2011年3月4日トメアスー植樹祭

f0096068_7383635.jpg



Asflora3月度第2弾の活動報告を紹介します。

2011年3月4日トメアスー植樹祭

3月3日、ベネビーデスの植樹祭を終え近くで昼食後、日本からの植樹団とAsfloraメンバー合わせて23名は、小型バスと乗用車で、トメアスーに向かいました。
午後4時過ぎ、トメアスー十字路区の墓地に到着、まず移住地先没者、功労者のお墓参りをしています。下の写真は、トメアスーの森林農業の先駆者植樹院釋浄信(俗名 坂口陞)の墓前です。左から山中(Asflora副会長)、宮脇先生、大竹さん(伯国農大会北伯分会)、故坂口さんは農大林学科卒、森を守り、植樹、森つくりに熱心で、トメアスー入植50年を過ぎた2008年に亡くなりました。現トメアスー農協理事長 坂口ワタル氏は、ご子息です。
f0096068_7413897.jpg

午後7時から、トメアスー文化農業振興協会(ACTA、以下 文協)会館に集まり、移民資料館の見学、次いでトメアスーの主だった方々50人が集まり、歓迎夕食会が開かれました。
f0096068_744114.jpg

今回の植樹の準備を仕切ってくれている文協理事の鈴木エルネストさんが、巧みな日伯両語で司会を務め、乙幡(おっぱだ)文協会長の熱烈歓迎の挨拶に始まり、小長野トメアスー農業協同組合(以下 農協)理事、市役所代表(上右写真)、三菱商事CSR環境室長秋田さん挨拶と続き、最後に宮脇先生の挨拶がありました。先生は、長年トメアスーに来てみたいと思っていたのが、今回実現できて嬉しいとされ、アグロフォーレストで多様な作物、樹木を組み合わせていることが、命を守る森つくりとよく噛み合うこと、一緒に多様な植生を持った森つくりに励んでいくことを呼びかけました。そのスピーチが終わると、大勢の日系人の方々が、先生に握手を求めてきていました。
f0096068_7464396.jpg




市長代理ベンテス氏と宮脇先生








翌朝3月4日、朝8時に植樹祭会場に到着すると、もう、学校生徒たちが大勢集まっていました。8時半を過ぎると、もう500人を超えているということで、500人分しか準備していないランチが足らなくなる、文協のエルネストが追加手配に走っていきました。
9時にカスターニャ・ド・パラ(ブラジルナッツの木)の点々とある木陰で、式典が始まりました。
f0096068_7504924.jpg宮脇先生の植樹指導でバクリの苗を支えている子。右側の子はアカプーの大きな苗を持っています。このアカプーの苗は、この日に新井さんが自分で育てた苗を20本持ち寄ってくれた一本です。新井さんは、トメアスーではもう殆ど見られなくなった自然林を自分の土地に保全し、遊歩道もつけて森林保護と啓蒙に尽くしている方です。

  
f0096068_753724.jpg植樹開始です。
宮脇先生は、みんなから写真に入ってと引っ張りだこ。

ブラジリアのJICA代表芳賀所長、大鉱山会社バーレ社の方たちなども参加してくれました。



f0096068_7574713.jpgf0096068_758360.jpg









f0096068_831041.jpgf0096068_835259.jpg









f0096068_87496.jpgf0096068_873197.jpg









f0096068_8125670.jpg
穴堀が遅れてしまい、小さな子二人が手で穴を掘っているシーンに会いました。 小さな手で、とても掘れるものでないのに・・・ この子たちの植えたい一心に感動!
植樹後、バス組は、農協のジュース工場を見学。製品のクプアスーとアサイのジュースを味わいました。それから、小長野さんに案内をお願いして、トメアスーのアグロフォーレスト農場をいくつか見学させてもらいました。
f0096068_819532.jpg

f0096068_8215052.jpg36年を経過した、カカオとブラジルナッツ(レイラさんの両手の実)の木などが組み合わさった農地です。





f0096068_8243140.jpg
f0096068_8245251.jpg








左上、ゴム林とカカオの混植、手を上げてモデルになっているのは、小長野さん。
右上、それを撮影する山田さん、宮脇先生、古川さんも、下層、中層、上層の森の形態になっていました。
f0096068_8293188.jpg

左、4年目と2年目の畑。







トメアスー十字路近くで昼食後、再びガマ河をバルサ(艀)で渡りました。下の写真はガマ河岸ブジャルーの町側でバルサを待っている時のものです。
f0096068_8331544.jpgf0096068_8333630.jpg







 
トメアスーから戻った翌3月5日(土)、ツアーの方たちは午前中市内観光でした。三菱商事の山田さんは、1992年、95年、96年の植樹地を撮影したいということでしたので、私が案内することにしました。宮脇先生も行くと言われ、3人でイコアラシに行きました。
最初に、閉鎖(2008年)後、荒れ果ててしまった元ブラジル永大木材社の守衛詰所に行き、視察許可を貰いました。その際、一人の番人(アナニンデウア在住)が、「ここは素晴らしい森に覆われていて、小川沿いも保存されている。研究者たちがここに来て調査すべきだ」と言いました。宮脇先生にその言葉を伝えると、「ヒトの本能で、命を守る森の素晴らしさを感じているね」との所感でした。このままだと、いつか不法侵入者たちの餌食になりそうで、貴重な森が失われてしまわないかと心配でなりません。
f0096068_836144.jpgf0096068_8364134.jpg



















上の写真は、1991年末に、一番最初、宮脇先生が苗畑の一画に植樹の仕方を指導してくれた場所です。猫の額ほどの所が、すっかり「鎮守の森」に育っていました。
f0096068_8411382.jpgf0096068_8413199.jpg









左上、第一回実験林(92年5月)の林縁部が道路に張り出してきています。右上の写真は、96年実験林内と宮脇先生。私も宮脇先生の年になるまで、まだこの森と同じく20年があります。各地の森がどう育っていくか、とても楽しみです。

ASFLORA-アマゾン森林友の協会 佐藤卓司(文)

[PR]
by wagahai_tt | 2011-03-29 08:44 | Asflora
<< ブラジル紹介:面白い出来事・印... 2011年3月3日ベネビーデス植樹祭 >>