カランゲージョ

アマゾンの河口は真水と海水が混ざり合う場所で、潮の干満の影響を受け、支流の・支流で幅20m程度の小川では3m~5mの水位の差が出る。そんな川縁に素晴らしいマングローブの林が立ち並ぶところがある。高さは20m以上もあり、延々数キロ続く見事なマングローブ林で、日本界隈ではあまり見ることが出来ない。
そんな所で泥蟹と言われるカランゲージョが産卵する。
地中1m位のところに生息する蟹だから泥蟹と呼ばれてる。
泥蟹と呼ばれるだけあって多少泥の臭いもする。


f0096068_90088.jpgこの蟹を捕獲して茹でて食べる。
捕獲するのに蟹の巣穴に漁師が肩まで腕を突っ込んで捕まえる。よくあの強烈な挟みにやられないものだ、流石にプロだ。
カランゲージョは獰猛な蟹で、活きたまま買って帰る(アマゾンでは死んだ蟹は食べない)が、洗う時に爪を立てて追いかけて来る。洗って茹でてしまえばこっちの物だが、それまでが格闘だ。


f0096068_904410.jpg我々が食すのはオスのみでメスは年中禁猟になっている。
茹でるのにツクピー液(タロイモを絞った汁)で茹でたものが美味い。
タロイモは青酸性の毒があるため、生で食えるのは豚のみで人間は食えない。
人間が食うためには加熱処理が必要で、加熱処理したものがツクピー液だ。


f0096068_913441.jpg(ツクピー液で、焼いたアヒル(又は鶏肉)とジャンブー(唇がしびれる野菜)を煮込んだ料理もツクピーと言うが、これが意外と日本人の口に合う。美味い。)







f0096068_92629.jpgカランゲージョを注文すると茹でた蟹と大き目の壷と小さな俎板と木の棒が出て来る。
蟹を俎板の上に載せて棒で殻を割って食べる。割った殻を壷に捨てる。瞬く間に壷が満杯になる。
蟹肉をモーリョ(野菜と酢を混ぜたタレ)とピメンタ・デ・セイロ(香りのいい黄色いさくらんぼ大の強烈に辛い唐辛子)を混ぜて蟹と香りと辛さを味わう。

蟹を食べ始めるとビールを飲むのも忘れてしまい、気が付くと生温いビールになっている。
この蟹の味を知ると日本の蟹が淡白すぎて物足りなくなるから不思議だ。
アマゾンを訪ねた時に、一度味わって欲しい。
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by wagahai_tt | 2006-08-01 09:07 | ブラジル紹介 | Comments(6)
Commented by きなこ at 2006-08-01 18:28 x
カニさんのお腹の模様が、おにぎりが怒った顔みたい 笑
小さいけど濃厚なお味なんですねー。

香港のピンクのイルカは、保護されてるほど貴重な存在だとか。
(貴重な観光資源なのかもしれない)
真水のイルカもいるんですねぇ。
Commented by wagahai_tt at 2006-08-01 19:17
蟹味噌の味は濃厚かもしれない。
食べる時、好きな人はファリーニャ(タロイモの澱粉)も一緒に食べ、ビールも飲むから3・4匹でお腹一杯になるよ。美味いよ。
きなこちゃんも食べたくなっただろう・・・。

香港のピンクイルカは保護されているんだ。
アマゾンでは、のんびりハンモックに寝ながら船旅をしていると、ピンクイルカに出会えるよ。
Commented by 奈緒子 at 2006-08-01 22:06 x
初めまして!!コメント残して頂いてありがとうございます。
まだ、ブラジル在住ですか??私が高校生の頃、父の会社のアルバイトでブラジル日系人の方がいました。日本語が上手だったな~!!
かにのお腹、顔みたいですね(笑)カニを食べ出すと無口になるって言いますもんね。大好きなビール♪カニと一緒に食べた~い♪
Commented by wagahai_tt at 2006-08-01 22:15
奈緒子ちゃん訪問ありがとう。
今は日本に帰国しています。今年の9月には友人3人とブラジルを訪問する予定です。
ブラジル日系人二世・三世でも日本語を喋るおじいちゃん・おばあちゃんの居られる家庭では、日本語が上手いものです。
Commented by q-mari at 2006-08-05 16:26 x
お久しぶりですー!
蟹を食べるときは世界各国同じですねー!
食べるとおしゃべりな私も無口に!笑

そして、オレンジのテーブルが異国を感じる。
Commented by wagahai_tt at 2006-08-06 00:25
mariちゃん久し振り。
仕事の具合はどうだ・・?一段落したかな・・?
あの蟹味噌は美味いぞ・・。
wagahaiは蟹味噌だけで爪は皆さんに回すよ。
カラシも美味いよ。でもあの唐カラシの汁が女性の肌に飛び散ると、火傷の様になるらしいよ。強烈だよ。
一度食べさせてやりたいな・・・。
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