ブラジル紹介 : 面白い出来事・印象に残る事柄etc.(3)


ブラジル赴任当時の印象に残った話をまとめてみた。


8. ブラジルでの会食は、会場に到着した者から好きな飲み物を注文して、飲みながら他のメンバーの到着を待つのが普通だ。
全員到着後改めて乾杯から始めることになる。
一般的に、現地では集合時間に遅れて揃うが、待つ側も待たせる側もあまり気を使わなくて済むのが良いね。


9.ブラジル銀行 (BANCO DO BRASIL) の副支店長と親しくなりプライベートでの付き合いを始めたら、銀行員の内部的なイベント(クリスマスパーティーなど)などに、プライベートで招待してくれるようになった。
これを契機に支店長以下殆どの行員とも親しくなった。
お返しに我々の社内イベント(約24チームの職場対抗サッカー大会)に招待するようになったことで、お互いの恒例行事のようになっていった。
その銀行支店が、中小・零細農業家向けの農業融資 が捗らず、支店長が頭を悩ませていることを聞いて、この融資が低金利融資なので、早速「我社で借りてやろうか」と話を持ちかけた。
支店長 :「お前の会社は大企業だから無理だよ、それに農業ではないので・・・」
我輩  :「農業ではないが、我々の子会社で植林をやっている会社がある、植林は農業とよく似ているので、その子会社で借りるのはどうだ。他の中小・零細企業ではリスクも大きいだろう」
支店長 :「リスクを考えて今まで実行出来なかったが、本店からは融資実績が上がっていないことを、厳しくつつかれているよ」
我輩  :「我々の子会社への融資なら、担保は親会社の定期預金があるのでリスクは無いだろう。その方が支店長も助かるのでは・・」
支店長 :「そうだなぁ~、本店に許可申請をしてみるよ」
その後、本店の許可を得て融資の実行があった。
我輩  :「この融資資金は他銀行に振り替えるよ」
支店長 :「融資後は自由にしてくれ」
この農業融資は、農業振興融資で貸出し金利が非常に低く、他行に振り替えて高金利で運用し、かなりの利ザヤ を稼ぐことができた。


10.  ブラジル大手のバメリンドス銀行 f0096068_784012.jpg(後にHSBCに吸収される)が、 新規支店 を出店するに当たって、母店長から新支店への預金依頼があった。
この取締役母店長アデミー氏とは以前から親しくしていて、その都度情報交換を行っていた。
母店長 :「今度支店を出すので新規に取引預金をしてくれないか・・?」
我輩  :「どれ程の預金が欲しいのだ」
母店長 :「金額は任すよ。新規店なのでまだ預金残がないのだ」
我輩  :「分った。新規口座を開いてくれ」
母店長 :「新支店長を連れて訪問するよ」
我輩  :「分った。口座開設書類も忘れないように・・・」
その後、新支店に新規口座を開設し、他行から振り替えして5千万円程度の祝儀預金をした。
母店長 :「こんなに高額預金をしてくれるとは思わなかったよ」
我輩  :「開店祝儀だからな、でも必要な時は引き出すよ」
その後、1990年3月のコロール新大統領による預金凍結 が実施された時、市中の現金の流通が極端に少なく、現金不足で1,200人の従業員の給与(現金)支払 にも支障を来たす状況となり、母店長に相談を持ちかけた。
母店長 :「確約は出来ないが、なんとかやってみよう」
母店長が管轄している支店がアマゾン地域に80店舗ほどあり、各支店に連絡して、現金を新規支店に集めるよう指示を出してくれたようだ。
母店長 :「必要な現金が集まったよ」
我輩  :「ありがとう、従業員も会社も助かったよ」
母店長 :「又何かあったら連絡をしてくれ」
その後しばらくして、預金凍結解除になったので、その後は問題にならなかったが、この危機を乗り切れたのは彼のお陰だ。
こんな記憶に残る出来事もあった。

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by wagahai_tt | 2009-04-22 07:09 | 印象深い事柄 | Comments(0)
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