ブラジルの切手紹介-35


国際アニスチア(恩赦)

国際アニスチア25周年の切手です。

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新興国のリーダーたるブラジルが、「私は無資格滞在外国人を合法化するから、先進国も考えてみたら?」という独自の人道主義を実行する意気込みを感じます。

日本ならビザなし滞在外国人は、居るだけで「不法滞在」という犯罪者のレッテルを貼られるが、ブラジルでは「居るだけなら犯罪ではない」という常識の相違がある。
移民受け入れを厳格化させることは、立場の弱い無資格滞在移民を増やし、奴隷労働の状況に追いやる危険性があるというのがブラジル側の考え方です。

例えば、日本なら景気が悪くなるほど合法滞在ゆえに〃高給〃となったブラジル人の代わりに、無資格滞在の外国人を安くこき使うことが予想される。法の網の外にいる彼らへの人権的な配慮はないがしろにされがちだから。

外交は対等互恵が原則だから、ブラジルが国内の外国人に恩赦(アニスチア)を出すことは、外国にいる無資格滞在ブラジル人への恩赦を求めることでもある。ブラジル政府が恩赦を考える機会に、日本政府も無資格滞在の在日ブラジル人に恩赦をあたえることが検討できないかと言う意味になります。

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by wagahai_tt | 2012-09-05 03:49 | 切手 | Comments(0)
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