ブラジル紹介:カラジャス鉱山鉄道


ブラジルは世界有数の資源大国ですが、特に、鉄鉱石は埋蔵量で世界第一位、生産量で世界第二位の規模を誇っています。
ヴァリ・ド・リオ・ドセ(CVRD)社は、世界最大の鉄鉱山であるカラジャス鉱山を所有ししている世界最大の鉄鉱石産出メーカーです。

世界最大のカラジャス鉱山はアマゾン河南東のパラー州とマラニョン州に跨る広大な地域を占め、巨大なマシーンを使って露天掘りで鉄鉱石を採掘しています。
f0096068_8414428.jpg
(カラジャス鉱山、露天掘り風景)
カラジャス鉱山のスケールの大きさは露天掘りの巨大な鉱区の写真でも分かりますが、鉄鉱石を運ぶカラジャス鉄道がそれを雄弁に物語っています。
因みに、カラジャス鉄道は鉄鉱石を892km離れたサンルイス港に運ぶために1985年に敷設された鉄道で、CVRDが運営に当っています。

(列車への積み込み風景)
f0096068_8441691.jpg長距離輸送を効率的に行うため考案されたのが、車両を極限にまで連結する手法で、機関車2両で180両の貨車を連結した長大なものです。仮に、貨車一両を10メートルとすると、車両の全長は1.8kmにもなります。
(写真の中で小さな箱状に見えるが、連結した貨車です。)

(アマゾンの支流に掛かる鉄橋)
f0096068_8454674.jpg空っぽの貨車を鉱山に戻す列車は、機関車2両+貨車180両を2つつないでいるわけだから、機関車4両+貨車360両、長さにしたら単純計算でも約3.5km以上というものになる。
この列車がアマゾン支流に架かる長い鉄橋を渡るのは、勇壮だろう。尚、この河はツクルイ発電所に繋がっている。

(燃料用のジーゼルタンクであろう)
f0096068_84829.jpg途中には機関車の燃料であろう、ジーゼルタンクが線路脇に設置してあり、必要に応じて給油をするのであろう。









f0096068_8521328.jpg
(サンルイスの積出港)
列車の向う先はマラニョン州サンルイスの積出港です。
カラジャス鉱山で生産された鉄鉱石は、カラジャス鉄道によって892km東の大西洋側のマラニュオン州サンルイス港まで運ばれ、日本などに向けて輸出されています。

カラジャス鉱山の2007年の生産量は約9,000万トン、うち日本向けは1,400万トンで日本の鉱石輸入量の約10%を占めています。


カラジャス鉱山自体はCVRD社の関係者しか立ち入りできないため、鉱山側の旅客列車の始発駅は、一般人が立ち入りできる鉱山手前の町であるパラウパペーバParaupapebaとなる。そのため、全区間892kmのうち、旅客輸送があるのは861km区間となる。

全区間がコンピューターにより制御されており、24時間運行。貨物を積載した列車は最高速度75km/h、客車や空載の列車は最高速度80km/hで走る。100両の機関車に、5,353両の貨車を保有している。


以前、記事やカルチャーショックで取り上げたカラジャス鉱山を、今回は、Google Earth で見た写真を貼り付けて、紹介してみました。
( 写真 Google Earth を使用 )

[PR]
by wagahai_tt | 2008-08-08 08:55 | ブラジル紹介 | Comments(4)
Commented by koyomi-w at 2008-08-08 19:27
カラジャス鉱山、露天掘り風景、やあ、珍しく貴重な
写真を見せていただきました。
これが、鉄鉱石入りの土(?、岩石?)なんですね。
Commented by wagahai_tt at 2008-08-09 07:47
koyomiさん、おはよう・・・・・。
このような広大な鉱山を露天掘りしているのも凄いが、
長い列車の連結も凄いですね。

ブラジルの国土は赤土なので、鉄分を多く含んでいるのでしょうね。

Commented by sumiko at 2008-08-09 08:58 x
おはようございます♪
写真を見ながら、航空写真かしら?と読み進んで
Google Earth と知りました
私もGoogle Earthで世界旅行を楽しんでいます(^^♪
昨夜は北京オリンピックの開会式を見ていまして
ブラジル選手団の入場行進を、wagahaiさんの
ブログで親しみを感じて、見入っていました(^^♪
Commented by wagahai_tt at 2008-08-09 09:30
sumikoさん、おはよう・・・・・。
Google Earthで世界旅行を楽しまれていましたか・・・・。
好きな時に、好きな場所に行けて良いですよね。
一度 belem para brazil を訪問してみて下さい、私が住んでいた小さな田舎町に行けますよ。
昨夜は入場式を見ていましたか、私は見ながら寝てしまいましたよ。
後日ビデオで楽しみます。
ブラジルに親近感を感じていただいてありがとう。

<< カルチャーショック 97 ブラジル紹介:焼酎・カシャーサ 51 >>