ブラジル紹介:面白い出来事・印象に残る事柄etc.(69)


ブラジルで印象に残った話をまとめてみた。

136. 貧富の差の激しいブラジル、各地に貧困層が住んでいるファベーラ と呼ばれるスラム街がある。
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このスラム街にすら住めない土地なし農民(MST) と呼ばれている人達がいる。
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土地なし農民(MST)の集団が他人の土地に不法侵入して住み始めるインバゾーン は、ブラジル全土で発生している。
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他人の土地をある日突然、勝手に切り開いて、集団でバラック を建てて住み始めるのだが、集団での作業は非常に早く一晩でなんとかバラック集団の町並みになるのも驚きだ。
しかも、生活に必要なライフラインの一つである電気は、1週間以内に電力会社が配線をして、最低限の生活も問題なくできるようになる。
これも人道主義の観点からか、そこに住んでいる人々がいると言う事実があるので、電力会社の対応も早いものです。

地主が警察力を使って彼らを排除するには、時間も金もかかるので、結局泣き寝入りするケースが多いが、MST側も良く調べているもので、何年も固定資産税などを滞納していて、しかも現地に居住していない地主の土地に侵入するケースが多い。
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不法侵入された土地は、数ヵ月後には第三者に転売され、これを数回繰り返した後は、上下水道も完備された立派な住宅地に姿を変える。
その後は資金のある者が数区画を購入して、立派な店を構える事になる。

ここまで来ると市街地区画 された立派な街になるので、州政府も見て見ぬ振りをしていれば予算も使わず、計画もしない市街地化区画ができ上がり、更にこれを容認した市議会議員には票の獲得にも繋がるため双方に有利に働く事になる。

アマゾンのような自然環境の多い地域では、このような街づくりが幾つも見られる。
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この写真も不法侵入した後、数年ないし十数年経過した町並みで、今では立派な居住区になっている。
   
これも国土の広いブラジルならではの事なのであろう、驚きと共に記憶に残る事柄であった。

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by wagahai_tt | 2010-03-29 07:56 | 印象深い事柄 | Comments(0)
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