ブラジル紹介:面白い出来事・印象に残る事柄etc.(67)ブラジル赴任当時の印象に残った話をまとめてみた。 134. 朝8時半にボニートを車でスタート、3時間の旅で南パンタナールのFazenda San Franciscoに到着。 農場敷地は広く15,000haの面積があるようだが、9,000haはPantanal(パンタナール=大湿地帯)で使用不能であり、自然保護地区として保全し、4,000haは水田であり、2,000haは牧場として牛を飼っている。 この農場には11室の宿泊施設があり、我々3人がそれぞれ一室を占有した。 我々3人の部屋の並びに、偶然にも日本人夫妻が投宿していた。 ご夫妻は、南米のアルゼンチン・チリの各国を旅行する予定との事、海外に何度も渡航している様子で、旅慣れたものだ。特に奥さんの印象は、「何でも来い」の感じで、物事に動じないような印象の、すてきなご婦人だった。 昼食後、少し休んで、午後2時半に船でピラニア釣り に出かけた。 農場内を流れる川を遊覧しながら、各ポイントで釣り糸を垂れる。 餌は農場から持参した肉片だ。 ピラニアの食い付きは良いが、なかなか釣れない。小型のピラニアやナマズなどを釣りながら楽しんでいると、1.5mほどのワニ が釣った魚を狙って釣り場に出現。 釣ったピラニアでワニと戯れながら、5時に帰るまで船上で過ごした。 途中保護林に足を踏み入れ、そこで大自然の弱肉強食の世界で、自然の過酷な生存競争の巻殺し を見ることになった。これも大自然の厳しい掟だ。(巻殺しとは、他の樹木に巻き付いて養分を吸い取り、最後には枯らしてしまう状況) 後で分った事だが、3時前後の船上は45度を超えていただろうとの事。 5時過ぎに農場の軒下の温度計が40度を指していた。 その後スコールもあり、地球を冷やしてくれたので、夕方は凌ぎ易くなった。 涼しくなった為か野生のパパガイオも挨拶に出て来た。 夕方の農場からは、夕焼けの中を野鳥が群をなしてねぐらに帰るのを観察。 素晴らしい自然の営みだ。 45度の灼熱 は初めての経験で、ましてや日本から初めて来たM君は堪えることが出来ずにダウン。熱こそ出なかったが、疲れで下痢に悩まされたようだ。 日本人ご夫妻から抗生物質などの薬を頂き、とにかく休んで体調回復を待った。 我々は彼を置いて、夜のサファリに出かけ、夜のカピパラ・ワニ・タテガミ狼・オセロットネコ・アリクイ・フクロウと野生動物を満喫した。 更に翌朝、今度はトラックの荷台に乗り朝のサファリで、農園内の散策に出かけ野鳥を観察した。 昼間のカピパラ家族が川の中でノンビリ過ごしている風景や、野鳥が戯れている光景を楽しんだ。 トラックから降りて自然林の中の遊歩道を散策し、自然を満喫した。 農場のレストランで昼食に食べたアホース・カホテイロ、ご飯をシャルケ(干し肉)の塩分だけで炒めた簡単な食事だが、絶妙な塩加減で、これが美味い。 午後パンタナールを出発しボニートに向かう。 体調を崩してパンタナールを十分楽しむことができなかったM君は、なんとか体力を回復し、ボニートのロッジまでの帰路をこなした。
by wagahai_tt
| 2010-03-21 06:07
| 印象深い事柄
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