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Asflora 便り 2009年12月4日

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Asfloraから12月度の活動報告が届きましたので紹介します。
12月第一弾のAsflora便り。

Asflora(アマゾン森林友の協会)では、12月4日(金)午前中、本拠地にしているベネビーデス市のAimex種苗センターで、今年最後の環境教育プログラムを実施しました。
この日は、 国名ブラジル の由来になった、 パウ・ブラジル (心材から赤い染料が採れるマメ科の木) 記念日です。 参加したのは、隣町、サンタバルバラ市立農村基礎教育学校Um Sonho a Mais(「もう一つの夢」の意)の生徒たち24名と父兄3名でした。
今回参加した生徒たちの大部分は、Asfloraが森林農業支援を行っている開拓部落の子供たちでした。部落の代表でもある婦人会の会長ジョエルマさんから、要請を受けていたことが実現できました。彼女と家族は、開拓農業者ですが、自然環境と森の大切さを肌で知っている人で、子供たちへの教育にはことさら熱心です。
なお。今回のプログラムは、 緑の募金(真珠のミキモト様が主なスポンサーです)ご助成を得ている、開拓農家への森林農業支援プロジェクト の一環として行いました。
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この開拓地は、エスペジット・リベイロ入植地と呼ばれ、ここの子達と我々Asfloraのタッシアや佐藤はみんなと顔見知りです。 積極的に発言するしっかりした子や、優しくて協力的な子達も多くいます。でも中には、森に入り、森の劇の登場人物が現れると、怯えてしまった子も居ました。 
下左の写真、赤シャツのジョエルマさんの左脇が怯えた子です。
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森の劇の中で植林を始めてから、今までパウ・ブラジルの苗木はありませんでしたが、今回はその記念日として50本のアマゾンの樹種の苗木を代用に一同で植えました。
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上の写真は、参加者名簿に名前を書いている子達です。親たちの中には字が書けない者も多いそうですが、これからの世代はもう大丈夫!

Asflora 便り 2009年12月4日_f0096068_8343139.jpgAsfloraでは、月に2回のペースでこの環境教育プログラムを2009年も実施してきました。
既に学期も終わり、これが今年最後のプログラムとなりました。来年は、また2月過ぎから、新たな生徒たちを受け入れていきたいと考えています。


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今年もAsflora森の劇に参加、応援してくれた方たちに感謝を捧げます。


インタビュー

Asflora 便り 2009年12月4日_f0096068_8382629.jpg生徒名: Aldaize da Silva Brito (アルダイーゼ・ダ・シルバ・ブリット)
質問1 :環境を良くするのに、森の劇は、あなたにとって得るところがあった? どんなことを覚えた?
答え: はい。一緒に劇に参加したことは解りやすかった。森の劇は、私たちのやらなければいけないことを教えていて、正しいことをする責任を自覚させてくれたと思う。

質問2 : 森の劇で教えられたことを、どう日々に生かせると思う?
答え: 実際にできることをやっていきたい。例えば、動物を虐待するようになることはしないようにする。動物たちは、それぞれ自然の中で大切な役割を担っているのだからね。 水も大切にしたい。必要なだけ使うことを心がけていきたい。


Asflora 便り 2009年12月4日_f0096068_8392537.jpg引率者名: Joelma Mendes de Lima (ジョエルマ・メンデス・デ・リマ)
質問1 : Asfloraの環境教育プログラムは、子供たちにとって、或いは貴女にとって有意義でしたか?
答え: 私たちは、その時その時に何かを少しずつ学ぶと思います。今回は大きな収穫が私にはありましたし、子供たちにもあったと思います。 子供たちへの支援をとても感謝しています。このプログラムをぜひ続けていただき、多くの人たちに貢献していって貰いたいと思います。

質問2: 森の劇は環境問題に対する手助けになると思いますか? どんなことが参考になりましたか?
答え: 疑いないことです。特に楽しみながら学べるのがいいことだと思いました。
森の劇は、私にとっても良い勉強になりました。神が与えてくれた自然を、どう保全して生かしていかなければならないかについて、改めて考えさせられるものでした。


Instituto Amigos da Floresta Amazôni
アマゾン森林友の協会
Tássia Bezerra(タッシア・ベゼーラ)
Takushi Sato 佐藤卓司

by wagahai_tt | 2010-01-08 08:41 | Asflora | Comments(0)
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