ブラジル紹介:面白い出来事・印象に残る事柄etc.(112)


ブラジルで印象に残った話をまとめてみた。

179.   パウ・ムラット(Pau-mulato) Calycophyllum spruceanum Benth.
アカネ科(Rubiaceae)


パウ・ムラットと言う語意は、黒人と白人との混血で黒人に近い肌の色(ムラッタ)のような木と言う言葉で、樹皮表面は剥離しツルツルした樹肌が、ムラッタのツルツルした肌によく似ていることからそう呼ばれている。
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f0096068_3545049.jpgこの木は湿地帯に自生していて、伐開跡地に稚樹が多数再生する陽樹で、成長は早い。
地元では家具用や建材用に製材したものが取引されている。材色は白手で、乾燥が遅れると黒カビが入り染み模様になる。
衛生状態の悪い田舎では、乳幼児にSapinho というカビ菌による病気が起き易く、この病気は生後6カ月までの乳幼児によく見られ、口内や歯茎が白く爛れる。
この病気は腸内に病害カビ菌が繁殖することが原因で発症し、この地域ではパウ・ムラッタの樹皮を粉末にして 口に含ませると治せるとしている。
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パラ州ベレン市にあるEMBRAPA(ブラジル農牧研究公社)の研究者による最近情報では、この樹皮には、種子の発芽を抑制する成分があるようで、雑草防除への可能性などを今後調べたいと言っている。

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by wagahai_tt | 2011-02-27 04:00 | 薬用樹
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