ブラジル紹介:面白い出来事・印象に残る事柄etc.(65)


ブラジル赴任当時の印象に残った話をまとめてみた。

132. 南マットグロッソ州の人口は200万人、その州都カンポグランジ市は70万人都市の田舎町です。
f0096068_414820.jpg
   
カンポ・グランジ空港 からボニートまで、一部悪路もある300kmを約4時間掛けて移動。
f0096068_4164866.jpg

カンポ・グランジ(大きな広場)だけあって、 けたたましく広い平野 で地平線まで見渡せる感じだ。

f0096068_4194084.jpgf0096068_4195823.jpg





   



この土地は農場が多く、大豆を植え付けているようだが、この時期は裏作のトゥモロコシの収穫後だった。
f0096068_4233620.jpg

ボニートから170kmの南パンタナールへ向う途中で、 牛追い中のカウボーイ に出会った。

f0096068_4263246.jpgf0096068_4265118.jpg









牛は肩にコブのある痩せた白い牛だ。


f0096068_432363.jpgシュラスコ料理 では、このコブの部分がクッピン と呼ばれて、美味いので人気メニューになっている。





プロの大牧場主は、小規模の牧場から痩せた牛を安く買い入れ、短期間で肥えさせて高く売却する。
痩せた牛を肥えさせるには、 栄養の豊富な牧草 が必要になる。

しかし、地力のない牧場の牧草では、牛を肥えさせるだけの必要な栄養分が不足して、牛も肥えることができない。
更に、 牛1頭当りに必要な牧場面積は1ha(10,000m2) とも言われ、牛の頭数が増加するに従って牧場も広い面積が必要になる。

当初地力のあった広大な面積の牧場も経年と共に地力を失い、牧草も栄養分が減少して牛も肥えなくなってくる。
そこで新たに森林を皆伐し地力のある牧場を確保することになる。
地力のなくなった牧場はそのまま放置され捨てられていき、 荒廃地となる。
大牧場を経営している裕福な牧場主は政治力もあり、新たな土地の調達資金も豊富で土地取得も可能であるが、小規模牧場主には厳しく、牛もなかなか肥えることができなくて、痩せた牛を安く手放すことになる。

長年かけて、大牧場主が資金に物を言わせて、この繰り返しを行う事が、  アマゾン熱帯雨林を破壊している大きな一因 になっている。

[PR]
by wagahai_tt | 2010-03-13 04:46 | 印象深い事柄 | Comments(0)
<< ブラジル紹介:面白い出来事・印... ブラジル紹介:面白い出来事・印... >>