ブラジルの切手紹介-12


ミナス・ジェライスの反乱

1985年に発行されたミナスの反乱博物館の切手です。

f0096068_4385064.jpg ブラジルの歴史では、1789年に、後世言われる「ミナスの陰謀」 の発火点となったミナス・ジェライス出身のチラデンテス が指揮したこの反乱は、ブラジルで起こったポルトガルに対する最初の独立運動で、チラデンテスの試みは失敗に終わったものの、1831年に実現するブラジルのポルトガルからの独立の端緒を生じせしめたことで知られ、地域の生んだ英雄として街の中心広場に博物館として名を遺しています。




4月21日 はブラジル独立運動の志士、チラデンテスが処刑された日で、ブラジルがポルトガルから独立した後、英雄そして独立の殉教者として記念された祝日です。

「Tira(チラ)」とは「抜く」、「Dentes(デンチス)」とは「歯」のことで、あわせて『歯を抜く』という意味になります。彼の本名は、ジョアキン・ジョゼ・ダ・シルバ・シャヴィエール(Joaquim Jose da Silva Xavier)で、彼は歯医者で歯を抜くことが上手かったのでこのあだ名が付いたのです。

彼は1756年にミナス・ジェライス地方のサンジョアン・デルヘイに生まれたが、この時代はポルトガルによる植民地支配の中で、貿易の独占や過酷な税金の取り立てなどで、ブラジルの人々は大変圧迫されていた時代で、特に金鉱を抱えるミナス地方には強い圧力をかけられていた時代です。

18世紀頃中頃、フランスの思想界において生まれた自由平等の思想が、ヨーロッパから帰った進歩的な留学生などからブラジルにもたらされ、さらに1776年7月4日には北アメリカが独立を宣言し民主主義国家を誕生させたことは人々に独立への情熱を沸き立たせました。

1789年ミナス・ジェライスのヴィラ・リーカで同志と共に革命が計画され、サンパウロでも同時に決起するという手はずとなっていたが、同志ジョアキン・シルベーリョ・ドス・ヘイスの裏切りにより事前に発覚して失敗し、首謀者はことごとく逮捕された。

3年にも及んだ裁判の結果、捕らえられた首謀者集団の中でもっとも身分が低かった彼のみが革命の全責任を負って1792年の4月21日、リオ・デ・ジャネイロのサン・ドミンゴス刑場にて処刑された。彼が絞首台に立ったとき、「自分は人間が求める自由のために死ぬ」と言ったと伝えられています。この事件は「ミナスの陰謀」と呼ばれ、ブラジル最初の独立運動となり、ブラジル独立の気運を盛り上げていくことになった。

4月21日はチラデンテスの記憶を後世に残すために国民の休日になっています。

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by wagahai_tt | 2012-02-15 04:51 | 切手 | Comments(0)
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