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農業研修会

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Asflora活動報告を紹介します

農業研修会
(2012年11月20日、21日)

Asflora(アマゾン森林友の協会)と東京農工大(JICA草の根プロジェクト・アグロフォレストリー普及計画)では、サンタバルバラ市、エスペジット・リベイロ入植地(ベレン市から約50㎞の開拓部落)と、イガラッペアスー市サンルイス区サンベント部落(ベレン市から約140㎞)で、2012 年11月20日、21日に、農業研修会を開きました。 この研修会は、Dia do Campo(畑の日)と呼び、トメアスー農協(以下CAMTA)が協力してくれています。 講師にはCAMTAのベテラン技師、ジナルドです。 11月20日は、エスペジット・リベイロ入植地の農民15名が参加、翌21日は、サンベント部落で農民8名が参加しました。
 以下、箇条書きで講習会の模様をお伝えします。

サンタバルバラ郡エスペジット・リベイロ入植地圃場講習会 (11月20日)

1.トメアスーよりCAMTAのジナルド技師を招き、サンタバルバラ郡エスペジット・リベイロ入植地TUAT圃場及び入植者の耕地にて、技術指導会を同日9時30分~12時半に行った。 

2.入植地協会ATRAER(Associação de Trabalhadores Rurais Agroecolico Expedito Ribeiro)農民12名(内10名が女性)、アンデルソン、佐藤が参加した。

3.始めに、Dinaldoから、アグロフォレストリーが持続的な生産を上げ、土地を有効利用していくことを、先月ボリビアで行ってきたSAFTAの指導と現地での成果例を話しながら、全員の興味を引き立てるように話を行った。次いで、農民からパパイヤ、マラクジャ(パッションフルーツ)、アサイなどの肥培管理、病害虫防除について質問に答えていった。ジナルドは、マラクジャの新品種(EMBRAPA‐Ouro-vremelho)と緑肥となりマンガーバ(Bomus属)を引き付けるクロタラリア(Crotalaria pumila)の種子を持参してくれた。このマラクジャ新品種は、病害に強く、人工授粉(注)を要しないとされる。
(注:マラクジャの人工授粉は、昼下がりの最も暑い日中に行わなければならない、ミツバチ、アベーリャ・カショーロなどは授粉できず、花粉を持ち去るのでマラクジャには害虫)

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↑右が講師のジナルド            ↑マラクジャの新品種Ouro-vermelho

4.農工大展示圃場で、カカオ、アセロラ、クプアスの剪定実習を行う。
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5.この後、入植者の耕地に移動。 ここでは小規模ながらのタンバチンガ(注)の養殖を始めている。マラクジャを植えた現場で指導を行った。耕主のトンは、マラクジャを初めて植えたということで、針金にどう蔦を巻くかの基本からの指導を授かり、とても喜んでいた。(注:YouTube http://www.youtube.com/watch?v=qEhirfwWPFY に大物を釣っている映像あり)
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ついでに、アサイの先端が枯れるものがあるということで、実物を見て調べて貰う。弱ったものを切ってみると、微量要素不足と見られるので、ホウ素肥料の補給をしてみるようにと助言を得た。
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↑設置中のコミュニティ苗畑にて、講習会参加者たち

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アグロフォレストリー展示圃場にて


イガラッペアスー郡サンベント部落 講習会(11月21日)

1.11月21日午前8時、佐藤、ジナルド、アンデルソンは、イガラッペアスー市街地より16kmのサンルイス区サンベント部落に到着。まず、同地に設置する展示圃場予定地を視察する。11月13日に地元日系人の油やし会社PALMASA社の協力で、トラックターを出して貰い、一日で地拵えを終えている。本当は、手作業で農民自らが地拵えを行う方が良いのだが、農民8家族の小さな部落であり、病気になった家を助けて、畑を開く作業などに追われているので、PALMASA社に助けて貰った。 砂質土壌で、繰り返し焼畑耕作が行われている痩せた土地である。 パラ州で古くから焼畑が行われてきた、ブラガンチーナ地域の典型的な耕地である。
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2.サンブラスの人たちは、6家族が耕地に住み、2家族が2~3㎞離れたサンルイス村に住んでいる。8家族とも全て親類で、親の代から農業を続けているが、ゆとりができず子供たちが離農し、このままでは、いずれ土地を手放し、アブラヤシ園、牧場になってしまうことだろう。熱帯で、零細農業者でも持続可能な営農ができるアグロフォレストリーのモデル農場をたちあげようと、本プロジェクトは目指している。

3.イガラッペアスー市シャーレス農務部長も、オートバイで講習会に駆けつけてくれる。部落からの参加者は、男性のみで9名。 準備に入った展示圃場つくりがアグロフォレストリーを手掛けて学ぶ場となることなどを話し合う。 今年この部落からも4名が視察した、トメアスー第4区と呼ぶ部落のように、見学者があちこちから訪れるようになるだろうとジナルドから言われ、みんな元気づけられる。
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4.次いで、部落のリーダー、アンテノールの畑で、カカオ、アセロラ、クプアス、アバカテ(パイナップル)の仕立て方と剪定の講習を行う。
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↑中央が、サンブラス部落のリーダー、アンテノール。帰り際、耕地で採れたてのアバカテ(パイナップル)、レモンなどを頂いた。

東京農工大学JICA草の根プロジェクト 現地調整員
Asflroa(アマゾン森林友の協会) 代表
  佐藤卓司


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by wagahai_tt | 2012-12-05 02:54 | Asflora | Comments(0)
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