ブラジルの切手紹介-11


ブラジル奥地探検隊

1984年に発行されたブラジル奥地探検隊の切手です。

f0096068_426173.jpg 17世紀中頃、サンパウロに拠点を置いていた奥地探検隊バンデイランテス (Bandeirantes) は、サンパウロの奥地に建設されつつあったイエズス会の教化集落を襲撃し、住民であるインディオを奴隷として海岸部のサトウキビ農園へと売却して行ったが、その過程で奥地の開発が進められ、サンパウロの重要性は徐々に上昇していった。また、イエズス会はスペインの支援を受けていたが、バンデイランテスによって撤退を余儀なくされ、その土地にバンデイランテスが進出することによって、1494年のトルデシリャス条約で決められた境界線を遥かに越えて西方に拡大した実効支配領域を、友好国イギリスの後押しを受けて、スペインにポルトガル領と認めさせてきた。


f0096068_4293597.jpg 1777年にポルトガルとスペイン間で締結された「サンイルデフォンソ条約」 で、最終的にブラジルのスペイン植民地に対する境界線がほぼ現在の姿になった。

その後もバンデイランテスの活動は続き、1693年には現在のミナス・ジェライス州で金鉱を発見し、これがブラジルの発展のきっかけとなった。しかし、金を求めてやってきた山師たちと、金鉱を発見したサンパウロ市民との対立は悪化し、1708年にはエンボアーバ戦争が勃発。サンパウロは敗れ、ミナス・ジェライス地方の開発権を失った。しかし、サンパウロの開発方向は西へと向かい、ゴイアス州やマトグロッソ州方面の開発拠点となっていった。

尚、南米大陸には、フランス領ギアナ、スリナム、ガイアナ、ベネズエラ、コロンビア、エクアドル、ペルー、ボリビア、パラグアイ、アルゼンチン、ウルグアイ、チリ、ブラジルの13カ国がある。その中でフランス領ギアナ、スリナム、ガイアナ、ブラジル以外の9カ国はスペイン植民地時代の歴史を持っています。

[PR]
by wagahai_tt | 2012-02-08 04:32 | 切手 | Comments(0)
<< ブラジルの切手紹介-12 ブラジルの切手紹介-10 >>