ブラジル紹介:面白い出来事・印象に残る事柄etc.(26)


ブラジル赴任当時の印象に残った話をまとめてみた。

68. 現地では「テコテコ」 と呼ばれるセスナ機は、 空のタクシー としても活躍している。
f0096068_717505.jpg 各地のメイン空港から地方へ行く場合には非常に便利が良い。車で行けば5時間かかる所を30分で行ける便利さがある。


我々もアマゾン河の中ノ島マラジョ島に行く時は、テコテコをチャーターしたものだ。
このマラジョ島はアマゾンの中ノ島だが、 九州より少し大きい面積なので、場所によっては2時間・3時間とかかるが、我々がよく行くブレベスは、島のこちら側なので1時間程度の飛行で行ける町だ。
ブレベスまで船で行けば一晩かかるが、テコテコだと約1時間で行ける。
行く時は大西洋からの風に乗り45分だが、帰りはアゲインストの風で1時間15分ほどかかる。

この島を飛び越えて、 対岸のマカパまでの川幅は約400kmで、旅客機での飛行は1時間だ。

テコテコをチャーターする時は、 先ずパイロットに落ちた経験があるかどうかを尋ねる。
経験の無いパイロットはチャーターリストから外す。
墜落も初めての時はパニックになるだろう、何度か経験があれば、比較的に冷静になれて、上手く不時着をするだろう。

一度ベレンからマラジョ島のポルト・ジ・モスまで、片道2時間の飛行をした。
チャーターした単発のテコテコのパイロット・ブラボーは、エンジン全開で離陸し、水平飛行に入ったらスロットルを戻すので、急にエンジン音が小さくなり、スピードも落ちる。
小型のテコテコは上空の雲の中に突っ込むと木葉のように揺れるので、雲の切れ目を上手く迂回するように飛行する。

現地の飛行場は、ただの広っぱで、上空から草むらを目掛けて着陸することになる。
右へ急旋回での着陸態勢なので、助手席に座っていると身体が真横になり、外に投げ出されるような感じになる。
テコテコでの着陸時は、ジェットコースターで空中を飛んでいるようなものだ。

f0096068_733475.jpg現地の田舎ではテコテコの燃料給油場が無いので、ポリタンクに燃料をいれて持って行き、 現地でパイロットが翼に乗り、帰りの給油することになる。



これも長閑な光景だ。
こんなテコテコも、単発より双発の方が、多少安心感がある。



70.   同僚がマラジョ島の奥地でマラリアにかかった。
マラリアの被病は、マラリア菌に適した治療が必要だ。

先ず、 どのマラリア菌にやられているかを専門機関で突き止めるのが先決で、その後その菌に適した薬で治療することになる。

薬を誤るといつまで経っても完治せず、持病に発展する場合がある。
それだけに初期の検査と治療が、重要な病気のようだ。
持病になると、日本に帰国した後でも、疲れると突然暴れだし、40度以上の熱にうなされることになる。

ベレンでも、突然ぐったりして、熱を測ると40度以上になっているので、病院に運ぶことになる。

熱帯でもこの熱では寒く感じて、何枚毛布を重ねてもまだ震えている状態だ。

マラリアは予防が出来ないので、誰でも被病する可能性がある。
森林の中で、流れも悪く水の澄んでいる川が危ないようだ。

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by wagahai_tt | 2009-07-23 07:39 | 印象深い事柄 | Comments(0)
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