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ブラジル紹介:面白い出来事・印象に残る事柄etc.(77)


ブラジルで印象に残った話をまとめてみた。

144. アマゾンの恵み:アンジローバ (Andiroba)Carapa guianensis センダン科(Meliaceae)

アンジローバは、樹皮にタンニンが多く、薬用になるが、通常は種子油が薬用や化粧品の原料 などに使用されている。
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この種子は4 月~5 月の雨季の終わりの時期が収穫期で、水で運ばれるので川辺で集めることもできる。
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一粒の種の大きさは結構大きくてこんなものです。
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種子をつぶして練ったものを団子にして、陽に当てないようにして滲み出した油を集めたものが、一番搾りとして透明度も高く酸化していないので品質が良いとされている。

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生産者はこの一番絞りの油をR$15(1,050 円)/ℓ で販売している。室内で油を絞った後は、陽光を直接団子に当てて、温度を上げると更に油が絞れる。しかし酸化度が増すので色は濃くなり、値段はR$10(700 円)/ℓ に落ちる。
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アンジローバの油は、筋肉痛、腰痛時などのマッサージに用いたり、喉の腫れに塗ったり、虫除け、虫刺され、傷、火傷などに効能がある。

ロウソクにアンジローバ油を入れたものは、 マラリヤやデング熱 を媒介する蚊の蚊取り蝋燭として売られている。

最近は、化粧品メーカー(Natura など)がアンジローバ油を原料にした化粧品各種を商品化している。

アンジローバ、あるいはパラカシー等の木の実をプレスで絞ったり、太陽熱利用温室などで効率よく採油したりする簡単な施設を設けて、コミュニティで非木材林産物 として商品化をすることも検討している。

by wagahai_tt | 2010-05-08 06:32 | 薬用樹 | Comments(0)
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