ブラジルの切手紹介-37


大西洋横断飛行

1984年に発行された大西洋横断飛行成功の切手です。
f0096068_3594074.jpg

フェラーリンとデル・プレーテはS.64に搭乗して実際に南大西洋を横断してブラジルまで飛行した。7月3日夜にモンテチェーリオを離陸し、夜間にサルデーニャを通過し、翌朝早くにはジブラルタルに至った。4日はカサブランカとヴィッラ・シスネロス(Villa Cisneros)を経て、夕刻にはカーボベルデ諸島を通過しブラジルへ向かった。
f0096068_41652.jpg

5日朝にはペルナンブコ州の無線到達空域に達し、ナタール近くのブラジル沿岸を横切ってリオ・デ・ジャネイロへの着陸に向けて南への飛行を続けたが、悪天候のためナタールへ引き返さざるを得なかった。燃料は残り少なくなってきていたが依然として悪天候に阻まれ、飛行場が丘陵の陰にあるためにナタールへの着陸も諦めねばならなかった。更に北へ160 km 飛行を続けたが、最後にはリオ・グランデ・ド・ノルティ州の小さな漁港タウロスの海岸に不時着する事態になった。ブラジルの郵便機がフェラーリンとデル・プレーテのナタールへの最初の飛来とその後のリオ・デ・ジャネイロへの飛来を報じたため、両都市では歓迎の準備をしていた。S.64は砂地への着陸で機体を損傷していたためにリオ・デ・ジャネイロへは船で運ばれ、リオ・デ・ジャネイロに到着すると機体はブラジルへ寄付された。S.64はイタリアからの8,100 km を48時間14分で飛行した。国際航空連盟(FAI)は、公式にはこの飛行をモンテチェーリオ~ナタール間7,188 km の無着陸飛行による長距離飛行記録の世界記録に認定した。リオ・デ・ジャネイロでのお祭り騒ぎは数週間続いたが、フェラーリンとデル・プレーテが8月11日にS.62機のデモンストレーション飛行中に墜落したことで終わりを告げた。デル・プレーテはこの事故での負傷が原因で5日後に死去した。

[PR]
by wagahai_tt | 2012-09-19 04:01 | 切手 | Comments(0)
<< ブラジルの切手紹介-38 ブラジルの切手紹介-36 >>