ブラジル紹介:面白い出来事・印象に残る事柄etc.(35)ブラジル赴任当時の印象に残った話をまとめてみた。 87. ブラジルの「朝食」は「カフェ・ダ・マニャン」と言う。 「Café da Manha(朝のコーヒー)」と言う言葉が「朝食」だ。 さすがに、コーヒーの生産国だけはあると思った言葉だ。 国が違えば「朝食」と言う言葉一つにしても違うものだ。 つくづく国の違いを感じる言葉だった。 当時は毎日コーヒーを何杯も飲んでいた。 ただ、非常に濃く甘いコーヒーだから小さな一口大のカップ(シーカラ)で飲んでいた。 このシーカラは日本のコーヒーカップの3分の1以下の大きさだが現地では、非常に濃くて甘いカフェを飲むので、この大きさが適しているようだ。 日本にも輸入しているブラジル産コーヒーでも、その飲み方はブラジルと日本では大きな違いがあるものだ。 88. アマゾン河の支流ネグロ河 は、大海に匹敵する広さに見える。 このネグロ河に注ぐ細く穏やかな支流の中に、 Casa Flutuante と呼ばれる、浮いている家がある。 この名前の由来は、Flutuanteという非常に軽く水に浮く木材の名前から来ている。 この木材は、アサクと呼ばれる大きくて軽い木の仲間のようだ。 この軽い木材を筏にして、その上に普通の家屋を建てるのであるが、水の中で筏にしているこの軽い木材の耐久力がどんなものなのかは、定かではない。 この浮き家を傍から見る限りは、立派な家だ。 電気は自家発電しながら、テレビを見ているよのであろう、テレビアンテナも取付けていた。 又近隣との連絡は無線によるのであろう、無線のアンテナのような長い支柱が見える。 近所付き合いや買い物などは、ボートに乗って出かけるのだろう、自家用のボートを係留していた。 波があれば揺れる家、流れがあれば流される家、果たして住み心地は如何なものか・・・。 一度住んでみたいと思うが、長続きはしないだろう。 これも印象に残った光景だった。 89. アリアウホテルは、アマゾンの森林の中に建てたタワーホテルだ。 木造のホテルで、20mの木の櫓の上に7階建てのホテルを20ヶ所ほど造り、宿泊客を泊めている。 各タワーを支える土台はクアリクアラと言う非常に堅い丸太を中心に組み上げている。 メインの建物には、1階に受付ロビー、2階は大食堂のあるタワーで、 更に、各種の土産物売り場、バー、宝石店などが軒を並べていた。 このホテルの従業員は総勢150名、ガイド12名、12日間労働で3日休日のシフト制をとっているようだ。 従業員やガイドは敷地の一角に専用のタワーがあり、全員そこで暮らしている。 タワーからタワーへの回廊は縦横に走っていて、この回廊を歩いて目的の場所に行くのだが、注意して標識を見ていないと迷子になりそうだ。 野生の猿が多いホテルで、観光客に食い物を貰ったり、備え付けの餌箱で食べたりと、かなり馴れたもので我々が使う椅子やテーブルでくつろいでいる。 この森には3種類の猿がいるようだが、顔を見せたのは2種類で、セーロとカイラーラだ。 宝石店のウインドーに珍しいものがあったので、女性店員に尋ねたらブラジルの宝石アクアマリン の原石との事。 原生林を利用しながら、自然を満喫させてくれるこのホテル ARIAU AMAZON TOWERS に満足した。
by wagahai_tt
| 2009-08-30 05:26
| 印象深い事柄
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