、また自然界の動物相の中では、一つが欠けると、食物連鎖が繋がらず、他の種も生きられないことなどを語ります。子供たちへ、パチンコで狙ったり、捕まえて鳥籠に入れようとしないでとも言っていました。




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アララ小母さんから別れ、今度は酔っ払いが小川の傍で寝ているのに出会います。周りはゴミだらけ、まずはみんなでゴミ拾いをし、それからこの酔っ払いを起こしました。

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酔っ払いは、やったらいけないことを、みんなやっていました。ゴミは捨てる、小川の周りの木を切ってしまう、焚火をして寝込んでしまう・・・、さぁ、子供たち、真剣に酔っ払いに注意をしていきます。これまで学んだことを、酔っ払いに教えてくれたのです。

更に森の小道を進みながら、落ちている木の種を拾って、大きな苗ポットに播くことになります。みんなのエネルギーを注ぐと、アーラ不思議、それが芽生えて、木の赤ちゃんと対面できました。

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次は、マチンタ小母さん(左下写真)に会います。彼女は、死人が出る前、その家の屋根にフクロウとなって現れ、不吉な声で鳴くと恐れられています。でも、ここに住むマッチタ小母さん、世俗の穢れが無い森が大好きな、親しいみ易い小母さんでした。 上流に居た酔っ払いに水を汚されて、折からお腹を壊していました。でも、森で採れる薬草を飲んで治すからとのことでした。 森の散策の最後に会えたのは、インジオの祈祷師(写真右下)でした。祈祷師は、この森で学んだ自然の大切さを、周囲の人々に伝えてゆくようにと、厳かに言い聞かせました。

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↑森の出口で記念写真!

ランチタイムです ↓        Ativa Brasil の引率の先生への取材 ↓
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優秀回答者への景品授与式↑     ~笑顔の御返しを貰いました~

Instituto Amigos da Floresta Amazônica-ASFLORA
アマゾン森林友の協会
(文と写真:Asflora 会⻑ 佐藤卓司)

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by wagahai_tt | 2014-08-27 15:40 | Asflora | Comments(2)

『地球村の森2014』植樹祭

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Asflora4月度活動報告を紹介します。

『地球村の森2014』植樹祭 
2014 年4 月16 日
Asflora(アマゾニア森林友の協会)は、ベネビーデス市AIMEX(パラ州木材輸出木材工業協会)付属種苗センター敷地内で、2014 年4 月16 日(水)午前9 時過ぎより、『地球村の森2014』植樹祭を行いました。
招待していた近くの学校から、直前に都合が悪くなったと断りが来ました。
慌てて、Asflora のメンバーで教師をしているカミーロに相談したところ、ブジャルー市(ベネビーデス市から約60 ㎞)のパラ州立ドマリオ校生徒60 人と教員3 名を連れて来てくれました。
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彼等は、バス2 台で、朝8 時前に到着。植樹祭の前に、1 時間余、Asflora 副会長マルルッシから、環境教育講義を受けて貰いました。
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60 人の生徒たちは、中等教育課程で、日本だと高校生、13 歳~19 歳の子達でした。 講義の後、短い時間でAsflora 森の劇団を紹介、Aimex の苗畑を見せてから、今回の植樹地に案内しました。植 樹には、Asflora とAimex メンバーに加え、パラ連邦総合大学で環境学を教えるルシバルド准教授、近くの町のコンドミニアム住人管理者で、敷地内の水源林を回復しようとしている2人、アマゾニア日伯援護協会の理事の山本さん、斉藤さん、農大校友の伊藤さんなどが参加してくれました。
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植樹スポンサーになって頂いたのは、大阪のNPO 法人ネットワーク『地球村』(代表 高木善之)です。今年で、4 年目です。今回の植樹地は「Floresta de Network Earth Village 2014(地球村の森 2014)」と名付けています。
植樹記念看板
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植樹本数は、4 千本、50 樹種の予定で、面積は45mx45m、0.2 ヘクタールです。16 日の植樹祭時は、参加者85 人で800 本程度のみ植えました。翌日から、Asflora とAimex のメンバーで、継続することにしています。

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今回の植樹地は、10 年前に植え付け間隔を揃えて、通常の植林をした場所でしたが、土壌条件等悪く、インバウーバ(セクロピア)などの木々が僅かに生える草原でした。
下は、この植樹地の地拵え前の景観と、植樹祭時のものです。
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上3 月6 日 ↓ 下4 月16 日
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地拵えは、草を刈り、排水路を設け、残存していた数本の外来種チークなどを伐採、鶏糞入り堆肥を植樹地全面に5 ㎝厚で施肥(1600 袋、10m3、トラック3 台分)しました。有機質を沢山入れると、密植する苗木たちに、森の中のギャップ(陽だまり地)のような居心地にさせてあげられるようです。荒廃地では、混植密植方式でも、各植穴に肥料を入れるだけでは、なかなか森になりません。
下準備をしてくれた仲間たちと、木を植えることを楽しんでくれた参加者たちからエネルギーを得て、大いに元気を貰えた一日でした。 (文、佐藤卓司)

f0096068_18113553.jpg←本植樹祭案内状













Instituto Amigos da Floresta Amazônica-ASFLORA
Takushi Sato-Presidente
Marluce Amorim-Vice Presidente

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by wagahai_tt | 2014-04-23 18:18 | Asflora | Comments(0)

Asflora活動報告

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Asflora3月度活動報告を紹介します。

サンブラス部落コミュニティ苗畑落成式 (2014年3月22日)
Asflora(アマゾン森林友の協会)は、東京農工大学JICA 草の根プロジェクト「遷移型アグロフォレストリー普及・認証計画」に協力してきました。 Asflora メンバーの佐藤、マルルッシ、アンデルソンのこのプロジェクト実施メンバーになって2 年余になりましたが、3 月末でこのプロジェクト実施メンバーを終わります。その締めくくりとして、今回、本プロジェクト拠点地の一つ、イガラッペアスー市サンブラス部落(ベレンから140 ㎞)のコミュニティ苗畑が完成し、その落成式を部落の農民、地元市役所、協力団体の方々と共に行いました。
3 月22 日(土)午前中、サンブラス部落に、ハイムンド部落長、アンテーロ前部落長を始め地元農民と家族、アブラヤシ企業PALMASA 社の宮川社長他幹部の方々、サンドラ市長、シャーレス市農務部長始め、市、州農業指導部員、ジョアキン農村シンジケート代表、CAMTA(トメアスー農協)小長野理事(兼トメアスー市農務部長)、CAMTA ジナルド技師、アロウド技師、東京農工大プロジェクトメンバーの佐藤、アンデルソン、マルルッシの約50 名が集まりました。
以下、写真で当日の様子を紹介します。
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上写真)22 日午前10 時半、サンドラ市長(左前列2 人目)を迎えて、サンブラス部落苗畑落成式を開始しました。この集会所は、本プロジェクト開始と共に、参加12 農家の協働と、サンタバルバラ・エスペジット入植地の大工仕事の得意な農民の協力によって建てられました。

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左上)挨拶中の小長野道則氏、お土産にピタヤ苗、豆類、樹木の種子を持ってきてくれました。
右上)イガラッペアスー市農事部より、トウモロコシ種子60 ㎏も、この日に頂きました。

コミュニティ苗畑看板の除幕をサンドラ市長、ハイムンド部落長、各支援団体の代表が行いました。
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写真上)苗畑は、18mx18m、50%遮光の寒冷紗に覆われていて、スプリンクラー潅水設備付です。支柱は、胡椒栽培用の支柱材で、Palmasa 社渡辺氏に寄付して頂きました。

これから、クプアスー、カカオ、アサイ椰子、胡椒、タペレバ、マラクジャ(パッションフルーツ)などの苗つくりに利用されます。見学者が来るようになり、サンブラス部落の人達が張り切って説明し、近辺の人達にも苗木を分けてあげている姿を想像しています。

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左上)奥に見えるのは3 千リットルの水タンク、井戸は掘り抜きで44mあり、水中ポンプを設置してあります。綺麗な飲み水を得て、将来、部落の水道に利用できると住民は喜んでいます。
右上、下)苗畑の落成式後、付属するトメアスー方式アグロフォーレストリィ展示農場(1ha)に訪問者を案内しました。植え付け後1 年2 か月を経て、バナナがもうじき収穫期に入ります。
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胡椒も一画で、通常の支柱と生木支柱で、4 種類が栽培されています。カカオ、アサイも育ちつつあり、参加している農家は、もうこのモデルを自分の畑の一隅に導入し始めています。

当日の小さな参加者たちです。
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このプロジェクトは、あと2 年半続きます。
4 月からは、トメアスーのアグロフォーレストリィ生産カカオ豆の地域認証実現に注力していきます。サンタバルバラとイガラッペアスーの零細農民支援地では、 CAMTA(トメアスー農協)の技師の定期訪問し、技術指導が継続します。
私どもAsflora のメンバーも、親しくなった農家の人達を、時々、訪ねたいと思っています。
本プロジェクトに参加してくれた農民の皆様、ご支援を頂いた多くの方々、
JICA、CAMTA、東京農工大国際技術協力支援室の皆様、
ありがとうございました。

以上
佐藤卓司、Maruluce Amorim、Anderson Barros
東京農工大JICA 草の根プロジェクト・現地実施員
Asflora(アマゾン森林友の協会)


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by wagahai_tt | 2014-04-02 05:30 | Asflora | Comments(0)

エコ・クリスマス

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Asflora活動報告を紹介します。
            エコ・クリスマス
                   2013 年12 月10 日

ASFLORA(アマゾン森林友の協会)は、恒例となった「エコ・クリスマス」を祝いました。
12 月10 日(火)、ベレン市から50 ㎞離れたサンタ・バルバラ市ジェニパウーバ街道沿いのミネラル・ウォーター工場敷地で、昨年に続き「地下水源の森つくり」植樹祭です。
この植樹プロジェクトは、EFF(NPO 地球と未来の環境基金)/緑の募金助成による「東アマゾン地域における小農民へのアグロフォレストリー支援事業」の一環です。今回は、東京からEFF の古瀬繁範代表が駆けつけてくれました。
ミネラル・ウォーター工場(エストレィラ・ダウバ社)とエスペジット・リベイロ環境農業入植者協会(ATRAER)、サンタ・バルバラ市役所、瀬古農場の瀬古耕平氏、地元の果汁会社、菓子会社、それに三菱商事の大きなご協力を頂きました。
午前8 時、植樹祭会場に近辺の学校生徒たちが市のスクールバスで次々に到着、その数300 人、付添と近隣住民、来賓を入れると400 人の大所帯です。
前日は、アマゾニア農業大学構内での「第23 回東アマゾン熱帯林再生実験」植樹祭を行いましたが、その植樹祭に飛行便キャンセルにあって間に合わなかった宮脇昭先生と三菱商事(環境CSR 推進室)の福原さん、小川さん、平野さんの4 人が参加してくれました。
東京からダラスで2 日間足止めに会ったこの4 名は、サンパウロからベレンに来るのも便が危うくなっていましたが、2 名は深夜、もう2 名は早暁にベレン空港に到着できました。

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左上)EFF 古瀬代表の挨拶。 右上)来月86 歳になる宮脇先生に、♪Happy Birthday♪をみんなで歌い、子供の代表が先生にAbraço(抱擁)をしました。 先生の隣は、進行係りのエスペジット部落婦人会のジョエルマ会長。

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↑ Asflora 森の劇団が、子供たちに植樹の意義を伝え、植え方の手ほどきをしました。

  (残念ですが写真がありません)
↑手前が今回の植樹地(苗木60 種4500 本予定)、奥が1 年前に植樹(苗木9 千本)した所です。もう看板の背丈を超えています。今回の地拵えは更に良く、より早い成長となりそそう。

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↑植え方指導中の佐藤。          ↑植樹中の宮脇先生と三菱商事の小川さん。

f0096068_3455920.jpg←Mãe Natureza(自然の母)の誘導で、植樹地に入る生徒たち。植樹地は、元牧場跡地、砂地
で水はけが良いのですが、とても痩せた土地です。
トラックターで浅く耕転し、石灰を入れ、鶏糞堆肥を全面5㎝厚に置いた上に、アサイヤシ
の実絞りカス(粒状に見える)を沢山施しています。
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↑輪となって「Viva Natureza!=自然万歳」三唱しました。 ↓植樹終わってランチタイム。
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↑クリスマスプレゼントを配布するEFF 古瀬さん(左)、三菱商事の小川さん(右)

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エコ・クリスマス植樹祭、二日連続でしたが、裏方で準備に励んでくれた人たちのおかげで、楽しく無事にすみました。エスペジット・リベイロ入植地協会(アデミルトン会長)、エステレーラ・ダルバ社、市役所、地元のいくつもの学校、近辺部落の人々が、森つくりを通して、笑顔の交換ができる場となりました。エスペジット部落婦人会のジョエルマ会長は、進行役にもなって、更にみんなの笑顔盛り上げてくれました。

また一年、Asflora 便りに目を通し、励ましの言葉を寄せて頂きました皆様、ありがとうございます。 良いお年をお迎えください。 
Feliz Natal e Próspero Ano Novo!

2013 年12 月19 日
ASFLORA代表 佐藤卓司
副会長 山中正二
他役員一同



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by wagahai_tt | 2013-12-31 04:14 | Asflora | Comments(0)

クリスマス植樹祭

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Asflora活動報告を紹介します。
            クリスマス植樹祭
                     2013 年12 月9日
ASFLORA(アマゾン森林友の協会)は、年末恒例のクリスマス植樹祭を2 日間続けて行いました。
第一日目は、12 月9 日(月)、ベレン市内のアマゾニア農業大学(以下、UFRA)構内で、「第23 回東アマゾン熱帯林再生実験」の植樹祭です。
アマゾン熱帯林再生実験は、ブラジル永大木材社、UFRA と三菱商事とが21 年前(1992年)に、宮脇昭博士指導を得て始めたもので、今回が23 番目の実験林つくりとなっています。三菱商事(環境CSR 推進室)は、20 年を超えて、この熱帯林再生植樹への支援を続けてくれています。 宮脇方式でのその土地本来の森づくりは、ひとと全ての命を守るためのもの、地球の各地で続けてゆくことが大切だと思っています。
午前9 時、UFRA 構内の植樹地に、大学敷地内のパラ州立Vilgilio Libonati 学校生徒たち120 名が到着、大学からは沼沢スエオ学長、伊藤ラウロ教授、林学部学生、教職員が80名、来賓とASFLORA が20 名の計約220 名で植樹祭を始めました。
日系団体からは、在ベレン日本国総領事館沼田行雄総領事、大岩玲主席領事、アマゾニア援護協会の太田勲事務局長、JICA シニアボランティアの本多さん、東京のNPO「地球と未来の環境基金」古瀬繁範代表などが参加してくれました。

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今回の植樹祭には、東京から三菱商事環境CSR 推進室の福原さん、小川さん、平野さんと宮脇先生が参加することになっていました。ところが、中継地のダラスで天候不順があって、2 日間もサンパウロ便がキャンセルされて、当日の夜中にしかベレンに入れないということになりました。でも、主催者である三菱商事は、ブラジル三菱商事の黒子多加志社長とCSR 担当の松原さゆりさんが、予定通りサンパウロから来てくれました。

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左上、佐藤が飛行便のキャンセルで参加できなかった師匠の宮脇先生に代わり、子供たちに苗木名を三唱させました。
右上、ブラジル三菱商事の黒子社長は、今年赴任して半年とのことです。 以前リオに駐在したことがあり、ポルトガル語でのスピーチが上手でした。

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↑沼田総領事は、植樹祭に三度目の参加をしてくれています。年内にベレン総領事館が閉鎖されるため、総領事が参加してくれる最後の植樹祭でした。

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↑沼沢スエオ学長のスピーチ、参加者と準備をしてくれた人たちへの感謝の気持ちを伝えてくれました。


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↑植樹前の植え方指導は、Asflora 森の劇団員が行っています。

植樹地は、大学構内主要道路脇にある演習圃場の一画です。50mx40m に60 樹種以上5,200本の植え付け予定です。植樹祭当日は、約2000 本を植えました。

f0096068_61145.jpg←植樹地は、以前、油ヤシの試験栽培地で、放棄されて草原になっていました。
砂地で水はけは良好です。 石灰900㎏を入れて浅く耕転し、その上に全面5㎝厚で有機質(鶏舎下敷き)を施肥しました。こうして、森の土の状態に似せてから、在来種を混植、密植します。その後1 年間に5 回程下刈りをすれば、後はメンテナンスフリーの森となります。
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f0096068_674075.jpg←植樹を終えて、輪となって「VivaNatureza!=自然万歳」三唱しました。
輪の中で音頭を取っているのは、Asfloraのベテラン、マルルッシ。
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20 年ぶりにアマゾニア農業大学(当時は、パラ農科大学)との植樹を行いました。大学のスエオ・ヌマザワ学長、ラウロ・イトウ教授、林学部ホナルド技師、林学部PET(教育指導プログラム)グループ学生裏方で準備に励んでくれた学生13 人、Asflora のマルルッシ、アンデルソン、山中さん、Aimex 種苗センターの人たちなどの尽力に感謝します。

大学では、土壌学、造林学の研究室の先生たちから、この実験林を今後調査対象にして研究していきたいと言っています。学内のメイン道路脇ですので、多くの人たちに、これから成長ぶりを楽しんでもらえることと思います。

2013 年12 月9 日
ASFLORA代表 佐藤卓司


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by wagahai_tt | 2013-12-25 06:15 | Asflora | Comments(0)

Asflora活動報告

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湿地帯でのアグロフォレストリーの導入
                       2013 年11 月1日

Asflora(アマゾン森林友の協会)は、東京農工大学山田祐彰先生とEFF(NPO 地球と未来の環境基金)/緑の募金による試験プロジェクト・トカンチンス河下流域湿地帯へのアグロフォレストリー導入に本年5 月から協力しています。 プロジェクトの正式な名称は、「アマゾン河岸の季節性浸水林保全再生モデル形成プロジェクト」です。

プロジェクト地は、アバイテツーバ市(ベレン市より直線距離なら52 ㎞、車で2 時間半)から船で約1 時間かかる所です。ツクマンドーバと呼ばれている、小さな島にあります。

このプロジェクトを受け入れて、主体になって取り組んでいるのはゴンザさんという65 歳の同地の住民です。
同地の湿地帯の農業年度は、Terra Firme と呼ばれる岡地とは違って、雨季の終わる6月から始まります。

Asflora では、マルルッシとアンデルソンが実務を担当し、本年5 月からゴンザ一家と地拵えに入りました。
近年はアサイ椰子の実を収穫するのが、湿地帯の島々で盛んです。住民はアサイ椰子をどんどん増やすようにしています。湿地帯の住民の多くがアサイの恩恵に預かっています。
川岸住民の家々では、カヌーにガソリンエンジン推進プロペラーを着け、発電機、衛星受信TV、冷蔵庫、洗濯機、音響機器などの備えが見られます。
でも、アサイの実は1 月~6 月の間は、あまり収穫できません。できれば、他にも収穫できるものを増やしたら、もっと豊かになるのではないでしょうか。
また、アサイばかりの植生になってしまうのも、ちょっと不自然です。

農工大の山田先生は、更に、トメアスー方式のアグロフォレストリーを、湿地帯の島々にも取り入れたら、植生を豊かにでき、アサイの生育環境にも都合良いかもしれず、アサイ以外の収穫物を加え、住民の生活はより豊かにならないだろうかという思いで、このプロジェクトを立ち上げました。

まだ植え付け後5 ヶ月しか経過していない、小さな試みですが、これまでの状況を写真で紹介します。

f0096068_59666.jpg←プロジェクトを行うゴンザの家。
アサイ、河エビ、魚を取って生活しています。






f0096068_5132977.jpg 湿地帯に住む人々は、アサイを手入れしてより多くの実を収穫するようになりました。





f0096068_5171860.jpg 川岸住民の足は、今はRabeta(ハベッタ)と呼んでいる、ガソリンエンジンに小さなスクリュー付きシャフトを直結した動力舟です。中国製のエンジンが安く買えます。



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             ↑2013 年5 月、約1 ヘクタールの地拵えを始めました。

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↑6 月5 日、トメアスー農協の苗畑などから手当した、カカオ、九プアスー、バナナ、タペレバ、アサイ(改良種)等の苗木を現地に運搬しました。→







湿地帯は、有機質が豊富で土壌養分がありますが、更に成長を補えるように燐酸の入った肥料も搬入しました。植え付けの間隔も指導しています。↓
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6 月6 日、苗木の植え付けを始めました。乾季に入ってはいましたが、






まだ穴を掘ると水が湧き出るところもありもあります。そうした所は、更に乾燥して、水位が下がるのを待ちます。






f0096068_5531746.jpg 6 月12 日、河で養魚を行う囲い2 式を手当しました。








f0096068_555885.jpg 地元EMATER(州農業指導機関)から、河エビを太らせる箱も貰いました。









f0096068_5574782.jpg 6 月18 日、河に養魚囲いを設置、









f0096068_5582796.jpgイガラッペアスーで手当したタンバッキの稚魚を入れました。








この囲いを設置した場所は、船が通ると稚魚が揺られて死んでゆくので、対岸で波の影響が少ない所に、後日、移動しています。 この稚魚たち、4 ヶ月後の11 月1 日、下の写真のように育っています。
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f0096068_644615.jpg 6 月18 日、マシシというウリのできる野菜の芽生え。









f0096068_65439.jpg 8 月22 日、その収穫をしているところ。









上写真のマシシの他に、トウモロコシ、カボチャ、スイカ、サトウキビ、オクラなども、この展示圃場の中に植えていました。スイカは植えるのが早すぎたのか、過湿のため病害にあって、殆ど採れませんでした。カボチャは、少し採れていますが、高潮の時に水に浸かり、だいぶ腐ってしまいました。サトウキビは下の写真(11 月1 日撮影)のように、人の背丈を超えて、よく育ってきています。
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f0096068_6154768.jpgカカオは、元々湿地帯に自生するものですから、良い成長ぶりです。






f0096068_617985.jpgしかし、乾季でも高潮時に時々浸水する低目の場所は、カカオでも植えた苗が枯れてしまったり、生き残っていてもなかなか根が張らず成長しまん。湿地帯は、河から土壌養分が運ばれてくるので、作物によっては、その栽培に大きなポテンシャルを秘めています。しかし、広い耕作地を得るのは難しく、初期の除草、下刈りの手間が大変です。ゴンザのファミリーは、手間を惜しまず、このアグロフォレストリー畑の手入れをしていますので、この先、とても期待しています。
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↑8 月22 日撮影

以上
佐藤卓司
Asflora(アマゾン森林友の協会) 代表

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by wagahai_tt | 2013-11-13 06:21 | Asflora | Comments(0)

第4回トメアスー・アグロフォレストリーセミナー

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8月度Asfloraの活動報告を紹介します。
2013年8月28、29日
第4回トメアスー・アグロフォレストリーセミナー

Asflora(アマゾン森林友の協会)は、東京農工大学JICA草の根プロジェクト「遷移型アグロフォレストリー普及・認証計画」やEFF(地球と未来の環境基金)・緑の募金助成プロジェクトに参加して、サンタバルバラ市エスペジット・リベイロ入植地(ベレンから55㎞)、イガラッペアスー市(ベレンより220㎞)、アバイテツーバ(ベレンより290Km)のでのアグロフォレストリーの普及活動に協力しています。
零細家族農業者にアグロフォレストリーを普及させるため、4年前から、トメアスー文化協会が幹事役となって、普及プロジェクト地の農民を集めて、アグロフォレストリーセミナーを行っています。3年前からAsfloraでは、これに参加させて貰っています。プロジェクト地の農民のやる気を高めるのに、良い手応えがあります。今年も第4回目のセミナーが8月28日、29日の2日間行われることになり、私共の関係するコミュニティの農民21名、関係団体、Asflora・農工大側の7名で参加させて貰いました。 
8月28日明け方に、サンタバルバラとイガラッペアスーをバンで出発した人たちは、午前8時半トメアスーの十字路地区にあるACTA(トメアスー文化協会)に到着しました。私(佐藤)とAsfloraの仲間の計4名は、キャビントラックで来ました。今年の参加者は、各地コミュニティから農民160余名を主として、全参加者は230名になっていました。
以下、写真でこのセミナーを紹介します。
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上写真)28日初日、ACTA(トメアスー文協)講堂でのセミナー、参加者からの発言も多かったです。
この講堂は、かつて移住地の映画館でした。43年前、建物は少し違いますが、同じ場所にて、板の長椅子に腰掛け、日本の映画を見ていました。その映写機は、ここの資料館に飾られています。
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写真)農工大プロジェクト地の農民代表の発表。右写真は、イガラッペアスー展示圃場のスライド写真の紹介。

f0096068_5112998.jpg← 28日午前中、セミナーと並行して、トメアスーでのアグロフォレストリー・カカオの産地認証を準備する会合がありました。トメアスー文協、農協、カカオ公社(CEPLAC)、トメアスー市役所、農工大プロジェクトチームの各代表、それに在ベレン沼沢総領事も来てくれていました。




二日目29日は、3グループに分かれ、アグロフォレストリーの見学会でした。
私は、坂口農場とマルパウーバ部落見学グループのバスに乗りました。
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写真上)坂口農場内、80年を超すトメアスーで最も古いカスターニャ(ブラジルナッツ)の植えられた木。トメアスー移住地を創設した南米拓植(株)が、その初期にここを試験地とし、このカスターニャ、マンゴー、プシュリ、タペレバなどの木々が植えられたそうです。

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写真左)坂口農場内で、2009年3月に設けられた、秀明自然農法試験区(1ヘクタール)。堆肥であっても、この区画外からのものは入れません。岡田茂吉に発する自然農法秀明グループ(本部、滋賀県)が、トメアスー農協、坂口ワタル氏に依頼した試験地のようです。林のように見えますが、クプアスー、カカオ、アサイ、コーヒーなどを産しています。
見学者の中には、自分の健康に問題があって、有機無農薬でやっている人が居て、質問が飛び交っていました。
右上写真は、大きく育ったセードロ(センダン科)の木。シロアリに耐久性があって、軽くて加工のし易い高級家具材です。木材会社に勤めていた頃、この材での薄い合板は、さわやかな芳香が漂い、高級ハバナ葉巻の箱に好まれていたものでした。数人の参加者は、坂口さんの許可を得て、セードロの樹下にあった実生苗を沢山引き抜いて持ち帰っていきました。
坂口農場には、先代の故坂口陞氏が、海外からも多くの作物、有用樹を集めたことで、トメアスーの植物園と言われるほど、多くの種類が見られます。用材となる樹木だけでも、80種類が植えてあるそうです。
坂口農場を2時間見学してから、次はバスで田舎道を40分揺られて、トメアスー郡、アカラミリ川辺住民の部落を訪ねました。兵庫県のNPO野生生物を調査研究する会が3年前より、緑の募金の助成を得て、トメアスー農協(CAMTA)と零細家族農業者支援を続けているプロジェクト地があり、マルパウーバという部落です。 
下の写真は、部落の共同苗畑です。
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写真上)同地の展示圃場(約1ヘクタール)、2年半前に植え付け。トメアスー農協のエラウド技師(写真中央)が、指導を継続しています。
同プロジェクトは、HIDRO社(鉱山会社)が継続して支援するものとなり、指導員の派遣、農民への肥料の提供などが続けられています。

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写真上)1年半前に植えたこの部落の人(右手の小母さん)の畑(0.36ヘクタール)。この部落では、22家族が、指導を得てアグロフォレストに取り組んでいます。収入が増えて、背負い式草刈機や水牛を購入することができたと、喜んでいました。

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写真上)マルパウーバ部落の中心は、アカラミリ川の岸辺です。船でアカラの町まで2時間、トメアスーの町だと4時間かかるそうです。前日、ちょっとした竜巻が発生して、道路、電線に樹が倒れたため、市役所から作業機械が派遣されていました。屋根やパラボラアンテナが壊されていた家も見ました。 停電し、取り込み中でしたが、部落の夫人たちが、我々訪問者のために、保育園で暖かい昼食をつくってくれました。
この部落は、かつて奴隷が奥地に逃げ込んでつくった集落(キロンボーラス)ということです。
以上

佐藤卓司
Asflora(アマゾン森林友の協会) 代表
東京農工大客員教授・JICA草の根プロジェクト現地調整員

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by wagahai_tt | 2013-09-18 05:37 | Asflora | Comments(0)

『地球村の森2013』の植樹祭

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Asflora 3月度活動報告を紹介します。

『地球村の森2013』の植樹祭 (2013年3月26日)

Asflora(アマゾニア森林友の協会)は、ベネビーデス市のFAAMA校(アマゾニア・アドベンチスタ大学)にて、2013年3月26日(火)、午前8時半から、『地球村の森2013』の植樹祭を行いました。 

FAAMA校は、アドベンチスト教会が母体の学校で、2009年8月に開校した、小学校から大学までを一か所に集めて教育する学園です。

当日は、吹き抜けの大きな体育館に小中高クラス生徒300人と教職員多数が集まりました。植樹祭の挨拶の後、ゲームやAsfloraが演じる森の劇を体育館で行い、生徒を5班に分けて順次100m離れた植樹現場に連れて行きました。現場では、各班毎に植え方の指導を行い、用意された50樹種、4千本の苗木を植樹しました。

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この学校は、ベレン市から30㎞ 離れていて、5~6年前までは深い森(再生林)に覆われていた所ですが、今ではこの森も周辺に追いやられ、ずいぶん肩身の狭い様子になっています。
構内は広々として、立派な校舎、学生寮、食堂、本部建物などがあります。
構内に森をつくらないかと、一月前に、同行の事務局長ジュリアーノに話してみました。 
「木(街路樹)を植えているが、なかなか育たない、どうしたら育てられるか」と、森つくりに興味を示してくれたので、今回の植樹準備を急ピッチで行いまいした。 
スポンサーになって頂いたのは、昨年、一昨年と当地で「地球村の森」つくりをした、大阪のNPO法人、ネットワーク『地球村』(代表 高木善之)です。

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左副校長、右ジュリア―ノ事務局長で佐藤の持っている苗はアマゾン自生のゴムの木です。

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以上の6枚の写真は、アドベンチスタ校の広報部責任者マルシオ氏から提供して頂きました。同校のホームページ(http://www.faama.edu.br/index.php/voce-na-faama/clipping/item/226-faama-recebe-4-mil-mudas-de-ong-japonesa.html)でこれらの写真が掲載されています。

今回の植樹祭には、Asfloraの植樹地を日本から視察に来られた三菱商事環境CSR推進室の小川さん、平野さん、そして伯国三菱商事CSR室の松原さんたちも参加してくれました。
ここの生徒たちは、人懐っこく元気に溢れていて、とても植樹が楽しかったそうです。
Asfloraからの参加は、副会長山中正二、マルルッシ、アンデルソン、森の劇団員4名と私の8でした。 
 
雨が多いこの時期は、植穴を掘ってすぐに植えます。穴を開けたままで時間が経つと、雨水が溜まって植えられません。穴掘りは、Bico-do-Pato(アヒルの嘴)という道具を使います。少しずつ掘っては、植えるを繰り返し、4,000本の苗は、イースター祭後の4月3日までに植え終わりました。
「地球村の森」つくりは、今年3年目になりました。下の写真は、第1回と第2回の植樹地の写真です。 今年の植樹地も、こうして育つように、Asfloraでは今回植えた生徒たちへの森つくり教育をしていくことにしています。

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↑2011年植樹時                 ↑2年経過、2013年3月25日撮影

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↑2012年植樹時                 ↑1年経過、2013年3月25日撮影

(文) 佐藤卓司

実施団体:
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ネットワーク『地球村』              Faculdade Adventista da Amazônia 


Instituto Amigos da Floresta Amazônica-ASFLORA.
Takushi Sato-Presidente.
Shoji Yamanaka-Vice Presidente.
Marluce Amorim-Coordenadora.
Anderson Barros-Coordenador

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by wagahai_tt | 2013-04-10 04:47 | Asflora | Comments(0)

イガラッペ・アスー、サンブラス部落で講習会

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Asflora2月度現地活動報告を紹介します。

イガラッペ・アスー、サンブラス部落で講習会 (2013年2月6日)

Asflora(アマゾン森林友の協会)は、東京農工大学やJICA草の根プロジェクト「遷移型アグロフォーレストリィ普及・認証計画」と提携し、サンタ・バルバラ市エスペジット・リベイロ入植地に加え、イガラッペ・アスー市(ベレン市より220㎞)でも、アグロフォーレストリィの普及活動に加わっています。
この草の根プロジェクトでは、イガラッペ・アスー市サンブラス部落(市街地から17㎞)で、零細農民へのトメアスー方式によるアグロフォーレストリィの導入を開始しています。 
2月6日午前10時に、プロジェクト地域の農民10名に集まって貰いました。佐藤、マルルッシ、アンデルソンの三名(Asfloraのメンバー兼農工大プロジェクトチーム)より、このプロジェクトを再説明し、安全作業、ゴミ処理などについての話をしました。
サンブラス部落は小さな集落で9家族からなり、リーダーはアンテーロでみな親類です。講習会は、アンテーロの家の居間で、プロジェクターを使って始めましたが、始めて10分もすると雨が降って来て、停電、近代兵器?は用をなしません。
以下、写真で当日の模様を紹介します。
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上写真) アンテーロ(写真右から2人目)の居間で、マルルッシ講師が堂々たる講話中です。 
消毒作業の時間、マスク使用、安全を守るために長靴、作業手袋の使用 などを話しています。 
今までやっていなかったことです。 先週、アンテーロがテルサード(蛮刀)で、左手の甲を切り、神経が切れてしまって3日間、カスタニャールの病院に入院した事故直後でしたので、みんな注意深く聞いていました。
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写真左)左手に包帯をしているアンテーロ。神経をつないでもらって、指が動くようになっています。事故の際本人は、血があまり出ないし、ほんのかすり傷と思っていたようです。   
写真右)停電後、ノートパソコンの画面を使って説明しました。

居間に入りきれなかた人たちは、玄関から熱心に聞いてくれていました。(写真下)
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講習会後、1月に植え付けを済ませたアグロフォーレストリィ展示圃場を見てきました。
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この展示圃場の面積は1ヘクタールです。 バナナやカカオの列間にトウモロコシが芽吹いています。

写真左上は、胡椒とマラクジャ(パッションフルーツ)が植えられています。 胡椒は、4種類(カリムンダ、シンガポール、コタナダン、パニル)の苗木を植えまた。支柱は、通常の木材支柱と、生木(gliricídia)支柱(写真の右)を取り入れています。

この近くでは、トメアスー方式アグロフォーレストリィ(SAFTAと呼ぶ)は、初めての試みで生木支柱も初めての導入になりました。

これから、この展示圃場の生育に合わせて、サンブラス部落の人たちだけでなく、周辺の小農家の人たちを呼んで、アグロフォーレストリィの講習を行ってゆく予定です。

零細農家の人たちは、苦しくなって住み慣れた土地から離れていくことが多くなっています。このプロジェクトが少し収益を上げる指針となり、住みなれた土地から離れず、地域に伝わる生活習慣(農村文化)が続く手助けになれるなら喜ばしい事と思います。

サンブラス部落の一軒
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                                                                以上

佐藤卓司
Asflora(アマゾン森林友の協会)代表
東京農工大客員教授・JICA草の根プロジェクト現地調整員

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by wagahai_tt | 2013-02-13 05:03 | Asflora | Comments(0)