ブラジル紹介:面白い出来事・印象に残る事柄etc.(32)


ブラジル赴任当時の印象に残った話をまとめてみた。

80.ベレンに着任した時、言葉が分からないので、日系二世の家庭教師をお願いした。
日本に留学経験のある、日伯病院に勤務する女医で、週一回の授業だ。
日本語が非常に堪能なので、授業の半分以上は日本語になったので、ポルトガル語が中々上達しなかった記憶がある。
そんなミキの家族と親しく付き合うようになった。

ミキの実家は、イガラッペ・アスーという田舎の入植地で、巨大なピメンタ(胡椒)農園を経営する日系一世の農家で、成功した裕福な家庭だ。
そんなミキの家族が、正月に我々と友人の家族を農園に招待してくれた。
我々二家族が初めて訪問すると言うことで、農園には近所の日系人数人が集まり、歓迎してくれた。

例によって、カシャーサやビールやウイスキーで乾杯しながら談笑した。
昼食時間になり、別のテーブルに用意されていた巻寿司をみんなで食べることになった。
案内されて別のテーブル行くと、そこに大きな皿に積み上げられた巻寿司 があった。

ただ、巻寿司の具の部分が真っ黒で、何を巻いているのか分らず、一つ皿に取り分けようと手を出したら、一斉に黒いハエが飛立ち、具が現れたではないか・・・。
これには驚いた!!!

「ハエのいない農家は、農家ではない。日本の人は気持ち悪がるが、これが私達の日常です、食べる時に具にレモン(ライム)を掛けて消毒をして食べれば何の問題も無い」と説明され、レモンを絞って食べた。
これが農家の巻寿司だ、味は良かったよ。

その後は、近所の家庭でカラオケ大会をやったが、一般家庭の中に立派なステージ付きのカラオケルームを造っていた。
これにも驚いた!!!   

81.ブラジルの現金輸送車は、装甲車さながらだ。
分厚い鉄板と3cmの防弾ガラスが装備された車の中に4名のメンバーで現金を運んでいる。
一人は運転手で、他の3人は現金警備員だ。
3人の警備員が持つ重装備が凄い、 腰には拳銃手にはライフルやショットガン を持ち警備しながら現金を輸送する。

銀行に現金の運搬を頼むと、彼等の出番となる。
現金輸送車を玄関に横付けし、運んで来た現金を事務所の中の金庫部屋まで持ち込むが、一人は玄関で、一人は事務所の入口でライフルやショットガンを手に警備、一人が現金の入った大きな袋を持って事務所に入って来る。
現金を確認後、受取伝票にサインをすれば終わりとなる。
日本の宅配便と全く同じだ。

こんなに厳重な警備をしている現金輸送車が、 2人組みに襲われた。
ブラジル銀行の郊外の支店に現金を運搬し、その後、我々の従業員用給与の現金を搬入する予定だったが、銀行の支店に到着して輸送車のドアーを開けた瞬間に、拳銃を持った2人組みがいきなり乗り込み、運んでいた現金を奪って逃走した。

我々の現金は速やかに銀行が再手配して、給料遅配にはならなかったが。
こんな経験をするのもブラジルだからであろう。

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by wagahai_tt | 2009-08-16 07:55 | 印象深い事柄 | Comments(0)
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