ブラジル旅行記・カウボーイ


カンポグランジから300kmのボニートへ、ボニートから170kmのパンタナールへの旅をしている時に出会った牛追い中のカウボーイ、牛は肩にコブのある白い痩せた牛だ。
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シュラスコ料理では、このコブがクッピンとして美味しく食べる事が出来る人気メニューになる。

彼等プロの大牧場主は、小規模の牧場から痩せた牛を安く購入し、短期間に肥えさせて高く売却する。

痩せた牛を肥えさせるには、栄養分の豊富な牧草が必要になる。
f0096068_8522150.jpgしかし地力のない牧場の牧草では必要な栄養分の摂取が不足し、牛も肥えることができない。
更に牛1頭当りに必要な牧場面積は1ha(10,000m2)とも言われ、牛の頭数が増加するに従い牧場面積も拡大していく。



当初地力のあった広大な面積の牧場も経年と共に地力を失い、牧草も栄養分が減少して牛も肥えなくなってくる。

そこで新たに森林を皆伐し地力のある牧場を確保することになる。
地力のなくなった牧場はそのまま放置され捨てられていく。

大牧場を経営している裕福な牧場主は政治力もあり、新たな土地の調達も可能であるが、小規模牧場主には厳しく、牛もなかなか肥えることができなくて、安く手放すことになる。

長年かけてこの繰り返しを行う事が、アマゾン熱帯雨林を破壊している大きな要因になっている。
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by wagahai_tt | 2007-03-03 09:07 | ブラジル旅行 | Comments(4)
Commented by miffy at 2007-03-03 17:44 x
牧場経営もなかなか厳しいんですね。
なんか、痩せた牛が可愛そうだなと思って見ちゃいましたが、記事を読んでさらに深く考えさせられました。

・・・といいつつ、シュラスコ料理が非常に美味しそうです。
Commented by wagahai_tt at 2007-03-03 18:27
彼らの人生の目標が牧場主であり、牧場主の大部分が政治家である現実を考えると、熱帯雨林の破壊にも必然性を感じるよ。

シュラスコは美味い、特にクッピンは美味いよ。
wagahaiはクッピンとピッカーニャが好きだな、美味いのでついつい食い過ぎになって、体脂肪が減らないよ・・。
Commented by syu-co at 2007-03-05 18:28
こんにちは。
なんとなくお写真が映画のワンシーンみたい・・。
やっぱり日本とは空気全然ちがいますね。
確かにお肉おいしそう・・♪
Commented by wagahai_tt at 2007-03-05 19:18
仰るとおり、日本とは空気が違うかも知れませんね。
牧場・農場の中を100km走って次の町に着く程度なので、日本には無い空気を持ってますよ。
シュラスコは美味いよ。岩塩だけでの味付けで炭火焼、しかも一人2000円程度で食べ放題だから・・・。
こたえられないよ・・・・。
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